欧米やアジアのスーパーでも売られるようになり、醤油や味噌、豆腐に続く日本発のグローバル・フードとして認められつつある納豆。今回は、韓国・中国・アメリカ・フランスの納豆事情をご紹介します。
韓国の納豆市場は10年で10倍に
アジア諸国のなかでもとくに、納豆市場が広がりをみせているのが韓国です。2005年から韓国食品メーカーの参入がはじまり、2016年には市場規模が10年前の10倍、なんと24億5千万円に拡大したといいます。
もともと韓国には、納豆に似た大豆発酵食品「チョングッチャン」がありました。しかし、2016年には「チョングッチャン」と比べて、納豆の市場規模のほうが大きくなったとのこと。大人気の日本アニメの影響で、納豆を食べたくなった人も多いそうです。
中国では富裕層が「健康食」として注目
中国では健康に意識が高い富裕層を中心に、納豆が人気を呼んでいるとのこと。以前は納豆そのものよりも、納豆由来の健康成分である「ナットウキナーゼ」のほうが有名で、日本への旅行で“爆買い”する人も多かったとか。
しかし現在では、内陸部のスーパーで中国産の納豆を購入できるほど、納豆の存在が一般的になってきています。中国の情報番組で「日本人の長寿のカギは納豆」と紹介されたこともあり、今後も人気が高まりそうです。
「糸が引かない納豆」がフランスの見本市で評判に
欧米では敬遠されがちだった納豆。その最大の理由は、独特のニオイと糸を引く粘りにありました。
そこで茨城県内の納豆メーカーが連携し、粘りを少なくした納豆「豆乃香」を開発。2016年に、外食産業のプロが集まるリヨンの見本市「Sirha2015」に出品したところ、「混ぜると粒がパラパラほどけ、スプーンでも食べやすい」と大好評だったとか。
とはいえ一般的にはまだ、「日本食は大好きだけど、納豆は苦手」という人が多い様子。フランス人がフランス産大豆を使って作る「ドラゴン納豆」というブランドもありますが、パリ郊外在住の知人が確認したところ、3つで20ユーロ(約2,600円)とかなり高価だったそう。
今後、さらにフランス人好みの納豆の開発が進めば、納豆が一般家庭の食卓に登場する日がくるかもしれません。
ニューヨークでは発酵食とプロバイオティクスが話題に
これまで納豆といえば、冷凍品がほとんどだったというニューヨーク。しかし近年、発酵食とプロバイオティクス(善玉菌)がホットな話題となり、納豆にもブームの兆しがあるといいます。
健康意識の高いニューヨーカーにとっては、丈夫な骨づくりに欠かせないビタミンKが豊富であることも納豆の魅力。気になる粘りを減らそうと、わざわざ洗い流して食べる人もいるのだとか。
とくに評判が高いのが、ブルックリン発の「NYrture」という瓶詰めの納豆です。作っているのは、微生物学者のアン・ヨネタニさんという日系二世の女性。米国東部で最初に納豆を作り始めた会社として注目され、ニューヨークタイムズの取材も受けています。
ニューヨーク在住のカヒミ・カリィさんのレポートによると、ひと瓶11ドルと安くはないものの、「お世辞抜きで本当においしい」とのこと。
欧米ではパンやパスタにかけたり、サラダに入れたりして食べる人が多いという納豆。世界各地で納豆が食され、作られるようになったら、また新たな味わいや食べ方が生まれてきそうです。
※1 そのほかは韓国のキムチ、スペインのオリーブ油、ギリシャのヨーグルト、インドのレンズ豆。
納豆パワーをもっとチェック!
文/田邉愛理、企画・構成/寺田佳織(マイロハス編集部)、image via shutterstock、Photo by Getty Images
花壇にミントを植えると全ての植物を駆逐してミント一強になるのと同じ理由で菌感染症の原因菌も納豆菌が駆逐する。食いすぎると腸内菌のバランスが崩壊して腹下すらしいゾ。過度な摂取じゃなければ大丈夫らしいが
納豆は、+うどん+生卵+だし醤油で超うまいよ。
そもそも、海外のと日本のは菌の種類が違う事をおいておいても、素から殆どヌルヌルしない上に
加熱して菌殺した物をプロバイオティクス食品として見られても微妙だよね。
というかあれを納豆扱いするならみそとか醤油も納豆扱いなんじゃ…
納豆を初めて食べた人はマジ尊敬。
たしか納豆は一日1~2パックが適量なんだっけか それ以上の量を毎日食べると逆にお腹壊すとかなんとかどっかで見た覚えがある ちなみに世界の納豆とか特番あったりするけどアレに出てくる豆の発酵食品の多くは利用する菌が違うから厳密には納豆じゃないぜ そして少なくとも日本の納豆はあのネバネバが本体で豆はオマケなんだよね 連作すると栄養不足で畑が痩せる様に大豆を分解してあのネバネバを作り出すのが納豆菌なんだから豆自体の栄養はむしろ減ってるまであるから洗ったら意味がないってLvじゃないぞい しかし改めて考えると日本ってかなりのゲテモノ文化だよな 納豆もそうだけど発酵食品の殆どは偶然生まれたモノを食ってみた結果だし虫を食ってるしあらゆる草や木の実も食ってるしフグも毒を避けて食う技術があると思えば毒そのものに近い卵巣を額づけにして毒浮きして食べてるし有名なドクテングダケまで毒抜きして食う方法を編み出してるっていう いやマジ日本人あたまおかしい(褒め言葉
納豆は聖徳太子が発見した説があるんだけどそもそも聖徳太子なんて居なかったから改めて日本史の勉強して矛盾点を理解しないとね
和を以て貴しとなすってそういう事だもんね
まぁ日本でも海外の料理を海外の人たちが食べてるようには食べてないわけだし
その国の人たちのすきにすればいいと思うけど
外人が食べてちゃんと消化吸収できるのか?
粘り部分を洗ってから食うって……。立場上「出された物は全部食べる」「美味い不味いを人前で公言しない」
を叩きこまれた先帝陛下ですら、食後に「アレはもういい」と言外に(食べたくない)と意味を含めた
シロモノなんだよなぁ……。
納豆とマグロの赤身は抜群の相性だけど、中トロと合わせたら微妙な味になって、せっかくの高級部位をドブに捨てたことあった。