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豊洲:建物下空間大気、国指針の最大7倍の水銀検出、ベンジン等基準越えに「飲んだり魚を洗ったりしないので、基準を超えても問題ない」と報じた朝日今度は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影響があるものと解するべきではない」
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豊洲:建物下空間大気、国指針の最大7倍の水銀検出、ベンジン等基準越えに「飲んだり魚を洗ったりしないので、基準を超えても問題ない」と報じた朝日今度は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影響があるものと解するべきではない」

2016-10-16 06:49
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A事実関係

1015日朝日報道

東京都の豊洲市場(江東区)の主な建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で15日、8年ぶりに設置された都の専門家会議の初会合があり、建物下の空間の大気から、国指針の最大7倍の水銀が検出されたことが報告。同会議は、健康被害の危険はないとみているが、測定を続けて原因を調べる。

水銀は、指針値の1立方メートルあたり0・04マイクログラムに対し、2施設で同0・044~0・28マイクログラムを検出。最大で7倍。

 指針値は「健康リスクの低減」を目的に国が示す指標で、事業者の排出抑制目標などに用いられる。2003年に環境省の審議会は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影響があるものと解するべきではない」とした。

B:評価

 朝日はまた、環境問題で危険を過小評価する記事を書いた。

 2003年に環境省の審議会は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影

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購入当時の記憶に立ち戻るべきでしょう。売却には東京ガスは食品を扱う市場として使うのが分かっているから強く反対したことを思い出してみるべきでしょう。

東京ガスの抵抗が強く、石原元知事があらゆる人脈を使って、東京ガスに売却を余儀なくさせた事実は、石原氏の力で押し通した権力の誇示であった。石原氏のこのごり押しがなければ、今回の職員の体たらくは発生しなかったといえる。石原氏の責任は、この強引な土地購入に起因していることは明らかである。

東京ガスがなぜ売却に抵抗したかといえば、使用していた薬品類が分かってしまうのが怖かったのであるが、盛り土によって危険が緩和されると思っていたのに、空洞場所があり盛り土がなく、しみ込んだ薬品が直に湧き出てくることになる。東京ガスの見解を伺うべきでしょう。このような現実を直視せず、専門家として問題ないような発言をする浦野氏の技術者としての用心深さの欠如は、権力に迎合する汚い根性から出ているものでしょう。

No.1 91ヶ月前

水銀検出でただちに想起させられるのは水俣病です。今になっても水俣病事件は完全終結に至っていません。事件が発生したとき状況証拠が無数に提示されても企業と当局は罪を認めようとしなかった。そして、熊本大学の医学部が猫で水俣病を再現するのに成功しても東京大学がそれを認めなかった。とても恥ずかしいことです。

豊洲事件は水俣病事件とは成り立ち、生い立ち、経過の点で違いますが、本質は同じです。両事件とも生態系や病理に関連するものです。厳しく対処すべき事柄です。

豊洲事件の許せないことは手続き上のミスがあって構築物が出来上がった。法社会は手続きに始まって手続きに終わると言われるほど手続きは最も崇高な、侵してはならない権威なわけですよ。これだけでも元の現状に復帰させることが法治社会の常識ではないでしょうか。そこに、環境基準を超える有害物質が検出されたというのだから、白紙に戻すことが当然でしょう。この期に至って、直ちに健康に被害がないとか、水を使わないなら大丈夫だとか賢人ぶる発言はいただけません。

小池知事は本事件の扱いに失敗しました。このままだと朝日新聞やいろいろの権威が「大丈夫」だと囃し立て論点が曖昧になり悪人の全てが免罪されるという日本の悪弊が再現されるでしょう。

No.2 91ヶ月前

 シアン化合物が基準を超えても「人の健康に影響はない」とか,水銀が指針値の7倍検出されても「健康に影響が出る数値ではない」のだとしたら,そもそも環境基準値など不要だし,土壌汚染対策法の縛りなんてのも不要の話になりかねない.もしかしたらその場で即死をしない限り,直ちに影響は無いなんて退けられてしまうのではないのか?.何か東電福島原発事故の放射線被曝線量値のように,当初基準の「1mSv」の値が不都合になると,「20mSv」で問題なし「100mSv」でも大丈夫の議論と似て来ている.

 この汚染の値が民間の土壌汚染浄化現場であれば,行政・専門家会議は浄化後の検出値が基準値を超えた場合「大丈夫問題なし」と許可OKを出してくれるであろうか.そんな事はない.僅かでも数値が基準値を超えれば「NO!.再浄化やり直し」の答えを行政は出さざるを得ない筈だ.身内だと甘い基準がまかり通るのが常識なのであればそれこそが問題だ.もっともそれが東京伏魔殿?行政伏魔殿なの?.

 それにしても,どうして大気中の「水銀」濃度測定が分析項目に入ったのだろうか?.現場の土壌中や地下水中にあらかじめ「水銀」の汚染検出があったとか,強く疑われていたとかでなければ普通は分析項目に入らない筈だ.もともと土壌中に水銀汚染があってそれが地下水中に溶出し,空気中に揮発したと考えるのが一番自然だろう.構造物のコンクリートや砕石が原因とは当たり前だが到底考えられない.

 専門家会議の動画や記事を見る限りでは,水銀の出所を思案しているようなので,これまで2年間のモニタリングをして来た観測井の地下水分析項目に「水銀」の分析項目が抜けているような印象も受ける.モニタリング観測井の地下水に「水銀」分析項目に入っているの?.入っていなければそもそもこれまで地下水分析結果で「水銀」が検出される筈はないよね.

 ちなみに,「水銀及びその化合物」の土壌溶出量基準・地下水基準は「水銀が0.0005mg/L以下、かつ、アルキル水銀が検出されないこと」となっている.

 専門家会議の平田座長,専門家会議が提言した「盛土」対策を全く無視され,反古にされて馬鹿にされたのだから,ルール違反は駄目だと少しは怒ってくれ.伏魔殿の悪知恵を後追い追認するような甘い事はしないで欲しい.でないと東京伏魔殿の悪玉とグルの共犯関係と見られてしまうよ.豊洲は土壌汚染対策法の策定時に予め対象除外してあるから法的に問題なし,安全安心だなんて結論に誘導しないでもらいたい.(2016年10月16日)

 日経BPに掲載された「細野 透」氏の下記の記事が興味深い.
    http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/sj/15/150245/092000052/?i_cid=LfTop

No.3 91ヶ月前
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