今回は『心を豊かにする100の言葉』から、加藤道子さんと高田宏氏の記述を引用してみたいと思います。
加藤道子さんは2004年亡くなられた女優です。1951年に実施された第1回NHK紅白歌合戦の紅組司会だったので、当時は大変な人気を得ていた人と思います。
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薔薇ノ木ニ薔薇ノ花サク。ナニゴトノ不思議ナケレドー白秋、加藤道子
まるで何事の不思議も無いように、天地の摂理・営みは、私達の眼に見えないところで、瞬時のひまもなく進みつづけているのでしょう。この詩は、摂理・営みのままに生かされ、生きている私たち生物の息吹を伝えてくれます。生きる命を感じさせます。私も何時もこんな風に自然に生きたいと願っています。種々の花々が夫れ夫れに咲いて、光こぼれる美しさを、羨ましく目の前に浮かべながら・・・・・自分の営みを探って
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自然の摂理は、絶対的普遍的なものであり、人間の営みが、人為的なものである限り、成功する場合もあれば、失敗に終わる場合もある。知ってことさらに犯すかどうかということが、重要なのでしょう。
「幸せって何?」.ずいぶん昔の新入社員時代に,北海道の山の中で野を越え山を越え,鉈と大鎌一丁でkmの長さにおよぶ一直線の探査測線の伐採作業に従事したことがある.この時,やせ尾根の上で一人昼の弁当を食べながら見上げた空に浮かぶ雲の流れに,自然の大きさと繰り返し,人間の生きる時間の長さをしみじみ感じた思い出がある.
人間の欲望は限りないが,炊いた釜から昇る湯気,帰った時の暖かい我が家,ささやかだけれども,それだけでも充分幸せを感じることが出来る.戦争はそんなささやかな幸せをも吹き飛ばす利己的な人間の欲望から始まっている.戦前の亡霊のようなアベ政権の時代錯誤の戦争法は論外だ.多くの人々を貧しさの隅に突き落とすような馬鹿なアベノミクスは論外だ.
少しはまともな社会に戻す有効な方法はひとつ.微力だが私達が投票に出かけて馬鹿な政治屋や政党に「NO!」の意思表示をするしかないだろう.人生は一回こっきり.今言わなければいつ言うの?.
孫崎さんの感覚・トーンに,孫崎玲さんの不思議で素晴らしい感受性のそれを感じた.(2016年2月23日)