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それでも米中は必ず衝突する|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
ーー 最近のアメリカの対外政策はシリア問題に見られるように極めて消極的です。オバマ政権の外交政策をどのように見ていますか。奥山::これはアメリカでよく言われていることですが、アメリカ国民がオバマを大統領に選んだのは、外交政策に期待したからではありません。国民が彼に求めているのは、停滞したアメリカ...
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(お知らせ号) おくやまさんが(遂に)生放送をっ!?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
管理人です。今回は、お知らせ号として、これから、おくやまさんが登場するメディア等の情報をお伝え致します。
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クリミアの国民投票でロシアが勝ったシンプルな理由|THE STANDARD JOURNAL
コメ1 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
クリミアは無事(?)にロシアに「復帰」することになったわけですが、これは、私がの前回、前々回とお話してきた「バランス・オブ・パワー」の観点からの分析と話が違いませんか?という疑問が出てきます。ここで復習しておきますが、前回まで私はクリミア国内の人種構成に以下のようなパワーの序列があることを述べて...
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世界は「プロパカンダ」で動いている|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
今回、日本人が最も学ぶべきこの「プロパガンダ」をCD教材として作り上げました。国際社会は<ウソ>で満ちあふれていることを実感して頂き、同時にそのウソを見抜くようになって頂きたい。さらに、生臭い政治ネタだけに終わらず、個人として、これを取り入れて「実践」して頂くために、本編後半では「セルフプロパガン...
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今、現実にクリミアで展開されている「リアリズム」|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
今回も、リアルタイムで状況が動いているウクライナ情勢に関する話をしたいと思います。前回の配信後に、この分析に加えるべき新しい動きが出てきましたので、これを踏まえた上で、さらに分析を進めてみようと思っております。
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「謎の武装集団(笑)」で「 divid and rule 」!?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
ロシアの動きが非常に勉強になるものでしたので、これについて簡単に分析してみます。「バランス・オブ・パワー(Balance of Power)」という概念は、多少なりとも国際政治を学んだことのある方でしたら、聞いたことがあるかもしれません。この概念は「リアリズム」の理論では極めて重要なものでして、国家の大きな動き...
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「地政学」は"使える"学問である。|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
ふたたびウクライナ情勢についてです。今回はとくに地政学、とりわけ地理的な観点から、ロシアにとってのウクライナの重要性というものを考えてみたいと思います。世界で初めて「地政学的な観点」からグローバルな世界戦略というものを提唱したのは、アメリカの海軍史家のアルフレッド・セイヤー・マハンだと言われてお...
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困った時は「やるやる詐欺」をカマせっ!?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
安倍さんとしては北方領土問題を解決したいがためにプーチンさんに強くは出られません。しかも最近は、ソチオリンピックの開会式に出た時に個人的にプーチンさんに大歓待されております。ただし西洋的な価値観を共有した同盟国、アメリカ側の言い分もよくわかる。なので、この際に経済制裁などに協力することによって、...
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ウクライナ問題を「地政学」的に考えてみた|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 130ヶ月前
ソチオリンピックが一段落して(といってもパラリンピックはこれから開催ですが)、いきなりウクライナ情勢が大変なことになっておりますので、これについて地政学の見地から簡単な分析を。現在のウクライナの状況については、すでにメディアなどで色々な分析がされておりますので、細かいことについては、今回はあえて...
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"もっと相手に迷惑をかけましょう"という戦略!?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
今後の国際社会・国際政治の世界では、実際の戦闘行為を伴った戦争はもちろんなくなることはありません。そして、それに匹敵するレベルで、いわゆる「情報戦」、「プロパガンダ戦争」のウェイトが上がることも間違いありません。この「プロパガンダ戦争」において、日本がサバイバルしてゆくことを考えたとき、これまで...
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ロバート・カプランの中国分析、5つのポイント|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
前回まで数回にわたって、「バックパッシング」というリアリズムの理論に基づく概念を解説してみましたが、この「リアリズム」の理論とともに、「地政学」という学問も、同様に我々に多くの示唆を与えてくれます。読者の皆さんも、この「地政学」という言葉、目にする機会が、最近、多くなってきたと思われないでしょう...
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日米中を例に具体的に「バック・パッシング」を考えてみた。|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
前回は「バック・パッシング」という大国が頻繁に使う戦略について述べてみましたが、今回も引き続きこれについて書いてみたいと思います。この「バックパッシング」というのは、一体どのような場合に行われるのでしょうか?私が翻訳したミアシャイマーの『大国政治の悲劇』では、単なる「バック・パッシング」の歴史上...
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「面倒な事は他国にやらせろ!」という「バック・パッシング」の論理。|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
前回は、日本を代表する国防・安全保障の専門家である森本敏元防衛大臣の提唱する「オフショア・バランス」という概念について簡単に論じてみました。私は森本氏が「日本が自ら中国にぶつけられるような提案をしているように見られる」という可能性を指摘したわけですが、その時に「バック・パッシング」という概念につ...
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森本敏氏の「オフショア・バランス」論はカン違い?!|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
おくやまです。さて、以前から気になっていた森本敏氏の「オフショア・バランス」論について一言。森本敏氏と言えば、自衛隊出身ながら外務省に行って外交官になり、拓大教授を長年つとめ、なおかつ民主党野田政権では防衛大臣もつとめた「安全保障・防衛・国際政治・外交問題のスペシャリスト」であります。私自身も彼...
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安部首相のダボス会議での発言について|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
詰まるところ、いつもの結論になってしまいますが、現在の国際社会において一番重要なのは「戦略の階層」の一番上の位置する「世界観」のレイヤーの発想です。現代における戦いは、もちろん、実際の戦闘行為というものもありますが、それよりも、致命的な影響を与えるのは、イメージやブランド、それに正統性(レジティ...
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原発問題はエネルギー安全保障の問題です。|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
都知事選まっただ中ですね。争点を「原発推進か廃止か、即廃止か」にしようとしている候補がいます。原発推進か、廃止かは高度な知識と哲学的要素もあり、有権者は知識では判断がつかず、結局、感情で判断するんじゃないでしょうか?ただ、非常に恐ろしいことが起きています。
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マッカーサーの作戦における「累積戦略と順次戦略」|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 131ヶ月前
私はいまから七年ほど前に、J.C.ワイリーという米海軍の軍人の書いた『戦略論の原点』という本を訳して出版しております。私自身も今でもたまに読み返すことがあるのですが、本当に短い本にもかかわらず、一切無駄なことの書いていない、エッセンスに満ち溢れたスルメのような本だと実感しております。その内容を簡単に...
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着々と進む中国のプロパカンダ|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 132ヶ月前
ということで、この中国大使は以上のような四つの点を強調するような議論を組み立ていたわけですが、いずれもかなり怪しい、いわば「プロパガンダ」と呼べるようなものでしょう。このブロマガがテーマとしていることは、「地政学」「リアリズム」「プロパカンダ」の正確な理解、ということですが、この「プロパカンダ」...
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「二重の封じ込め」:靖国参拝問題に関するNYT紙論説から読み解く|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 132ヶ月前
おくやまです。先月の中国の防空識別圏から今回の安部首相の靖国参拝まで、日本の同盟国であるはずのアメリカの対応について不信感を抱いている人がいるかもしれませんが、これについて少し書いてみます。まずは安部首相の靖国参拝についてですが、さっそくNYタイムズ紙が社説で批判をしております。ただしこの批判の仕...
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「未来の地政学」を知って下さい。|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 132ヶ月前
今回、「地政学講座の第10回、未来の地政学だけ」を特別に販売することに決めました。なぜ、第10回だけか?それは、第10回のテーマが「未来の地政学」だからです。ここだけでも学んでもらいたいというつもりで、特別に単品化しました。価格はお求めやすい8,400円です。
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中国の「ハッタリ」と米国の「火遊び」には「リアリズム」で対抗せよ|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
私がここで言いたいのは、やはり、「リアリズム」ということです。アメリカは自国民の利益を最大限に考えた「ビジネス」として日本を中国にぶつけておきたいと考えているフシがあり、それ以上でもそれ以下でもないということなのです。そして、北京上層部は、アメリカなどの反応を見て「圧力で押し切れば乗りきれる」と...
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対馬・津軽・宗谷の3海峡の地政学的意味|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
以前奥山さんが、「北極の氷が消えていて、これによって世界の地図が様変わりしてきた。」とブログに書いたことがありましたが、このトピックは、世界にもたらす影響だけでなく、日本の経済、防衛上も重要な点が多いのです。この問題は、地球が温暖化しているかどうかの議論でなく、また、海面が上昇しているかどうかの...
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尖閣問題の「地政学的」意味とは?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
今年6月、鳩山由紀夫元首相が香港のテレビ局『フェニックステレビ』から取材を受け、尖閣諸島問題について「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と発言していたことが判明し問題になっていました。TVや新聞でも一時は、「日本と中国が領有を主張する尖閣列島」などど紹介していた時代から比較すると、...
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アメリカと中国は必ず激突する!?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
前回まで、北京の環球時報(共産党直属の中国メディア)の記者を相手に北京で行われたこのインタビューの要約を掲載しましたが、この総括として、私がここにコメントや解説をつけてポイントをまとめてみました。まず、ミアシャイマー教授は、『大国政治の悲劇』の最後の章で、自分が提唱する国際政治の理論である「攻撃...
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中国が"平和的に"台頭することはない。(3/3)|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
ジョン・ミアシャイマー(John Mearsheimer)はシカゴ大学教授であり、中国では『大国政治の悲劇』によってその名が知られている人物だ。その本の中で、ミアシャイマーは自身のアナーキーな世界秩序をベースとした悲観的な見方から、中国の台頭は最終的に「非平和的」になると予測している。彼の本は2001年に出たの...
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中国が"平和的に"台頭することはない。(2/3)|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
ジョン・ミアシャイマー(John Mearsheimer)はシカゴ大学教授であり、中国では『大国政治の悲劇』によってその名が知られている人物だ。その本の中で、ミアシャイマーは自身のアナーキーな世界秩序をベースとした悲観的な見方から、中国の台頭は最終的に「非平和的」になると予測している。彼の本は2001年に出たの...
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中国が"平和的に"台頭することはない。(1/3)|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
ジョン・ミアシャイマー(John Mearsheimer)はシカゴ大学教授であり、中国では『大国政治の悲劇』によってその名が知られている人物だ。その本の中で、ミアシャイマーは自身のアナーキーな世界秩序をベースとした悲観的な見方から、中国の台頭は最終的に「非平和的」になると予測している。彼の本は2001年に出たの...
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イデオロギー対決議論はもうやめませんか?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
より多くに人と共に、学問・学派としての「リアリズム」を学び、共に真の「リアリスト」を目指したい・・・そんな想いのもとに、リアリスト学派の中でも、現代最高峰と言っても過言ではないシカゴ大学のジョン・J・ミアシャイマー教授の強力な理論をじっくり、きっちり解説しました。
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日本はアメリカに梯子を外されたのか?|THE STANDARD JOURNAL
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 133ヶ月前
先週から日本での安全保障・戦略面におけるトップニュースは、11月23日に中国が行った、一方的な「防空識別圏」の設置宣言についてのものでした。北京政府がこれをなぜこれを行ったのかについては、すでにメディアで様々な憶測や分析がなされているので、ここではあえてやりませんが、私が個人的に感じたのは、「い...
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「自立」と「孤立」は違う。
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 134ヶ月前
管理人です。少し前から始めております、動画の配信ですが、皆様ご覧になって頂けましたでしょうか?これまでのニコニコ動画CHに加えて、YoutubeでもCHを作りました。https://www.youtube.com/user/TheStandardJournal こちらにはまだ動画は公開しておりませんが、随時、Youtubeも活用して、皆様に情報を発信してゆこう...
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"グローバル化"のベースは「シーパワー」|奥山真司の地政学講座|SJ
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 134ヶ月前
おくやまです。今回は、私が専攻している「古典地政学」について、少々刺激的なお話をしたいと思います。それは「マッキンダーは間違えている」ということです。マッキンダーって誰?と思った方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明しますと、
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なぜ中国は周りに迷惑をかけるのか?|奥山真司の地政学講座|SJ
コメ51 THE STANDARD JOURNAL 134ヶ月前
前回は「テクノロジーがいくら発展してもクラウゼヴィッツの「摩擦」という概念が未来永劫、決して有用性を失わないのは、そこに「人間」という要素が必ず絡んでくるからだ」というバリー・ワッツの主張を紹介しつつ、「結局のところ、あらゆる戦略において重要になってくるのは人間である、人間という要素を忘れてはな...
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「人間」を知ることの重要性|奥山真司の地政学講座|SJ
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 134ヶ月前
われわれはどうも新しいテクノロジーや技術というものに目を奪われがちですが、どうもものごとの本質はそこにはないんじゃないでしょうか。カギはあくまでも「人間」なのであって、この未熟で不完全なために「摩擦」を発生させる存在をどこまで織り込んで戦略を考えていけるのか・・・・
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プロパガンダを見抜くには「ジレンマ」に注目せよ。|奥山真司の地政学講座|SJ
コメ0 THE STANDARD JOURNAL 134ヶ月前
おくやまです。最近、私のブログなどでも「韓国の怪しい世界観」について色々と述べてきましたが、今回はもっと根本的な問題として、あらゆる政治や政治家につきものの、「単純化されたキーワードvs複雑な現実」という強烈な「ジレンマ」について説明してみたいと思います。これを知っていれば、われわれは政治家やメ...