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職業倫理を持たぬ人たち
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職業倫理を持たぬ人たち

2018-04-12 01:00
     

    文芸春秋5月号に「自殺・財務省職員父親の手記」という記事が載っている。
    「息子は改ざんを許せなかった」とあるので、これを読みたくて買った。

    ところがこの記事に対して遺族が抗議しているというのだ。
    この手記を父親が書いていないと言っている。
    父親は文春記者に息子を亡くした思いを話したが、「手記」として載るとは聞いていなかったという。

    なんだよ、それは。
    インタビューに答えたものを「手記」として載せていいのかよ。
    ライターが「盛って」書いてる可能性もあるから、信憑性に疑問が生まれるじゃないか。
    月刊文春も週刊文春も、「手記」と題された文章の信憑性はかなり疑わしい。

    「手記」の方が生々しく感じるから売れるのだろうが、「手記」じゃないものを「手記」としてまとめると、インタビューよりライターが操作できるので危険である。

    最近のライターのレベルは酷くて、インタビューにせよ、対談・鼎談のまとめにせよ、すごくヘタクソで、テープ起こしのまんまだったりする。
    あとで修正に手間がかかるから、わしはインタビューにも対談にもできれば応じたくない。
    文章化されるときに、全然納得できないのだ。
    みんな職業倫理というものを持ってないんだろうな。

     

     

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