お名前は記憶にないが,「NHK職員対象のNHK不祥事を考えるシンポジュウム」のことは記憶にある。どのような解決をしたか覚えていないが、圧力に潰されたことを、本ご投稿で理解した。

トピック的な事件は、小泉政権、小池百合子環境大臣の時、「環境省の随意契約報道」があり、総元締めの財務省でも問題になり、報道したNHKにも飛び火した事件ではないでしょうか、小泉政権は随意契約原則廃止を打ち出したのではなかったか。

問題の捉え方鋭いのであるが、勤務先NHKの内部構造問題であるとき、問題点を把握できる立場にあって、問題を共有できる仲間で議論をしようとするだけでなく、田原氏などNHK批判の先頭を走っている人を司会に持ってこようというのが、マスコミ公開が伴い,NHK上層部批判に相当するとみられたのでしょう。

現役時代に孫崎さんが遭遇された逆境とも重なるところが多い方との印象です。
実際、かなり波長が合うのではないでしょうか。

> 不祥事を生む体質を変革することなど、上層部で真剣に考えている人はほとんどいなかったと思う。

日本の大組織は何時でも何処でも昔からこればかり。旧日本軍のまんま。カルト教団と言ってもいい。それをドイツがやった徹底的な総括の如く根絶することこそが、戦後日本が再スタートする上で本来 不可欠だったハズだ。そうでなければ社会が民主化しようがないからだ。しかし、係る軍隊上層部の残党が米国へのケツ舐めヘーコラと引換えに、そのまま日本の支配層に居座り続けて今に至っている。

> 過去に例のない、あまりにも強圧的な対応であり、要は“徹底したシンポジウム潰し”だった。

まさに今のアベ一味のヤリ口と瓜二つ。
ピタゴラスの時代、「直角二等辺三角形の斜辺は整数比で表せない」－この発見者は異端者として海に沈められたという。ＮＨＫも大方の職員は末端まで「異端視」する側に洗脳されているのだろう。
原発、被災地、憲法－そういう問題を仲間内で話しただけで海に沈められてしまう恐ろしい国だ。
立岩氏を守ろうとする上司、同僚もなく、最後に勝つのは悪（組織）。これでは職場や学校等でのイジメが後を絶たないのも当然だ。
青色ＬＥＤの中村教授も裁判で敗れた際、日本の司法は善悪でなく、お家（会社組織）を守ることが判断基準。江戸時代から全く進歩なしでないか－と日本に見切りを付けておられた。「日本食は好きだから、時々は戻ってきますよ」と。

NHKの予算は、全会一致あるいはほぼ全会一致で毎年国会成立します。
これの意味するところは、与野党ともにNHK内部にあしがかりがあり、NHKからの情報を利用し、NHKがつくり国民に提供される番組に影響をそれぞれ与えているということに、わたしには見えます。

そういう文脈においてみると、立岩氏の造反も、しょせんは、名前の出ている森達也氏などに近い勢力とエビジョンイルが属する勢力との、内部的な派閥抗争にしかみえません。勝手にやってろって感じですね。

テレビ受信機を設置したらNHKと契約しなければならないというおかしな制度のもとに、立岩氏もまた、高給を食んできたのです。

根本的にNHKを問うているのは、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏ではないでしょうか。すでに地方議会レベルでは議員を輩出しており、国政進出も時間の問題だとおもいます。