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(号外 2016.2.29発行)

ゴーマニズム宣言
「中国人の爆買いに媚びを売る自虐的『おもてなし』を止めろ!」

 爆買い目当てにやってくる中国人なんかを有難がる連中の気が知れない。
 先日、わしは銀座で映画を見たあとに目薬を買おうと薬局に入ったら、店内はものすごい数の中国人がたかっていてワーワー大声で話しており、商品を見ることもできない状態だった。
 この混雑が引いたら選ぼうと思ったのだが、いつになるやら全くわからず、呆然とするしかなかった。
 たまたまその時は、店員が気づいて何が必要ですかと声をかけてきて選んでくれたが、もう銀座では中国人爆買い客のせいで、目薬ひとつ自分では選ぶことができないのだ。
 京都では、祇園の道端に座り込んでいたり、舞妓さんの通り道をわざとふさいで写メ撮ったり、舞妓さんに直接触ってきたり、傍若無人の振る舞いをしている。
 清水寺の参道なんかは原宿の竹下通りのように人波に埋め尽くされている。しかもカワイイ女の子の竹下通りではなくて、中国人のダサイ恰好をした集団が、一切マナーも守らずにうじゃうじゃ食い歩きをしているのだから、雰囲気がぶち壊しである。
 こんなことがいつまで続くのか知らないが、京都では増加した観光客のためにホテルが足りないからと、建築物の高さの規制緩和まで検討している。
 中国人を特別待遇するために、せかっくの京都の観光資源をぶち壊しにしようというのだから、がっかりだ。
 
 そんなわけでわしは2月20日に『外国人観光客は目障りだ』と題したブログを書いた。
 そうしたら、案の定たちまち「炎上」となって、ありとあらゆる罵詈雑言が飛んできた。
 あのブログは偽善者をあぶり出すための「引っ掛け」である。
 ちゃんと「誰もが排外主義だと思われたくなくて、ヒューマニストを気取り、爆買いが嬉しいなあと、商売人でもないくせに歓迎するふりをしているが、本気なのか?」という問いも入れておいたのだが、それでも予想通り「入れ食い」でホイホイと釣れたわけだ。
 まとめサイトも複数作られているが、わしの読者が批判に的確に反論しているサイトがなかなかおもしろい。
 この炎上の分析は、その中で読者の人たちがやってくれているので紹介しておこう。
炎上しているようで、ざっと大別すると
「差別だ!差別的だ!差別扇情的だ!」
「景観など知らん!目先の金だ!」
「よしりんのバカ!もう知らない!」
の三種類しかないな。中でも三つ目が一番多い。(シャキヌさん)

小林よしのりの外国人観光客への(真っ当な)批判に対し、主にリベラルから「差別だ!彼らはお金を落とす大事なお客様だ!」と反応が出ているようだ。アホかと。風情を守るという観念がないリベラルに、安倍が進めるグローバル経済を批判する資格は無い。(尻毛屋さん)

小林先生の「目障り」発言に反発してる人たちは絶対に外国旅行に行って欲しくないですね。どんなマナー悪かろうが景観壊れようが、俺たち日本人は金を落とすのだからいいじゃないか、目障りなどと言うな、それは排外主義だ!という、一番手のつけられないタイプですよ。(海風さん)

たぶん観光客の件でよしりんに反発した左翼は、ほぼ間違いなく移民政策にも賛成するんだろうな。
それが新自由主義の政策だと頭で解っていても、賛成する自分を止められないのが左翼。
反国家で地球市民的なイメージに逆らえない体質じゃ反対しようがない。(海風さん)

 そもそも、「爆買い客」目当ての日本人の対応は異様だと感じている人は、わしだけではない。