巴里に着くまでの機内でフランス革命の流れをほぼ理解した。
大衆の秩序だった蜂起が、暴発してテロルを招く危険性は
最近の自称保守、ネット右翼らのデモブームにも
内包されている。
基本的にデモをする連中の心性は
保守ではなくて左翼なんだと思うに至る。
だが最近の愛国デモは平和に胡座をかいた
私的娯楽としてのデモ、自分探しのデモだからカスである。
フランス革命の大衆の時代背景には、同情を禁じえない。
ブルジョワだが大衆と組むロベスピエールの立場には
大いに共感してしまう。
明治維新はブルジョアの未成熟を武士がカバーしたが、
下級武士が知識と武力を両方持っていたのが幸いした。
自称保守の愛国デモ愛好家たちが自らを幕末の志士に
例えるのが、いかに滑稽か、いつか描いてやりたい。
機内でわしは2食しか摂らず、2食目はスープのみだったが、
みなぼんは3食摂ったという。
巴里に着いてもまだ夕方で、
ホテルが用意してくれたシャンパンを開けてチョコを食った。
すると腹が減ってきたので、外出してビストロで食事。
みなぼんは4食目だからすごい。
たまたま入った庶民派のビストロでも、なかなかいける。
メニューが難しくてカンで選ぶしかないが、
期待通りのものが出てきて安心した。