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▼長田先生に勧めた本
みなさん、こんにちは
和田です。
昨晩は、長田淳司先生との経済投資番組、
『株式投資虎の穴』の放送をしました。
その長田さんが、
なんだか渡部昇一に興味をもったようで、
「和田さんのおすすめ本を教えて下さい」
と言われました。
私は、学生時代に衝撃を受けた
『腐敗の時代』を勧めました。
経済的な考えにおいて、私に圧倒的な
影響があった本だからです。
イギリスを「南海泡沫」から守ったウォルポールや
汚職政治といわれた田沼意次についての記載が、
それに当たります。
私が習ってきた日本史の教科書では、
江戸の三大改革は正しく、
田沼意次は腐敗の権化で悪人でした。
田沼のあとの清潔な政治を行った、
教養ある松平定信を評価してきたのが
学校の歴史の授業です。
ところが渡部先生は「腐敗の時代」で
この真逆の評価を試みているのです。
私は衝撃を受けると同時に、非常に納得しました。
その中身を紹介すると長くなるので割愛します。
しかし、私はこの日本独自の行き過ぎた清貧思想や、
正義の名のもとに「財産権」を侵害する
狂った嫉妬心を憎んでいます。
(自分が貧乏学生の時からそう思っています)
この江戸の改革思想は、現代の問題、
これまでの日本の問題に、
ことごとく出てきます。
これはあのバブル期に土田正顕銀行局長が
なんの権限もなく出した、
「総量規制」の通達と同じです。
あれで日本バブル経済は
吹っ飛びました。
土田正顕も今回の財務官僚たちも
責任は絶対に取りません。
土田は東証のトップとなり、栄達しました。
汚職をやった大物政治家のあとに、
小粒でクリーンな何もできない小魚政治家が
首相になるパターンもよくあります。
いったん火がつくと炎上、
いわゆる「キャンセル・カルチャー」も
日本でよく作用します。
(↑これについては今夜やります)
先日も財務省の官僚が勝手な法的権限も根拠もない
西村大臣が、
酒屋規制、金融規制をさせようとしてました。
最終的には陳謝して撤回しましたが、
これはまさに手法としては日本伝統の
松平定信らのやった
「文化殺しの改革」(今回は未遂)です。
日本の去年(2020年度)のGDPは
-4.6%です。
米・英・中は回復していますが、
日本のGDPは今年も苦戦するでしょう。
それよりも気になったことがあります。
昨年度2020年の税収は過去最高(60.8兆円)だったことです。
全体のGDP減の中で、過去最大の税収を上げてしまうのは、
どう考えても取り過ぎで、日本政府は民間から絞り上げ過ぎです。
結局、そうしてかっさらったカネは
設備投資などに回りませんから、
政府はさっさと減税すべきなのです。
しかし、このニュースを
「格差が開いたからもっと取れ」
というのが
お上を信じるマスコミの論調で、
必ず格差問題に発展します。
渡部先生がハイエクと縁があったのも理解できます。
まったく通づる考えがあったのです。
「腐敗の時代」には、綺麗事で規制を
かけようとするお上に注意せよ。
耳障りのよい平等方針は寛容さを殺してないか?
自由を制限する嫉妬心や文化殺しの改革が
はびこってないか?
そう訴えています。
今でもこの本の世界観が私の中にあったので、
長田さんに勧めたのです。
私は読んだ本から、
たくさんの「戦略の階層」がつくれました。
これをやると長く頭の中で作用します。
勝手に渡部昇一レーダーで物事を見ることができました。
(あくまで、勝手にです)
あなたの生きる上での世界観を作った本を開いて、
内容を落とし込む!
その世界観を達成する人生戦略を考えてみませんか?
戦略の階層はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
今夜は奥山先生とのアメリカ通信です。
キャンセルカルチャーについても議題です。
Youtube
(前半)→ https://youtu.be/PG9cfPHtbRg
(後半)→ https://youtu.be/-_p8MdR821I
ニコ生→ https://live.nicovideo.jp/watch/lv332558113
OPENREC→ https://www.openrec.tv/live/ov82l23o2rw
(和田 憲治:https://twitter.com/media_otb )
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THE STANDARD JOURNAL アメリカ通信
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