そのエッセンスは有斐閣アルマの教科書『企業論』に凝縮されています。
その序論にて。
企業というものがどのように捉えられ、研究されてきたのか、について歴史を俯瞰されている。
19世紀は、①社会に財やサービスを提供する機関としての役割・機能分析と、②株式会社という仕組み・制度について分析考察が軸。
20世紀には、事業組織が大規模化するに伴い、③組織としての側面が深く探求されるようになる。また、単に労働を行い、財・サービスを生み出すという以上に、人はその組織の中で生きていくのであるから、④家ーコミュニティとしての企業という視座も生まれてくる。
そして21世紀には、ふたたび組織はオープンシステムとして