水戸浩先生。「イエの論理」で著名な水戸公先生の御子息でいらっしゃるのかな?ちょっとわからないですが、なんにせよ水戸公先生が築き上げた「企業論」(企業とは何か、を探求する学問)を引き継ぎ、論理を発展させた方です。

そのエッセンスは有斐閣アルマの教科書『企業論』に凝縮されています。

その序論にて。

企業というものがどのように捉えられ、研究されてきたのか、について歴史を俯瞰されている。

19世紀は、①社会に財やサービスを提供する機関としての役割・機能分析と、②株式会社という仕組み・制度について分析考察が軸。

20世紀には、事業組織が大規模化するに伴い、③組織としての側面が深く探求されるようになる。また、単に労働を行い、財・サービスを生み出すという以上に、人はその組織の中で生きていくのであるから、④家ーコミュニティとしての企業という視座も生まれてくる。

そして21世紀には、ふたたび組織はオープンシステムとして