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聖書を読んだことがなくても、多くの人が「ノアの箱舟(はこぶね)」について、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
「ノアの箱舟」は旧約聖書の『創世記』に登場します。神さまは地上に人々が増えて、悪いことばかり行っているので、地上を滅ぼすことにしましたが、ノアは大きな箱舟に入って地上を覆った洪水をまぬがれた、という有名な話ですね。
箱舟について、『創世記』7章に次のような記述があります。
ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、二つずつ箱舟のノアのもとに来た。
私は最初にこの部分を読んだ時、こう思いました。「すべての動物が入るとは、どれだけ大きな舟なのか」、と。
いま、オランダに行けばその答えが分かります。
このくらいの大きさです。
こちらは、オランダの都市ドルトレヒトにある施設、”Ark of NOAH“。幅が約30メートル、高さが23メートル、長さが135メートルと、かなり大きいようですね。
Ark of NOAHは実物大の箱舟で、舟の中ではノアの時代について様々な情報が学べる場所とのこと。絵画の展示やビデオも楽しめるほか、メルウェデ川の景色が楽しめるレストランもあるといいます。
動物の模型も展示されており、その時の雰囲気が感じられそうです。
実際に生きているウサギやリス、小さな馬などの動物が、舟の中にいるんだとか。
屋上にはキリンの模型が見えます。
見どころの多いオランダですが、近くまで行くことがあれば、少し立ち寄ってみると面白いかもしれませんね。
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