3月15日の記事で「映画鑑賞が趣味」と書きましたが、上映期間内であれば、いつでも見られる映画を、どのタイミングで鑑賞するかを決めることは、意外と面倒です。私のように、平日が休日という人間であれば特に……。そうした時にありがたいのが、舞台挨拶です。料金が割高になる場合もありますが、映画とトークイベントの両方を楽しめることはお得です。舞台挨拶は土日に集中しているのですが、まれに平日開催の場合もあります。今回、舞台挨拶を観覧した「君と、徒然」も平日開催でした。

■声優が実写で演技すること

3月11日(月)と3月14日(木)に行われた「君と、徒然」舞台挨拶を観覧しました。「君と、徒然」は1篇15分程度のエピソード3つ、合計42分の短編映画です。11日の登壇者はエピソード2に出演した木戸衣吹さんとましのみさん。14日の登壇者は、エピソード3に出演した五十嵐裕美さんと秦佐和子さんでした。(司会はいずれも寺田晴名さん)

登壇者を見て「おっ、アニメ映画か」と思った方は残念、実写映画です。内容は一言で説明するなら「百合」。3月16日から開催される「百合展20019」でも関連イベントがあるようです。ちなみに脚本は堀江貴大さん。一瞬、ほにゃえもんかと思いましたが、別人でした。


映画「お前ら全員めんどくさい!」に関する記事でも書きましたが、声優だからカメラを前にした演技がへたとか、そういうことは一切ないと思っています。


しかし、アニメのアフレコと実写での演技では勝手が違うようで、その点については木戸衣吹さんが語っていました。木戸衣吹さん曰く、アニメのアフレコに比べると、全く声が出ていない。アニメのアフレコ現場では、もっと腹から大きな声を出して、大げさに演技するようです。

木戸衣吹さんは最初のカメラチェックで、いつも通りに演技をしたところ、長谷川圭佑監督から「もっと自然に演技してください」と指導されたとのこと。結果、木戸衣吹さんは撮影終了後も「やり切った気がしない」と感じたそうですが、後日、映像を見たところ「指示通り演技して良かった」と思ったそうです。そのほか、同じシーンを何回も、別の角度から撮影するため、カメラを地面に置くシーンでは、毎回、同じようにカメラを置かなければいけない。実写の俳優は、動き方の詳細なプランを毎回練っているからすごいと話していました。

■とにかく美人な秦佐和子さん

五十嵐裕美さんと秦佐和子さんが出演したエピソード3は、アドリブが多かったようです。決められたセリフをいう場面と、アドリブの場面では、演技の自然さが全く違うとのこと。また、アドリブの場面は自然に話をしていたため、別角度での撮影では、何を話していたか分からなくなって困ったという裏話をされていました。

また、2人の役どころは、普段の自分たちに近いと話されていました。秦佐和子さんは“重たい”女で、五十嵐裕美さんは重たい女の面倒を見るのが好きな女、といった感じでしょうか。確かに、秦佐和子さんは愛が重たそう(笑)。そして五十嵐裕美さんは、ほかのイベントでも、扱いの面倒そうな女性声優とペアで登壇することが多いような気がします。

それはそうと、秦佐和子さんは美人ですよね。エピソード3の舞台挨拶は後方列からの観覧だったのですが、スクリーンの大画面に映されても、美人なのがすごく分かります。

私は声優が出演するイベントに行くことが趣味なのですが、その中でも、チェキ撮影会やお渡し会、握手会、ハイタッチ会など、声優を間近で見られる機会は、非常に貴重です。これにステージが至近距離のイベントなどを含め、1メートル以内の至近距離で見た中で、最も美人だと思った女性声優が、秦佐和子さんなのです。「VENUS PROJECT」のイベントでハイタッチさせていただいたのですが、マジでレベルが違いました。

AKBとかSKEとか、その手のアイドルについては詳しくないのですが、秦佐和子さんを見て以降「神7」とか、いまならば指原莉乃さんとか、ホント、ものすごい美人なんだろうなと思うようになりました。TVとか写真とかでは見たことありますが、そうしたメディアでは本当の魅力が伝わってこないんですよ。(補正の有無、関係なしに!)

「君と、徒然」のBlu-rayは、百合展2019で先行販売。映画は3月15日から大阪府・梅田ブルク7で上映開始。新宿バルト9の上映期間は3月15日までの予定でしたが、少し延びたようなので、ぜひ鑑賞してみてはどうでしょうか。