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春日太一の木曜邦画劇場 第609回「テンポもキレも良いコメディ演出。洗練された岡本喜八監督デビュー作」『結婚のすべて
コメ0 週刊文春デジタル 2日前
折に触れて本連載でも述べてきたが、今年は岡本喜八監督の生誕百年になる。そこで、今回から年末あたりまで、監督のフィルモグラフィを追う。 まず取り上げるのは、『結婚のすべて』。
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【チケット先行】「月刊 光おにいさんと一緒♪」初のイベント「tea party with leaf」2025/1/25開催!
コメ0 animelo+からのお知らせ 4日前
『 月刊 光おにいさんと一緒♪ ~ tea party with leaf ~ 』 月刊 光おにいさんと一緒♪ 初のイベント「tea party with leaf」開催! 当日はパーティ会場でゲストの佐藤拓也さんとのトークなどをお届けします!イベントの第2部は生配信も!会場チケットは、12月2日(月)昼12時から先行予約受付開始!【日時】 2025年1月25...
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春日太一の木曜邦画劇場 第608回「西田敏行の、野蛮で恐ろしくても奥底に純な心を宿す演技が抜群だ!」『天国の駅』
コメ0 週刊文春デジタル 1週間前
西田敏行が亡くなった。 西田といえば、テレビドラマ『池中玄太80キロ』や映画「釣りバカ日誌」シリーズに代表されるような、ホノボノした人情味あふれる作品を思い浮かべる方も多いだろう。ただ筆者としては、その正反対の役柄を演じた時の西田が好きだった。 たとえば映画『敦煌』の傭兵隊長や大河ドラマ『武田信...
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1/12(日)「ベルガモ男祭り2025」開催!
コメ0 ベルガモTALKS 1週間前
ベルガモ創業祭2日目「ベルガモ男祭り2025」の開催が決定!ベルガモの男性パーソナリティーが大集合!<開催概要>タイトル : ベルガモ男祭り2025開催日時 : 2025年1月12日 日曜日 第1部 開場 14:30 開演 15:00 第2部 開場 18:00 開演 18:30 会 場...
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1/12(日)「ベルガモ男祭り2025」開催決定!
コメ0 ONE TO ONEブロマガ 1週間前
ベルガモ創業祭2日目「ベルガモ男祭り2025」の開催が決定!ベルガモの男性パーソナリティーが大集合!<開催概要>タイトル : ベルガモ男祭り2025開催日時 : 2025年1月12日 日曜日 第1部 開場 14:30 開演 15:00 第2部 開場 18:00 開演 18:30 会 場...
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春日太一の木曜邦画劇場 第607回「洋画の設定+下世話・お下劣。これぞ石井輝男ワールドだ!」『網走番外地 北海篇』
コメ0 週刊文春デジタル 2週間前
今年は日本の娯楽映画史に偉大な足跡を残した二人の映画監督が、生誕百年を迎えた。 それが石井輝男と岡本喜八。いずれも、ハチャメチャに面白い映画を作り続けたエンターテイナーだ。 この二人に共通点がある。 それは、洋画のテイストをかなり直接的に作風の中に盛り込んでいるところだ。若手時代はノワール調の...
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春日太一の木曜邦画劇場 第606回「妖しさと気品が備わる晴明との間の緊張感は、真田が放つ闇が生んだ!」『陰陽師』
コメ0 週刊文春デジタル 3週間前
真田広之はデビュー以来、飽くなき挑戦心をもってさまざまに役柄の幅を広げていった。そして、四十代を迎える二〇〇〇年前後には早くも、その芝居は円熟味すら感じさせるようになっていた。 だがその一方で、日本映画は真田の成長に反比例するように、その質もスケールも、大きく落としていく。そのため一観客、一真...
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春日太一の木曜邦画劇場 第605回「ヒーローから喜劇まで演じる真田は嫌みで軽薄な役まで達者に見せた!」『僕らはみんな
コメ0 週刊文春デジタル 4週間前
前回の『快盗ルビイ』以降、一九八〇年代の終わりから九〇年代の前半にかけての真田広之は、『病院へ行こう』『どっちにするの。』『継承盃』と、コメディ映画に次々と出演、それまでのヒーロー役のイメージを一変させていった。 今回取り上げる『僕らはみんな生きている』もまた、この時期に真田が主演した、傑作コ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第604回「トロくてボンヤリした青年の動きが真田の運動能力で喜劇へ昇華した!」『快盗ルビイ』
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
前回に続き、真田広之のフィルモグラフィを追いかける。『吼えろ鉄拳』の大ヒット以降、真田は若手アクションスターとして大人気を博することになる。しかし、そうして得た「スター」の座に甘んじることはなかった。八〇年代半ばからは、主に現代劇でヒロイックではない等身大の役柄にも挑戦している。 中でも和田誠...
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春日太一の木曜邦画劇場 第603回「若き真田が見せる、チャーミングで美しくて超人的なアクション!」『吼えろ鉄拳』
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
エミー賞受賞を祝し、しばらく真田広之のフィルモグラフィを追ってみたい。 子役から始まった真田の俳優人生は、千葉真一が率いるジャパンアクションクラブ(JAC)での修行を経て、キャリアを重ねていく。そもそも精悍なルックスと類稀な運動神経の持ち主ではある。が、それに甘んじることなく、たゆまぬ厳しい鍛錬と...
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春日太一の木曜邦画劇場 第602回「真田広之、祝・エミー賞受賞。時代劇役者として円熟期の一本!」『助太刀屋助六』
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
真田広之がエミー賞を受賞した。プロデューサーでもある真田は、自身が育った京都から時代劇のスタッフを招いている。それだけ真田は京都の時代劇スタッフたちの力を信頼しているし、またスタッフたちも真田に惚れ込んでいるということだ。実際、真田と仕事をしたことのある京都のベテランスタッフたちと話をすると、...
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小誌記者は見た「よね&轟はこんなに胸アツ」
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
とらつば屈指の“胸アツ”場面だった。九月二十三日放送の第百二十六話。大法廷で「はて?」と口にしたのは、佐田寅子(ともこ/伊藤沙莉〈さいり〉)ではなく、山田よね(土居志央梨〈しおり〉)だ。「いけ、山田」と轟太一(戸塚純貴)が後押しすると、よねは魂の弁論を繰り出した――。
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春日太一の木曜邦画劇場 第601回「“遺体”に用いたメイク技術とは。ヒット映画の裏に職人あり!」『おくりびと』
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
来たる十月一日、拙著新刊『ヒット映画の裏に職人あり!』が小学館新書から刊行されることになった。 これは、近年のヒット映画や話題作、大河ドラマなどで重要な役割を果たすスタッフ十二名へのインタビュー集。その仕事内容に関して、一人ずつ詳細にうかがっている。 正直なところ、新作の邦画に関しては監督・脚...
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【ぼくすま】9/22「僕ん家住まない?今日は友達もやってくる!」開催決定!
コメ0 ベルガモTALKS 2ヶ月前
「草野太一・藤澤奨の僕ん家住まない?」の番組イベントの開催が決定しました!<タイトル>:僕ん家住まない?今日は友達もやってくる!<開催日時>:2024年9月22日 日曜日 第1部 開場 15:00 開演 15:30 第2部 開場 17:30 開演 18:00<会 場>:高円寺StudioK 2階<出 演...
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《『虎に翼』8つの「はて?」》轟役 戸塚純貴が告白「三島由紀夫」と「静香のMV」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
〈#俺たちの轟〉 そんなハッシュタグが生まれたほどの人気キャラクター。男気溢れる人柄で、同性に恋愛感情を抱く。轟太一役を熱演した「戸塚純貴(32)の告白」。
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春日太一の木曜邦画劇場 第600回「重苦しくて新作を避けた少年時代。印象を大きく変えた邦画がこれだ」『大誘拐 RAINBOW
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
おかげさまで、本連載は六百回を迎えることができた。旧作邦画一筋で、これだけ続けられたのは、何より読者の皆様のご愛顧のおかげ。改めて、御礼申し上げたい。 今でこそ、このように邦画を専門にしているが、映画を好きになった頃は苦手だった。一九八〇年代半ばに『グーニーズ』で映画の面白さに目覚めたため、以...
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春日太一の木曜邦画劇場 第599回「無実を証かす社会派映画ではない。怪優だらけの地獄の迷宮のようだ!」『遠い明日』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『遠い明日』を取り上げる。前回の『櫛の火』に続き、田中収プロデューサー&神代(くましろ)辰巳監督による東宝作品だ。そして、またしても「よくこれを東宝で作れたな――」と驚く内容になっている。 幼い頃に死んだと聞かされていた父親が、実は殺人犯として服役中と知った青年・明(三浦友和)が事件のあっ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第598回「日活ロマンポルノ以上の作品を東宝が製作した、これがその背景だ」『櫛の火』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『櫛の火』を取り上げる。一九七五年に神代(くましろ)辰巳監督が撮った作品だ。 この時期の神代監督は日活のロマンポルノで話題作を連発していた。といっても日活と異なり、これは東宝配給作品だ。本来ならば健全な娯楽作品が求められる。 ところが、だ。本作はロマンポルノ級――というより、それ以上の割合...
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【ぼくすま】9/22「僕ん家住まない?今日は友達もやってくる!」開催決定!
コメ0 ベルガモTALKS 2ヶ月前
「草野太一・藤澤奨の僕ん家住まない?」の番組イベントの開催が決定しました!<タイトル>:僕ん家住まない?今日は友達もやってくる!<開催日時>:2024年9月22日 日曜日 第1部 開場 15:00 開演 15:30 第2部 開場 17:30 開演 18:00<会 場>:高円寺StudioK 2階<出 演...
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春日太一の木曜邦画劇場 第597回「佐藤慶の悪はお岩の呪いすらはね除けそうなほど強烈!」『四谷怪談 お岩の亡霊』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
お盆休み前に発売された本誌の合併号で、怪談を扱った映像作品を十五本、紹介した。 ただ、全体のバランスを考えて泣く泣く選から外した作品もある。今回取り上げる『四谷怪談 お岩の亡霊』も、そんな一本だ。
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いまなんつった? 第795回 宮藤官九郎「呼んで欲しいなぁ」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
ドラマ『終りに見た街』の脚本を担当しました。 山田太一先生が1982年に書いた名作ドラマの、2度目のリメイクです。 つーか、どうした宮藤、いくらなんでも働きすぎ。借金でもあるのか。そんな声が聞こえて来そう。1月期と7月期に連続ドラマ、なおかつ間に去年作った配信ドラマが地上波で流れ、秋にスペシャルドラマ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第596回「元海軍の監督と元特攻隊の脚本家。自身の生の感情が生む想いの数々」『人間魚雷回天』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『人間魚雷回天』を取り上げる。前回の『戦艦大和』と同様、新東宝が大蔵貢社長による復古的な戦争映画を作るようになる以前の、反戦メッセージの強い作品だ。 回天とは太平洋戦争中に軍が開発した魚雷だ。だが、それは尋常ならざる兵器だった。 兵が一人で乗り込んで自ら操縦し、敵艦へと突っ込んでいくのだ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第595回「無謀な出撃論、不安を抱える兵。『死』の予感が静かに漂い続ける」『戦艦大和』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
新東宝の戦争映画といえば、前回の『明治天皇と日露大戦争』のような、天皇を軸にした復古調の内容ばかりだという印象を持っている年配の方も少なくないかもしれない。 ただ、それは大蔵貢が社長に就任して自ら企画に携わるようになった一九五六年の『軍神山本元帥と連合艦隊』以降のこと。それ以前は、どちらかとい...
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春日太一の木曜邦画劇場 第594回「天皇を描くというタブーに挑んだ、日本では数少ない戦記映画」『明治天皇と日露大戦争
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
七月から九月上旬まで、大阪の名画座、シネ・ヌーヴォにて新東宝作品の特集上映が開催されている。 せっかくなので、それに合わせて本連載もこの夏は新東宝の戦争映画を紹介していきたい。今回取り上げるのは『明治天皇と日露大戦争』だ。 当時、新東宝はヒット作に恵まれずに危機的な状況にあった。そこで大蔵貢社...
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春日太一の木曜邦画劇場 第593回「怪人の加藤、将門の怨霊よりも強烈な勝新・渋沢栄一の存在感!」『帝都物語』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
新しい一万円札が発行され、世間にも出回るようになった。 ただ、新一万円札を手にして「あれ、渋沢栄一ってこういう顔だったか――」と拍子抜けした人もいるかもしれない。大河ドラマ『青天を衝け』を観ていた人からすると、吉沢亮の「爽やかなイケメン」のイメージがあっただろう。また、一部の映画ファンは、もっと...
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THIS WEEK【芸能】布袋寅泰(62)の「火遊び」を乗り越え 今井美樹(61)返り咲きの“PRIDE”
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
九日放送の「ヒルナンデス!」に歌手の今井美樹(61)が出演。名物コーナー「本音ショッピング」でかっぱ橋道具街を散策した。「母親にもらったという銅鍋の使い方を店員に聞き、カメラに向かって『お母さん使うからね』と笑顔で呼びかけた」(テレビ記者) 宮崎県の電器店を営む一家に生まれた。高校卒業後、CAを目...
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春日太一の木曜邦画劇場 第592回「お馴染みの物語にまさかの仕掛け。橋本忍は近松をも飲み込んでいた!」『女殺し油地獄
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『女殺し油地獄』を取り上げる。 さて、ここで少し近況報告を。拙著『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、先日、授賞式が開催された。この仕事をしていると「これで一区切り」という感覚はなかなか味わえないのだが、ここでは珍しく、そんな達成...
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春日太一の木曜邦画劇場 第591回「情に寄り過ぎない男女の関係を長谷川公之の脚本がタイトに見せる」『孤独の賭け』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
前回まで「陸軍中野学校」シリーズを続けて取り上げる中で、改めて気づいたのは脚本家・長谷川公之によるプロットの見事さだ。その緻密さにより、スパイたちの諜報戦に緊迫感をもたらしていた。 長谷川は警察官出身という珍しい経歴の持ち主で、それを活かして「警視庁物語」などの刑事ドラマを得意としてきた。その...
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春日太一の木曜邦画劇場 第590回「スパイは誰だ? 伝達網はどこだ? シリーズ屈指の極秘諜報戦!」『陸軍中野学校 開
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『陸軍中野学校 開戦前夜』を取り上げる。前回の『雲一号指令』と同じく、市川雷蔵の演じる諜報員・椎名次郎の活躍を描いたシリーズの第五作だ。 時は一九四一年の十一月。タイトルの通り、日米の開戦を目前にした時期である。 椎名が香港で得た情報により、対米交渉の期限を定めた御前会議の内容が連合国側...
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春日太一の木曜邦画劇場 第589回「『時代劇メイク』のない市川雷蔵を見事に活かす現代劇の役柄がある!」『陸軍中野学校
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
市川雷蔵と仕事をしたスタッフや俳優に取材すると、ほぼ必ず出てくる話がある。それは、時代劇のメイクをした際は凜々しく美しい一方で、普段のノーメイクの時は全くの地味な見た目になるというエピソードである。 雷蔵が凄いのは、だからといって現代劇を避けなかったことだ。むしろその特性を存分に活かして、時代...
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春日太一の木曜邦画劇場 第588回「名優たちによる魅力的な登場人物がご都合主義的物語をカバーしていた」『ある殺し屋の
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今回は『ある殺し屋の鍵』を取り上げる。 市川雷蔵が凄腕の殺し屋を演じたシリーズの二作目だが、前作の主人公が表で小料理屋を営む塩沢で、本作は日本舞踊の師匠の新田だったりと、両作に直接の繋がりはない。 今度の新田の標的は、脱税を繰り返す悪徳金融業者の朝倉(内田朝雄)だ。新田はなんなく役目を果たすが...
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春日太一の木曜邦画劇場 第587回「バラエティや『悪役』だけではない中尾彬は卑小な男を演じても抜群だ」『内海の輪』
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
中尾彬といえば、晩年はバラエティ番組への出演が目立っていたが、俳優として多くの方が印象を抱くのは、やはり「悪役」だろう。 貫禄たっぷりの顔とシルエット、野太い声、ギラついた眼差し――全てにおいて押し出しの強さを感じさせ、多くのテレビドラマや時代劇などで主人公たちの前に立ちはだかってきた。ただ、彼...
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春日太一の木曜邦画劇場 第586回「映画美術の第一人者・井川徳道。風情を創出する匠の技に敬服する」『緋牡丹博徒 お竜
コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前
東映京都撮影所を中心に長年にわたって活躍してきた、映画美術の第一人者・井川徳道が亡くなった。 井川は多くの時代劇やヤクザ映画で見事なセットを設計してきた。中村錦之助が主演した「一心太助」シリーズの魚河岸、『十三人の刺客』の要塞化した宿場町、『忍者狩り』のピラミッドを意識したという霊廟、『伊賀忍...
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春日太一の木曜邦画劇場 第585回「銀座本社建設記念の本作は東映時代劇全盛期の象徴だ!」『海賊八幡船(ばはんせん)』
コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前
東映が銀座の本社を移転することになった。跡地は複合的な商業施設になるらしい。 取材や試写で何度もうかがったことがあるのだが、一九六〇年に建てられた本社ビルには、各部屋や試写室はもちろん、廊下や壁や天井や階段、全てが高度経済成長期からそのまま経年した風情がある。昨今の無機質な再開発ビルとは明らか...