第8号 2012.10.9発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・
小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、
AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)
「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、
漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと
紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの
人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに
生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書による
よしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。
(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※今週の「ゴー宣」は大論文!!安倍晋三支援者たちの正体、そして
安倍氏が総理時代に残した数々の禍根を徹底的に暴く!
※単なる可愛い子ちゃんの集団ソングではない!「今週のAKB48」は
アイドルソングの概念を超えた、AKB48の楽曲の凄みを論じる!
※「おぼっちゃまくん人生相談」は怒濤の3悶回答!「父は娘に
『恋愛禁止ルール』を設けるべきか?」「泥酔すると危険な領域に
入り込む自分はどうすればいい!?」「女性と付き合うと
『そんな人とは思わなかった』と言われてしまう自分にアドバイスを!」
さぁ、おぼっちゃまくんは迷える子羊たちにどんな答えを示したのか!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第9回「言うだけ番長の亡国連合を叩け!」
2. 今週の一品・7品目「コーヒーフロート」
3. 今週のAKB48・第9回「シリアスな歌の凄み」
4. おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~
第9悶&第10悶&第11悶
5. よしりん漫画宝庫・第8回「『異能戦士』②『80年代』との格闘」
6. Q&Aコーナー
7. 今週のよしりん・第8回「よしりんを憂鬱にさせること」
8. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
9. 読者から寄せられた感想・ご要望など
10. 編集後記
第9回「言うだけ番長の亡国連合を叩け!」
「ネトウヨなんかを相手にしなくていい」という意見は半分納得
できるんだが、もう半分は肯んじない。
まず単純にこう考えられないだろうか?
電車の中で騒いでる人がいたら、注意するのが基本的な大人の常識で
あると。
ネトウヨはノイジー・マイノリティ(五月蠅い輩だが、あくまで少数者)
である。だが世間は無関心な大人が多すぎるからこそ、その「行動する」
騒音は存外効果を発揮する場合もあると警戒しておいた方がいい。
そして、今やネトウヨは右派言論と共振し、あろうことか自民党の議員
にも一定の影響を与える存在になっている。
例えば、片山さつきや西田昌司や稲田朋美や安倍晋三など、ネトウヨ
との共闘が疑われる政治家は多い。
現に自民党の総裁選では、ネトウヨが安倍晋三を強力に支援し、石破茂
陣営に「なぜ石破氏を支持するのか?」と詰め寄る電話攻勢をかけたり、
石破氏を誹謗する怪文書まで流して、石破氏の選挙活動を妨害した。
そして安倍総裁が決まったときには、自民党本部に集結したネトウヨが
歓声を上げ、その声に応えて安倍の側近が出てきて感謝したという。
ネトウヨは自民党タカ派議員のサポーターである。
ネトウヨを批判するのも、自民党を批判するのも、自称保守論客を批判
するのも、もはや同じことだ。
今や自称保守派の言論人は、ネトウヨとほとんど同レベルにまで劣化
しているのだから。
櫻井よしこが理事長を務める「原発ブラボー団」こと公益財団法人
「国家基本問題研究会(国基研)」が10月2日付で「提言」を発表して
いる。
9月23日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに載った野田首相
のインタビュー記事中に、慰安婦を「Sex slaves(性奴隷)」と説明
する記述があるのに、なぜ訂正を求めないのか、直ちに削除を求めるべき
だというのだ。
おいおい、抗議する相手が違うだろう。
国際的に「慰安婦」とは「性奴隷」であると
いう認識を定着させたのは、お前らの大好きな
安倍晋三ではないか!!
コメント
コメントを書く「ライジングの読者コメントが面白い」の中で僕のコメントが取り上げられていたのを読んで、驚きました。同時に本当に嬉しかったです。毎回岸端さんに返信して頂くだけでも嬉しいのに、ましてや小林先生に楽しんで頂けたなんてとても光栄です。
実は一昔前、SAPIOの欄外で応援レターも1度取り上げて頂いた事もあります。その時以上に嬉しいです。毎回、読者の皆様の質の高いコメントを読ませて頂くたびに、自分だったらここまで書けないな、まだまだだなと思いながら書かせてもらってました。
それでも自分がライジングやゴー宣、AKBの事で感じた事を、背伸びせずに正直に書こうと心がけています。嬉しさと同時に、今後は下手な事は書けないな、というプレッシャーも感じています。繰り返しになりますが、小林先生本当にありがとうございました。
話は変わりますが、ライジングや「ゴー宣暫」を読んでみて、安倍晋三に関して的確な分析が出来ているのは、小林先生だけだと思いました。右は安倍なら日本は戦後レジームから脱却させてくれると信じており、左は日本は右傾化すると相変わらず主張している。安倍政権の時期、いつ日本は戦後レジームから脱却し、右傾化したのでしょうか。その前に安倍晋三の何を知っているのでしょうか。安倍の事を知らない連中が、勝手に騒いでいるだけというのが本質だと思います。
最後になりますが、昨日AKBのオールナイトニッポンを聴いていたら、小林先生の推しメン・みおりんが出ていました。結構可愛い声してました。顔も可愛いし、先生が推しメンにしたくなる理由わかる気がします。あとはぱるるが、いきなり歌いだしたりする場面もありました。先生は聴きましたか?
あと先生の影響で加藤玲奈も好きになりました。いずれはぱるると共にAKBを支えてくれるのではないかと思っています。あと、れなっちは前田敦子と同じ誕生日7月10日なので、AKBのセンターになる運命にあるのかなと感じさせます。
こんばんワイン。
金曜の生放送、途中5分途切れたの、ぼくもびっくりしました。
ブログでトッキーさんも言っていたけど、入力ミスだったんですね。
トッキーさん連日UPで疲れていたのかな?
大丈夫ですよ。これでライジング購読やめるわ、と言う人は、「そこまでの」人でしょうから。
ぼくは「そこ」より先に進んで、小林先生の話、もっと聴きたいから、
先生のメッセージを受信すべく、アンテナを張っていきたいです。
「わしはあきらめた」の真意。も、もちろん見抜いてましたよ!ええ!バッチリっすよ!!よしりん先生ニヒリズムに陥らないで~とか全然思っていないんで、大丈夫です!(滝汗)
しかし、今回の件で自分はゴー宣を通してでないと、皇室にしろ原発にしろTPPにしろ、それらの社会問題が自分にどんな影響をもたらすのかまるで分からないし、よしりん先生が取り扱わなければ関心すら示さないのでは・・・ということに気づき愕然としました。麻生元総理ではないのですが「僕はよしりん先生に頼りすぎた。」という気持ちになりました。
なので、「よしりんに、きいてみよっ!」を毎週欠かさずチェックし、ライジングと併せて、新聞を読むだけで社会と自分との関係が一瞬で理解できるような大人になるぞ!!と思いました。
また、よしりん先生の'狂気'と木蘭さんの'凶気'が交わることで何が生まれるのか!?それも楽しみにしています!
今週は生放送に加えて、ゴー宣道場もありご多忙と思いますが、お体に気をつけて頑張って下さい!
こんにちは!
みなぼん推しのアッシュです!
みなぼん編集長!返信ありがとうございます。
もちろんさしこのCD予約しました!Type-Cを(笑)!
でも残念な事に、仕事の都合で発売日に購入出来ません(泣)無念ぶぁい…。
今回のゴー宣を読んで、トッキーのツイッターで批判ばっかりしているネトウヨに反論しましたが、実際相手にしてみると本当に厄介という事が分かりました。
どんどん論点が変わる上に、へつらい野郎だのキチ〇イだの、オウム野郎だの色々言われました(笑)
よしりんがゴー宣やブログで発言した事を間違いの無いようにツイートしても揚げ足取りで、全く話しにならない上にロクに解答もしてこなかったので、最後にブロックしてしまいました。
プロフィールを読むと、自衛隊や少年工科学校等に興味があると書かれていたので、自衛官として複雑な気持ちになりました(笑)
愚痴っぽくなってすみません。
トッキーもこの様な方々に絡まれて本当に大変だと思います(確かに馬鹿が釣れて面白い部分はありますが…)。
偏った知識と中傷、まがい物の愛国心だけの中身の無い人間にペコペコ頭下げる大人は本当にみっともないと思います。
もっと成熟した大人が出て来ないと、日本人の評価が地の底まで堕ちてしまうでしょう。
そうならない為にも、常識と叱る事が必要だと心から思いました。
ちょっと熱くなってしまったので、AKBでクールダウン(笑)
シリアスな歌の凄みに衝撃を受けました。
名曲風は吹いている!
聞けば聞く度に、この歌の本気が伝わって来ます。
また、軽蔑した愛情からはイラストの様な具体的な光景を想像出来るくらい生々しい歌詞で、本当にシリアスの凄みとしか言い表せません。
AKB48には、まだまだ知らない名曲があり、自分がオタとして未熟だと痛感させられます。
過去のライジングの記事にしてもまだまだ知らなかった事、忘れていた事が山ほどありました。
将来漫画家を目指す者、表現者としてもっと勉強しなければならない事に気付かされます。
今回のコメントも長くなり、一部見苦しい記述もあり申し訳ありません。
これからの小林よしのりライジングは、敷居を下げ、多くの人が見れる様にするとおっしゃってましたので、さらにコメントの数も当然多くなるでしょう。
みなぼん編集長がレスポンス出来るのも限界があると思いますので、これからはみなぼん編集長が思わずレスポンスしたくなる様なコメントを書ける様になりたいと思います。
それでは、火曜日の更新楽しみに待っています。
安倍の病気の件で、作家の塩野七生氏が指導者の条件として「健康」を挙げていたことを思い出しました。「死なないこと」という文脈だったかもしれませんが、ほぼ同じ意味でしょう。その彼のやらかしたことを改めて認識して、絶望的な気分になります。
「風は吹いている」はすごい曲ですよね。歌詞を見て泣いたなんて、阿久悠氏の「宇宙戦艦ヤマト」の二番以来です。歌い出しから情景が目に浮かび、絶望のさなか神頼みではない祈りが歌われ、二番で希望と「傍観者にはならない」という決意、あるいは警告が放たれ、最後に「瓦礫」という単語がさりげなく放り込まれ、何を歌った曲なのか明らかにされている。「瓦礫」なんて普通は使いにくいのではないでしょうか。
「RIVER」は私個人に語りかけてくれますが、「風は吹いている」は日本に向けて歌われている、そんな曲だと思います。
ギリギリになってしまいました。
みなぼんさん、今週は生放送あり、ゴー宣道場ありで編集作業お疲れ様です。
安倍氏とネトウヨにはどちらも潜在的な反日思想を持っているという共通点があるので、シンパシーを感じて共闘するのは必然なのかなと考えています。
日本には親米サヨクか親中サヨクしかいないんでしょうね。
アンチって本当に楽ですよね。ただ反対してればいいんだから。
これが冷戦下のような資本主義対社会主義の二項対立だったら、アンチにも意味はあったかもしれないけど、すでにそれだけで対応できない状況になっているということは常に意識していなければと思っています。
AKB の歌の歌詞のことは意識していませんでした。歌を聴いていると曲のほうが入ってきて歌詞について、その意味を考えることって少ないですけど、先生のご指摘の通り、深刻な内容になっていますね。
それを考えると、余計に引き込まれていくような、、
ウケるものには理由がある
やっぱりいいものはいいし(AKB)、ダメなものはダメ(原発)と感じる感覚が必要ですよね。
みなぼん編集長無理しないでね。別にVol.9の発行が遅れたぐらいで金返せとか言わないから。短期間しっかり休んだ方が結果的に影響は少ない事も多々あります。私も先月無理したばっかりに、1ヶ月近く風邪が抜けず未だ本調子じゃありません。遅くなりましたが、先日はブログでよしりん先生からレスポンスを頂き超感激しました。これはハマるわなぁ。でも残念ですがハグもチューも遠慮させていただきます。みなぼんなら風邪気味でも大歓迎ですが、おっさんとチューする趣味は持ち合わせておりませんので。皆様お身体ご自愛下さい。
今週も楽しく読めました。ありがとうございました。
また、お忙しいところ、ギターの質問に答えてくださり恐縮です。
Martinうらやま鹿~です!!
今回も、レスポンスかましてよかですか?
今回のゴー宣読んで思ったのは、
総理大臣が変わるたびに、『第何代内閣総理大臣 〇〇〇〇』っていう本を、
誰か出してくれないかな~と思いました。
その総理やその内閣の功罪や当時のイメージや批評などを、
多角的に分析・評論した決定版的な書籍があればなーと。
政治家が亡くなった後で特集が組まれたりしますが、
所詮テレビや新聞や雑誌やラジオじゃ、短くって多くを語れないですし、
亡くなると悪く言えないもんです。
おそらくよしりん先生が安倍元総理の在任中の罪を書いてくれなければ、
誰もそこまでの認識に辿り着かなかったんじゃないでしょうか?
(こういう事はこれに限らず、ゴー宣でよくある事ですが。
ゴー宣が終わった後の事を考えると、日本が心配です。マジ。)
いや、よしりん先生でさえ一度安倍氏の再起に期待してしまった事を考えれば、
『内閣総理大臣』本の重要性を考えずにいられません。
誰かシッカリした人が、創刊してくれないかなぁ・・・。
でも偏った人が作っても駄目なんだよなぁ・・・。
よしりん先生は、『昭和天皇論』作りましたもんね!
『風は吹いている』名曲ですよね。CD-Rに入れて、
エレクトロばっか聴いてる親友にあげました(笑)。
556さんに同意です。
「瓦礫」にはビックリしましたよねー。
「傍観者にはならない」には涙が出ました。
『Beginner』の歌詞も好きです。
この曲、テレビでよく流れた1番より、2番3番の歌詞の方が
イイんですよね。
『軽蔑していた愛情』って、そういう意味だったんですか。
たしかシングルでしたよね?すごい。
タイトルの意味が分からなかったので、チェックしてなかった。
聴いてみよう。
自分も「HaKaTa百貨店」初回観ましたが、アレどうも信じられません。
アレは、全員、足つぼマッサージやったんですよ。
で、最後に、一人だけやってた事にしたんです。
じゃないと、あんなリアクション、出来ます??
マジで泣いてたじゃないですか、だって。
あれがホントなら、自分も最後に泣いてた子と同じ、
メンバー不信になります(^^;
さっしーの司会の意外な上手さにも驚きましたが。全然ヘタってない。
あと、Ryu.Cさん、同意見です。道場ブログ、過去のも検索しやすくしてほしいですし、
可能なら書籍化も。
あと、エディさん、自分も料理人のはしくれでして、
客単価に見合う以上の「労力」を使う、一皿例え500円で有ってもそれ以上の付加価値を出すのは腕、
激しく同意です。やってる人間しか分からない事ですよね。
あ、最後にみなぼん編集長、細かい事だけど、
『新刊&スケジュール情報』の「連載スケジュール」のとこ、
2回続けて「ゴーマニズム戦前」になってるから、指摘しとくよ。
SAPIOも月刊になったから、「〇月号」でイイんじゃない?
SAPIOを買うのが月一になったから、その分のお金でライジング購読してると
思えばイイよね。
あ、書き忘れた。
よしりん先生、
次の総選挙は、優子に10票、みおりんに10票、
後は、好きな子に1票ずつ入れればいいんじゃないかと思いますよ。