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  • バレても認めない嘘付きの対処法

    2017-11-20 13:38
    昼間はポカポカ陽気だったのに一気に冷え込んだので、あわてて冬のパジャマを
    引っ張り出しましたが、大丈夫でしたか?
    行政書士の露木幸彦と申します。

    さて、ここからが本題です。


    「どんな手を使っても当選しないといけない!と焦りすぎていました。
    とにかく議員になることは家内のため、息子のためなんだと」

    村山洋平さんはそんなふうに後悔の念を口にしますが、洋平さんは
    3年間、国会議員の秘書をつとめた後、市会議員選挙に立候補したのですが、
    そのせいで政治家生命だけでなく、妻子も失うことになったのです。
    一体、何があったのでしょうか?

    <登場人物>
    村山洋平(41歳)国会議員の秘書(年収600万円)
    村山志保(39歳)パートタイマー(年収80万円)
    村山大輝(15歳)中学生

    このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
    http://ameblo.jp/yukihiko55/





    選挙公示の10か月前、洋平さんは「今度の市議会議員の選挙に出馬したいんだ」と
    妻に相談したそうです。


    妻は「選挙を手伝いたくない」とはっきりと口にしませんでしたが、
    乗り気ではない様子。

    なぜなら、15歳の息子さんがちょうど受験の真っ最中だからです。

    そこで妻は息子さんへの影響を懸念して「お金は大丈夫なの?」と
    聞いてきたのですが、洋平さんは「(金は)そんなにかからないよ。
    20万くらいでやった人もいるし、車も選挙カーを借りるし、
    それにカンパを募るつもりだから。選挙事務所には来なくていいよ。」と
    半ば強引に妻を丸め込んだのです。



    それなのに洋平さんは選挙戦に突入すると、前言をすっかり忘れていたようで
    妻に向かって「(移動用のレンタカーの)車を運転してよ。
    妻なんだから当たり前でしょ?」と頼んだそうで…


    もちろん、妻は選挙を手伝うつもりはなく、
    「免許持ってるんだから自分で運転すればいいじゃない」と
    言い放ったのですが、結局、洋平さんは打ち合わせや演説、
    イベント巡り等で疲れ果てているのに、慣れない車の運転を強いられたので、
    何度も車をぶつけてしまい、選挙活動が終わる頃には傷だらけの状態に。



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    しかし、洋平さんが妻に失望したのは、それだけではありませんでした。

    さらに洋平さんは「中学や高校の名簿を出してよ。
    選挙が始まったら電話するから。特に親しい友達を教えてくれよ。」と
    頼んだのですが、

    妻は「あんた(洋平さん)が(友達)に借りを作れば、私が(友達に)に
    返さないといけないじゃない。昔のクラスメートと今はほとんど付き合いもないし」と
    苦言を呈した上で「好きなようにやっていいけど、私たちを巻き込まないでよね?」と
    無碍に扱われたそうです。





    結局、妻が洋平さんのためにやってくれたのは
    性能の良い拡声器と旗竿等の備品をネットで安く買い揃えたことくらい。

    「田中さん(他の立候補者)が駅前で演説してたよ。大丈夫なの?」と
    最初は心配してくれていたのですが。



    「うちを事務所にするなんて聞いていないわ!
    (息子さんが)ストーカーに遭ったらどうするの?!」

    そんなふうに妻がすごい剣幕でまくし立ててきたのですが、
    妻がたまたま事務所のホームページを見たようで、
    洋平さんが妻に内緒で「選挙事務所が自宅になっていること」
    「自宅の住所が公開されていること」「家族写真が掲載されていること」を
    知られてしまった様子。



    それなのに洋平さんは「子供の写真は小さい頃のだから分からないでしょ!」
    「まだ事務所が見つからないなんだから仕方がないじゃないか!」
    「家を事務所にしたって誰も来ないよ!」と反論したのですが、

    翌日には秘書仲間の40代男性や後援会の70代男性が自宅を次々と訪れたようで
    早々にボロが出てしまった格好。



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    「やっぱり事務所として使っているじゃない!」と
    妻があきれ顔で洋平さんを詰ったのですが、
    それなのに洋平さんはあくまで嘘を認めず、

    「(夫のことを)手伝いに来てくれているんじゃないか?
    ちゃんとお礼を言ったのか?『亭主がいつもお世話になっています』くらい言えよ!
    お前は本当にダメな奴だな!!」と
    逆ギレして乗り切ろうとしたのです。

    (次回に続く)


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  • 「金なしは用なし」リストラ離婚の現実

    2017-11-13 13:44
    突然の台風やミサイル?!に振り回される日々ですが、お変わりないでしょうか?
    行政書士の露木幸彦と申します。


    10月を振り返ってみると最も大きな注目を集めたのは
    何と言っても衆議院選挙の開票結果。


    民進党が解党し、希望の党と立憲民主党、
    そして無所属に分裂したからでしょうか。



    わずか465議席を巡って1,180人も立候補したので、
    最初から立候補者の6割(715人)は落選する「熾烈な椅子取りゲーム」だということは
    最初から決まっていたのですが、私は心配しているのは715人の「家族」の存在です。



    選挙期間中だけ有権者にこびへつらい、駅前では偉そうな能書きを垂れ、
    ドヤ顔のポスターを所狭しと貼って回るような政治家の男だって皆さんと何も変わりません。



    いったん家に帰れば、妻にとっては夫であり、
    息子、娘にとっては父だということは。



    だから夫(父)の当落によって妻子も否応なく振り回されるのですが、
    どんな職業でも例えば、ノルマ未達で職を失う危険と隣り合わせなのだから、
    誰しも「明日は我が身」なのです。



    ある日突然、職を失い、収入が途絶え、路頭に迷う…
    皆さんに馴染みがあるのはプロ野球選手。毎秋に放送される
    「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」という番組の影響でしょうが、
    一方、選挙に落選した男達の「その後」について語られることは少ないのが現状です。



    そこで少しスケールは劣りますが、私のところの相談事例から、
    市議会議員選挙に立候補したせいで人生が狂ってしまった男の悲話を紹介しましょう。



    <登場人物>
    村山洋平(41歳)国会議員の秘書(年収600万円)
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    「『どんな手を使っても当選しないといけない!』
    今思えば、あのとき僕は焦りすぎて空回りしていました。

    とにかく議員になることは家内のため、息子のためなんだと。
    もう僕の政治家生命も終わりです。今回の選挙で何もかも…
    すべてを失いました!」


    そんなふうに後悔の念を口にするのは村山洋平さん(41歳)。
    洋平さんは3年前から国会議員の秘書をつとめていたのですが、
    3年間も丁稚奉公を我慢してきたのは自分が議員になるため。

    そして待ちに待った市議会議員選挙が公示され、
    そして洋平さんは念願の立候補に踏み切ったのです。

    洋平さんはアメリカの大学へ入学し、そのまま大学院へ進み、
    博士課程を修了したエリート中のエリート。

    「自分以外は馬鹿ばっかり」という感じで人を見下している節があり、
    特に家庭内で傍若無人の限りを尽くしてきたのですが、
    いくら外面が良くても有権者に「本当の姿」を見透かされたのでしょうか?

    奮闘むなしく洋平さんは残念ながら、落選の憂き目に遭ったのですが、
    今回の選挙をきっかけに洋平さんの人生は転落の一途を辿っていったのです。





    「議員じゃない僕は用なしってことですか?『離婚してくれ!』だなんて
    血も涙もない奴らですよ。むしろ、こっちから願い下げですよ!」



    投票日の翌日。妻は夫の落選を見届けると、
    躊躇なく三行半を突きつけてきたのです。


    まさに洋平さんが「無職」に成り下がった瞬間ですが、
    だからこそ妻は「(息子の)親権さえ渡してくれれば、何もいらない」と
    養育費を求めてこなかったのです。


    洋平さんはプライドの高さが邪魔をして今までの苦労をねぎらったり、
    過去の悪行を悔い改めたり、「考え直して欲しい」と泣きついたり
    できなかったのでしょう。


    「勝手しろ!馬鹿!!」と強がるのが精いっぱい。



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    洋平さんは落選のショックが癒える暇もなく、妻子を失ったのですが、
    洋平さんが私のところへ相談しに来たのは、
    奈落の底に突き落とされてから半年後のこと。


    私が「何か思い当たる節はありますか?」と尋ねると、
    洋平さんは最初のうち、「敗軍の将は兵を語らず」という感じで口を閉ざしていたのですが、
    しばらくすると「そういえば…」と重い口を開き始めたのです。


    (次回に続く)


    現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
    「男女問題専門家が解決!男と女「別れ」のトラブル」ですが
    おかげ様で2回目が公開されました。

    今回は「夫の不倫別居で家庭崩壊、15年来の愛人の職場で妻が怒りの鉄槌」です。

    男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
    役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

    ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

  • 3年ぶりの新刊(10冊目)発売のお知らせ

    2017-10-25 10:38
    秋の長雨という感じで、雨粒も相まって寒さが身に染みますが、
    体調崩されていないでしょうか?
    先週(10月20日)ですが、おかげ様で新刊を出版することができました。

    露木幸彦の最新刊・「男のけじめ 実例で知る賢い離婚術」(ベストブック)

    基本的には「男性向け」ですが、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
    役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

    ぜひぜひ書店で立ち読みをしたり、
    アマゾン等のネット書店でご購入いただければ嬉しいです。

    詳細はこちら
    https://ameblo.jp/yukihiko55/entry-12321527108.html


    記念すべき10冊目ですが、これほど長きにわたって、
    著作をずっと世に出し続けるのは可能なのは
    皆さんが1冊1冊、ご購入いただいた証です。
    本当にありがとうございます。

    近年の「出版不況」の影響で、なかなか出版社が決まらず、
    前作から3年間もお待たせして申し訳ありませんが
    こうやって報告することができ、3年間、出版に向けた努力を
    続けてきて良かったと思います。