転載:加藤卓男:ラスター彩の復元に生涯をささげた陶芸家、nippon.com

・美濃焼の産地として知られる岐阜県多治見市は、3世紀前に姿を消した伝統陶芸「ペルシャ・ラスター彩」の復興の地。陶芸家の加藤卓男は、20年近くに及ぶ試行錯誤の末、長年の謎だったラスター彩の製法を再現することに成功。現在は息子の加藤幸兵衛が父の遺志を継ぎ、イランの関係者と密接に協力。

300年前に途絶えてしまった古代ペルシャの陶芸技法が現代の日本で再興、陶芸家の加藤卓男(19172005年)が幻の陶器と呼ばれるラスター彩をよみがえらせたのは奇跡に近いこと。

・卓男は20年にわたる試練の時を経て、この壮大な試みを実現。ラスター彩復元の手がかりを解明し、その成果は息子の加藤幸兵衛へ。

・ラスター彩は9世紀のメソポタミアで誕生、西アジア全域に広まり、同地域の陶磁器芸術の頂点。ラスター彩の特徴である神秘的なきらめき、金を