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「雌鶏は卵を産み、自信は簡潔さと純粋さを産む」
コメ0 草の根広告社 58ヶ月前
三歳も五ヶ月を過ぎ、娘も身の回りのことがひと通り自分でできるようになった。ところが一度できるとなるとこれが可哀想なもので、今度はできないときに「できるのにどうしてやらないのかな?」と言いたくなってしまう。甘えたいとか面倒くさいとか体調が悪いとか、大人でも二日酔いでサボりたいなんて思うことがあるの...
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「なかよしのおともだちは?」
コメ1 草の根広告社 58ヶ月前
保育園で「仲良しのお友達は?」と質問され、誰もが特定のひとりを答える中、娘が「みんなすき」と答えた途端、他のみんなも「ぼくも!あたしも!」と追従してクラスがひとつになったという話を訊いて、三歳の娘を尊敬しつつも、素直に喜んでばかりもいられなかった。
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「走ることは整えること、そして自分で自分を救うこと」
コメ0 草の根広告社 58ヶ月前
ランニングを始めたのは九歳の冬だっだ。体が弱い自分を変えたくて、寒い朝、ジャージの首元にタオルを巻いて団地の周回を走り始めた。十五分から二十分ぐらいのコースだったと思う。朝靄で先が見えなかったり、野犬に追い掛けられたり、孤独に耐えながら路上を走ることで身心ともに強くなれたんじゃないだろうか。
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「彼女の世界は自分という地球を中心に回り続けている」
コメ0 草の根広告社 59ヶ月前
「ほら見て、ママがあがっていくよ」 降下するエレベーターに乗っていた娘がUFOでも見ているような顔で言った。登場階で手を振る妻の笑顔が小さなガラス窓の向こうに遠のきながら消えていく。3歳の娘はエレベーターが上下移動することを知らなかった。自分が下がっていることに気づいていなかった。それで見送った妻が...
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「愛というのは、互いに相手の顔を眺め合っていることなのではなくて、同じ方向に二人で一緒に眼を向けることなのである
コメ0 草の根広告社 59ヶ月前
ぼくと妻は大きな鏡の前に坐っている娘を後ろから見ていた。鏡に映る娘は神妙な顔をしている。中腰になった美容師さんが髪に櫛を入れている。やさしく、丁寧に、細くて長い髪を解いていく。生まれて以来一度も切ることのなかった後ろ髪は腰の上辺りまであった。娘がこの世界で呼吸し始めてからの歳月そのものだった。...
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金色のラスター彩陶芸は世界の陶芸愛好家の憧憬の的。一時イランでは途絶える。それを人間国宝の故・加藤卓男氏が苦心の
コメ2 孫崎享のつぶやき 59ヶ月前
転載:加藤卓男:ラスター彩の復元に生涯をささげた陶芸家、nippon.com・美濃焼の産地として知られる岐阜県多治見市は、3世紀前に姿を消した伝統陶芸「ペルシャ・ラスター彩」の復興の地。陶芸家の加藤卓男は、20年近くに及ぶ試行錯誤の末、長年の謎だったラスター彩の製法を再現することに成功。現在は息子の加藤幸兵衛...
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「親の心、子知らず」
コメ0 草の根広告社 59ヶ月前
娘を初めて母(つまり、彼女にとっての祖母だ)に預けた。ぼくも妻も仕事で、かつ保育園にも迎えに行けないスケジュールだったので手を借りることにしたのだ。保育園以外では、ぼくか妻のどちらかが傍にいなかったことのない彼女にとっては生まれて初めての試練だった。
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「人はどのようにして字が読めるようになるのだろう」
コメ1 草の根広告社 60ヶ月前
ぼくは今書いている文字をいつどのようにして獲得したのだろう。それを知る機会が訪れた。娘が突然文字を読み始めたのだ。
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「ママはサンタにキスをするのか」
コメ0 草の根広告社 60ヶ月前
物欲を満たすことでしか幸福感を得られない人間は不幸とまでは言わずとも、どこか淋しい気がする。あくまで自身の経験による偏った考えなのだけれど、できれば娘にはそういう人間に育って欲しくないと考えているみたいだ。みたいだ、としたのは「どうやらそうらしい」と薄々気がついただけであって、それを押しつけよ...
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「シャツはズボンの中に入れたほうがいいかな?」 娘にデートの服装アドバイスを求めるお父さん
コメ0 ガジェ通 60ヶ月前
今年の夏場にアメリカで話題となったのが、デートの服装に関して娘にアドバイスを求める父子家庭のお父さんです。https://twitter.com/saville_carliii/status/1147667910334320643「父子家庭の父親との生活...続きを読?
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「シャツはズボンの中に入れたほうがいいかな?」 娘にデートの服装アドバイスを求めるお父さん
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 60ヶ月前
今年の夏場にアメリカで話題となったのが、デートの服装に関して娘にアドバイスを求める父子家庭のお父さんです。https://twitter.com/saville_carliii/status/1147667910334320643「父子家庭の父親との生活...続きを読?
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「ONE TEAM(ワンチーム)」
コメ1 草の根広告社 60ヶ月前
流行り言葉なんて仕事の原稿以外では滅多に使わないけれど、最近はなんだかこの言葉がしっくりくるような日々だ。仕事ではなく、プライベートの話なのが淋しいと言えば淋しいのだけれど、そこは色々なチームに属していてもどこか個人競技のような職業柄、仕方ないのだろう。でも、淋しくはない。むしろたまには淋しさ...
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「家庭内フリーアドレス」
コメ0 草の根広告社 60ヶ月前
ミニマリストなんて言葉が生まれるずっと前からモノがない部屋で暮らしていた。ノマドワーカーなんて言葉が生まれるずっと前からノートパソコンひとつでどこへでも行って仕事をしていた。本は好きだけれど、地震が起きたら雪崩を起こしそうな蔵書に囲まれた書斎に憧れたこともない。いつも身軽で自由でいたい。高校の...
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「時代おくれの男になりたい」
コメ0 草の根広告社 60ヶ月前
若者のファッションが理解できない年齢になってしまった。以前は流行には乗らないまでも「かっこいい」とか「かわいい」と共感することはできた。でも、今度ばかりは違う。理解できない。すなわち1ミリも共感できないということだ。
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「ぼくが存在しなくなった後の世界で」
コメ0 草の根広告社 61ヶ月前
地元の神社で町ぐるみの七五三があった。前夜には町内会主催の縁日があり、翌日にご祈祷が行われた。対象となる町の子供たちがいつも遊んでいる神社を詣でている姿はぼくが想像していた七五三とは違う素朴なものだった。
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「ママ、いちごケーキになあれ」
コメ0 草の根広告社 61ヶ月前
娘の小さな声で目を覚ましたのは明け方のことだった。娘はまだ眠っていた。寝言だった。「ビビデバビデブ」 よくよく聞いてみるとディズニー映画「シンデレラ」に出てくる魔法の呪文だった。3歳児も夢を見るのだろうか。起きているときにぬいぐるみと会話しているぐらいなのに夢と現実の区別なんてついているんだろう...
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「無邪気過ぎるその影の中に」
コメ0 草の根広告社 61ヶ月前
日溜まりの公園で子供たちが鬼ごっこをしている。娘もいずれその輪の中に入っていくのだろうか。そんな親の目線で改めて見ると誰もが当たり前のようにやっている遊びが子供たちにイジメの種を植え付けているようにも思えた。考え過ぎだろうか。疲れているのだろうか。それとも病的とも思えるようなコンプライアンスチ...
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「日が暮れても彼女と歩いていた」
コメ0 草の根広告社 61ヶ月前
すっかり日が暮れるのが早くなった。17時過ぎに保育園を出る娘は園舎を出るやいなや足を止めて夕空を見上げる。そして、ほんの数秒で月を見つけ「おつきさまあったよ」と教えてくれる。
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「『ねないこだれだ』という絵本で子供を寝かしつけてしまうことの危うさ」
コメ0 草の根広告社 62ヶ月前
せなけいこさんの『ねないこだれだ』という絵本がある。読んだことはなかったが、ロングセラーなだけあってタイトルだけはどこかで目にしていたのだろう。先日、娘がなかなか寝なかったときにちょっと怖い声で「ねないこだれだ?」と言ったら、見たこともないくらい震え上がり、しまいにはお泣きしながら布団に入って...