• このエントリーをはてなブックマークに追加
Vijuttoke23年9月号「Kra」インタビュー
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

Vijuttoke23年9月号「Kra」インタビュー

2023-09-22 18:00

    3202375e3bac1a1fcad55febfeb57509578d3140

    Kra HP​

    L→R Ba.結良 / Vo.景夕

    人の心が動いた時の気持ちは、その人にとっての新しい色……『新色の涙』にはそんな思いを込めました​

    ――ついに最新アルバム、『新色の涙』(9月13日発売)が完成いたしました! 前作のミニアルバム『Dis WORLD』のリリースから、ほぼ3年半という(苦笑)。

    景夕:「アルバムはどうなっているんですか?」と言われ続けてもう2年くらいは経ってますもんね(苦笑)。


    ――相当待ちました(苦笑)。で……実際、制作はいつぐらいから始まっていたんですか?

    景夕:曲作りは去年の11月か12月くらいから始めてるかな。

    結良:だから、昨年の9月11日のアニバーサリーライブとか、今年2月26日の景夕バースデーとかの頃には、もうアルバムを作らないとねって話になったんですよ。


    ――ちなみに、こういう視点で作品を作りたいというテーマはあったんでしょうか?

    景夕:今回8曲入りなんですけど、アレンジしたのは9曲だったんです。でも、1曲だけ外す形になって。その外した曲には、もともとこういうコンセプトでやりたいっていう思いがあったんですね。ただ、9曲を全部並べた時に、ちょっとその曲だけ合わなかったんです。


    ――そんなことを聞かされると、その1曲が気になりますが(苦笑)。

    景夕:闇に葬られるのか、どこかで出てくるのか(笑)。どうなるかは俺にもわかりませんけど。


    ――その結果、厳選された8曲で構成される『新色の涙』は、曲調こそバラバラですが、聴き手によって色が決まるような作品になった気がします。ちなみに、リード曲は1曲目の「世界征服を企む少女」で間違いないですか?

    景夕:まぁ、リード曲……になりますね。


    ――歌詞の中にもアルバムタイトルである“新色の涙”というワードもあるので、強い思いを感じます。

    景夕:それが、俺は単純に歌詞を書く前に、この曲ってリード曲っぽいなって思っただけなんですよ。


    ――え? そうなんですか(笑)。冒頭で華やかなピアノが入ってくるあたりは、さすがKraだなって印象ですが。

    景夕:そういったところも含めていい感じの曲だな~とは思ってましたよ(笑)。


    ――歌詞に出てくる“新色の涙”というワードには、どんな思いがあったんですか?

    景夕:まず、曲のアレンジが仕上がった段階で、今までと違う感じになったなっていう印象があったんです。そこで、アルバム自体にコンセプトを持たせるのは何か違うなって思ったんですよ。あと、去年(2022年)の9月11日、アニバーサリーライブ(@サンリオピューロランド フェアリーランドシアター)で、お客さんからのサプライズがあったじゃないですか。


    ――アンコールでファンの皆さんが一斉に感謝のメッセージボードを掲げたサプライズですね。

    景夕:その時、ファンの子達にすごく心を動かされまして、今までにない新しい気持ちが自分の中で浮かんできたんですよ。で、それを色で表したら何色なんだろうなって思って。とにかく、自分の中にはなかった色だったんですね。そういうのを届けていきたいなっていう思いを込めて、あのアルバムタイトルにしました。


    ――あの感動のサプライズが根底にあったんですね。

    景夕:そうです。人の心が動いた時の新鮮な気持ちって、その人にとっての新しい色だと思うんです。アルバムを通して、みんなにも新しい色が見つかる出来事があるといいねって。


    ――さて、9月30日の西永福JAMを皮切りに、待望のアルバムツアー“Kra TOUR 2023「新色の涙~君が教えてくれた色~」”もスタートします。ライブで新曲がたくさん聴けると思うとワクワクしますね。おふたりがライブで演奏するのが楽しみな曲はありますか?

    景夕:俺は「ハザマノマモノ」です。


    ――あ~、盛り上がりそうです! ダークファンタジーな雰囲気ですし、どこかハロウィンっぽいなと思いました。

    景夕:あ、もちろんリリースの時期は意識しましたよ。ただ、特にハロウィンの曲にしたいわけじゃなかったんで、ハロウィンっぽいワードは敢えて使ってないんです。


    ――見世物小屋っぽい世界観の曲に仕上がっているのもKraらしいですね。

    結良:これ、僕がレコーディングした時はまだ歌が入ってなかったんですよ。当然、歌詞もないんで、まさかこういう低い声で歌っているとは想像できなかった(苦笑)。

    景夕:メロディーのキーが低いんだよね。


    ――演劇を見ているようなステージングになりそうで楽しみです。結良さんが楽しみにしている曲は?

    結良:「日常は非日常の中に」ですね。この曲、ライブではお客さんがどういうノリになるんだろうなって思って。もしかしたら、聴き入っちゃうのかもしれないけど、個人的にはしっとり系の曲にはしたくないんですよ。


    ――タイトルの割にはポップな曲調なので、聴き入っちゃう曲にはならないのでは?

    結良:アルバムには「色のない絵画」みたいに、明らかにしっとり聴くような曲もあるんです。でも、この曲ではもうちょっと違うノリにしたいんですよね。まぁ、そこは僕らの演奏力次第なんだと思うけど。


    ――「色のない絵画」には昭和のシティーポップスらしい要素があります。今回はそういう新たな色合いの曲が多いですね。

    景夕:あ~、そうかも。


    ――「Tiny town」も完全にシティーポップス風味が出てますね。こういう曲がやれるのってKraならではだと思います。

    景夕:でも、実はこの曲、地元の沼津の歌なんですけどね(苦笑)。沼津も小さい街ですから(笑)。

    結良:いきなり“シティー”じゃなくて“タウンポップ”に(笑)。


    ――とはいえ、歌詞はしっかり切ないので、どう響くのかはライブで聴きたいです。

    景夕:シティーポップって恋愛の歌っていうイメージがあるけど、俺としてはやっぱり切ない系の歌詞にしたいんですよね。


    ――新しい曲がライブでどんな色を出してくれるのかが楽しみです。

    結良:ですね。僕らとライブに来てくれるお客さんとで、一緒に新しい曲達を育てていきたいです!

    景夕:アルバムの曲をライブでやる時、その曲の立ち位置って、ライブをやってみて初めてわかることもあるんですよね。“これはノってくれるだろうな”って曲が、お客さん的にはノリにくかったり、これはしっとり聴いてくれるだろうなって曲がノリノリになったり……。ツアーを経て、曲の立ち位置が見えてくるんだろうけど、ツアー前は、とにかく不安だったり、逆にどんなライブの色になるのか楽しみだったりするんですよ。皆さんには、ぜひその色を確かめに来て欲しいと思ってます!

    【取材・文:海江敦士】


    Powered by Vijuttoke


    Vijuttoke INFORMATION

    *月刊フリーペーパー「Vijuttoke」配布店舗一覧 http://vijuttoke.com/contents/about/distribution_all/
     
    *Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
    ・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
    ・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
    ≪23年9月号 配信LINE UP≫
    9月21日(木)18:00 愛郎(UNDER FALL JUSTICE) × L(MEME) 対談
    9月22日(金)18:00 DuelJewel / Kra
    9月25日(月)18:00 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)× 小笠原 健一(Kneuklid Romance)
    9月26日(火)18:00 KISAKI

    Artist INFORMATION

    Kra TOUR 2023「新色の涙~君が教えてくれた色~」

    ◆ 9月30日(土) 西永福JAM
    [出演] Kra { サポート:Gt.nisa・Dr.村田一弘 }
    ◆10月08日(日) Music Lab.濱書房
    [出演] Kra { サポート:Gt.刻・Dr.村田一弘 }
    ◆10月15日(日) 渋谷Star lounge
    [出演] Kra { サポート:Gt.新井崇之(LIPHLICH)・Dr.宏崇 }
    ◆10月21日(土) 柏ThumbUP
    [出演] Kra { サポート:Gt.新井崇之(LIPHLICH)・Dr.宏崇 }
    ◆11月03日(祝・金) 静岡サナッシュ
    [出演] Kra { サポート:Gt.舞・Gt.中村禎・Dr.村田一弘 }
    ◆11月05日(日) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
    [出演] Kra { サポート:Gt.刻・Dr.村田一弘 }
    ◆11月11日(土) 心斎橋VARON
    [出演] Kra { サポート:Gt.nisa・Dr.桐(heidi.) }
    ◆11月12日(日) 今池GROW
    [出演] Kra { サポート:Gt.nisa・Dr.桐(heidi.) }
    ◆11月18日(土) 初台DOORS
    [出演] Kra { サポート:Gt.刻・Dr.村田一弘 }
    ◆11月26日(日) 福岡DRUM SON
    [出演] Kra { サポート:Gt.刻・Dr.宏崇 }
    ◆12月02日(土) 名古屋LIVE HOUSE CIRCUS
    [出演] Kra { サポート:Gt.nisa・Dr.宏崇 }
    ◆12月16日(土) 池袋EDGE
    [出演] Kra { サポート:Gt.舞・Gt.中村禎・Dr.宏崇 }
    ◆12月17日(日) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
    [出演] Kra { サポート:Gt.中村禎・Dr.村田一弘 }

    (チケット)立見 前売¥6,600(税込、D代別)
    (一般発売日)2023年 9月16日(土)
    https://eplus.jp/sf/word/0000004408


    other LIVE
    ◆2023年10月28日(土) 西永福 JAM
    Kra主催イベント「エキストラキングダム vol.4」
    [出演]Kra { サポート:Gt. 刻・Dr. 村田一弘} / heidi.

    ◆2023年10月29日(日) 西永福JAM
    Kra LIVE 2023『 ハロウィンNIGHT 』
    [出演]Kra{ サポート:Gt.nisa・Dr.村田一弘 }



    2023年9月13日Release NEW FULL ALBUM「新色の涙」


    DLカード付 初回限定盤
    YZPS-10021 
    定価 ¥12,000 (本体¥10,909)
    [CD+20P BOOKLET+DLカード]
    [CD]
    01.世界征服を企む少女
    02.英才教育
    03.色のない絵画
    04.日常は非日常の中に
    05.Tiny town
    06.ハザマノマモノ
    07.三竦み
    08.故に今

    [DLカード]
    ①レコーディングビハインド映像
    ②結成記念2023.9.11公演よりライブ映像
    (10月下旬以降視聴可能)
    ※ライブ映像は本編すべて収録予定となります




    通常盤
    YZPS-10022
    定価 ¥3,520(本体 ¥3,200)
    [CD+12P BOOKLET]
    01.世界征服を企む少女
    02.英才教育
    03.色のない絵画
    04.日常は非日常の中に
    05.Tiny town
    06.ハザマノマモノ
    07.三竦み
    08.故に今

    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    club Zy.チャンネル
    更新頻度: 毎週月,火,水,木,金曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥330 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。