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再掲「真夏の夜の夢」塩澤英真・章平くん&山内英輔・山本一慶くん2016/07/17@カメリアホール
2016-10-31 16:402016/08/15
3:36 am
「真夏の夜の夢」塩澤英真・章平くん、ほかに山内英輔・山本一慶くん出演を観た。塩澤くんからとっても久しぶりに案内が来て観に来ませんか、と言われ亀戸カメリアホールというあまり行きつけない劇場まで出かけた。誘われたからもあるけど、このシェークスピア劇を全員男役者で演ずるという企画に興味があったし、それは成功して欲しいジャンルだと思ったからだった。芝居のことは後にして、プリンシパルの俳優たちはみなさん熱演で、山本くんの女役はとてもきれいで色っぽかったし、山内くんの男主役も切れ味の鋭いセリフ回しで好感が持てた。塩澤くん、ルドルフ公演以来会ってなかった。あのときには、生意気盛りの塩澤くん、向こうっ気ばかりが目について才能の一端しか見えていなかった、ごめん。12年経って、その間ずーっと才能磨いていたんだね。出てくるだけで存在感十分、やや中年入った女王役、表情 -
再掲「STAGE DOOR」が出来るまで三ツ矢雄二・上島雪夫・片岡義朗&野田和佳子2016/07/17
2016-10-31 16:342016/07/17
3:41 am
三ツ矢雄二さんと初めて親しく話したのは、1979年12月ラジオ大阪の「アニメトピア」の収録の後の飲み会だった。まだ少年の面影が残るくっきり目鼻立ちの三ツ矢雄二さん。驚いたことにその時彼は、高校時代のある特別な経験をややはにかみながら話してくれた。名古屋のある有名私学、夏休みの体育合宿、高校の体育館での就寝後の夜、すやすやと寝ていると見える彼の隣に誰かが近寄ってくる、身をかたくして寝たふりをしていた彼のタオルケットがそっとめくられて誰かの手が伸びてくる、「チクショー!なんてすべすべした肌してやがるんだっー……」って話の続きを明日の「ステージドア」の中でしようかな、って彼、止めに入るかな。三ツ矢雄二くんとたくさんミュージカルの話をした。彼の勧めもあってニューヨークに何度も通って、ブロードウェイミュージカルを観まくった。その経験も基礎になってあのSMA -
再掲「春日町LaLaハウスができるまで」小西遼生・事務員G・井阪郁巳くん・野田和佳子さん2016/07/12
2016-10-31 16:292016/07/12
6:43 am
小西遼生・事務員G・井阪郁巳くん+野田和佳子さんで「春日町LaLaハウス」生放送決定。7月31日(日)21:00~、ニコニコ動画コントラチャンネルhttp://ch.nicovideo.jp/contra-contra僕がニコニコの運営にいたころ、いくつものミュキャス番組を作りました。その中の一つに小西くんがやりたいといってきて、彼の希望の、ギター弾き語り&ピアノの生演奏で彼が歌う、7/12それを生放送する番組を作りました。1年近く放送して終了したのですが、今年の初め彼と久しぶりに飲んでいたら、彼がどうしてもああいう番組をやりたい、歌いたい、といつもの冷めてるけど熱い意志で迫られたのです。そんな風にあの端正な顔に間近で口説かれたら、だれだって落ちますよね。Gさんに連絡したら、待ってましたって、いつものノリの良さ。本人と話し合ってからの事務所へ -
再掲「1789バスティーユの恋人たち」加藤和樹・渡辺大輔・古川雄大・広瀬友祐くん2016/04/28@帝国劇場
2016-10-31 13:442016/07/17
2:20 am
「1789バスティーユの恋人たち」加藤和樹・渡辺大輔・古川雄大・広瀬友祐くん出演を観た。全国公演を終えてから感想を上げようと思っていて時間がたってしまい忘れてた。このミュージカル、作品には何も言うことがない。さすがフランスが自国の歴史的革命をミュージカル化しただけあって、すばらしい。僕は高校性のころ、世界史がとても好きでたくさん本を読んだ。そのころの勉強ではフランス革命って、力をつけてきた都市商工自営業者たち、つまりブルジョアが起こした革命だ、と教わったのだけど、つい2年ほど前に、とあるきっかけがあってフランス革命を勉強しなおしたことがあって、ルフェーブルというフランス人歴史学者が、これは「貴族の革命」「ブルジョアの革命」「都市民衆の革命」「農民の革命」の4つの自律的な革命からなると唱えそれが定説になっていることを知った。驚いたことにというか -
再掲「グランドホテル」伊礼彼方・大山真志・味方良介くん2016/04/20@赤坂アクトシアター
2016-10-31 13:392016/07/12
5:42 am
伊礼彼方・大山真志・味方良介くんの「グランドホテル」を観た、感想を上げるのを忘れていた。相葉くんの「グレイト・ギャツビー」の感想を書いていたら、同じ感想を持ったミュージカル「グランドホテル」のことを思い出した。時代の空気を舞台上に出すのって難しいですね、という話。「グランドホテル」は日本とニューヨークで2回観た。舞台を観た後に勉強の意味で映画も観た。とてもココロに残った作品だった。それが今回見たら印象が大きく違う。大戦間のベルリン、ナチスが興る前、第一次大戦の敗戦からドイツが復興しつつある時代、勃興期のエネルギーを体現する人、敗戦後の没落に身を委ねる人、首都の高級ホテルで行きかう人々の人生、それぞれの人生の裏表を、空間を提供しているだけなのにホテルはじっと見ている。主役は「グランドホテル」そのもの、という「グランドホテル」形式と呼ばれる新し -
再掲「グレイト・ギャツビー」相葉裕樹くん2016/07/10@サンシャイン劇場
2016-10-31 12:512016/07/11
3:15 pm
相葉裕樹くんの「グレイト・ギャツビー」をサンシャイン劇場で観てきた。面白かった。原作のスコット・フィッツジエラルドの小説は学生時代に読んで好きになり、その後村上春樹が翻訳したので改めて読み直し目から鱗の翻訳の違いに驚いた。昔見た映画もロバート・レッドフォードのかっこよさと虚しさにしびれた記憶がある。そんな人物像が頭に入ってる物語、どんなふうに錦織一清さんが演出するのだろうと思ったら、たぶん演出家としては小説の通りを心掛けたのだろうと思うが、その部分は成功していたと思う。でもいかんせん人物の姿にロバート・レッドフォードの姿がかぶってしまい、目の前の舞台上にどうしても1920年代のどん底から這い上がり金銭的に何不自由しない域に達した、アメリカ社会そのものの人物像が焦点を結ばなかった。ロバート・レッドフォードは幸運だったのかもしれない。彼の時代は疾風 -
再掲「カンタレラ~愛と裏切りの毒薬~」OSK桐生麻耶さん2016/02/05@大阪ナレッジシアター
2016-10-31 12:482016/02/14
12:58 am
OSK公演「カンタレラ~愛と裏切りの毒薬~」を大阪でナレッジシアターで観てきた。舞台は完成されていた。ダンスが凄い。ボカロ曲のこんなダンス、初めて観た。元々ストーリーは重い、そのストーリーに上書きするように上島さんが早くて重いモダンなダンスを振り付けた。OSK出演者全員、素晴らしい踊り手がこれでもかと上島さんのモダンなコンテンポラリーダンスを激しく踊る、カラダが悶えて動く様、思いが重さに加わって今まで観たことがないような舞台に仕上がった。桐生麻耶・舞美りら・真麻里都・悠浦あやと・楊琳さんのダンスがすさまじい。中世イタリア衣装の登場人物が踊るさま、ボカロ曲の響きもあり鬼気迫る舞台になった。ただただその迫力にうなずいた。前回公演から3年、「カンタレラ」黒うさPさん、「サンドリヨン」シグナルPさんorangeさん、「パラジクロロベンゼン」オワタPさん -
再掲「回転する夜」赤澤燈・味方良介くん2016/02/02@紀伊国屋サザンシアター
2016-10-31 12:462016/02/13
11:27 pm
「回転する夜」赤澤燈・味方良介くん出演を観た。面白かった。脚本が完成されていた。とても真正面から演劇してた。この種のストレートプレイはこの俳優たちの舞台としてはあまり多くはないだろうと思う。しかもテーマが重い。引きこもり、被害者意識満載の主人公、兄弟の性格の違いからくると僻みと嫉妬、密かにあこがれていた家庭教師の女性が兄と出来ている、仕事もせずにただベッドに倒れこんでいる毎日、友達はいるが皆元気でそれなりの自分を見つけている、こんな状況に置かれたら誰だって引きこもり性格歪んでくる。そんな舞台まともな演出で見せられたら居たたまれなくなり観ていられなくなる。そこをこの舞台では見事に解決して一級の娯楽の演劇に仕立てていた。同じ場面を何度も繰り返し見せていきながら、同じ登場人物に同じ場面の中で会話させながら、少しづつ時間をずらし交わされる会話も言葉を変 -
再掲「DNA SHARAKU」藤岡正明くん2016/01/11@新国立劇場中ホール
2016-10-31 12:422016/02/13
3:19 pm
「DNA SHARAKU」を新国立中劇場で観た.豪華な舞台で楽しませてもらった。とは言いつつも、お芝居の中身はかなり残念。何が言いたいのかが分からなかった。物語は、写楽が日本を代表するクリエーターで、そこを殺せばなぜか日本から想像力と好奇心が無くなってしまう、何か僕に見落としがあるかもしれないが、写楽を殺せばAIが人間を思うがままに操れる社会になる、だからAIが時代をさかのぼり写楽を殺して、今の世の中を操ろうって、話に見えた。でもこの物語、作り手が勝手にそう言う設定を作っただけに見える。想像力と好奇心が無くなるとそれはつまらない社会が出来るだろう、だから写楽を殺させてはいけないって、そうですね、どうぞ頑張ってやってください、みたいな気分で舞台に同化して物語を楽しむには至らなかった。これがテーマだとしたらこのテーマがなぜこの舞台上で必要なのか、もっ -
再掲「コミックジャック」木戸邑弥・内藤大希くん・大久保聡美さん2016/01/23@紀伊国屋サザンシアター
2016-10-31 12:402016/01/23
5:19 pm
「コミックジャック」を昨日観た。木戸邑弥・内藤大希くんと大久保聡美さん出演。とても物語に好感が持てた。ネタバレになってしまうけど、そこを語らないとこの舞台の良さが伝わらないと思うので、語ってしまうけど、許してください荒木田さん。漫画の原作者がマンガの世界に入り込んでしまい、自分が作ったマンガの世界の中の登場人物達と語り合い、自分が作った意図を越えて勝手にキャラクターたちが自分の人生を自分の自由に過ごしたいと主張する、そうすると物語が行き詰まり書けなくなり、締め切りに遅れて編集者に怒られると他人のせいにしていた自分がいて、そんなキャラクターたちが勝手に物語るようにはストーリーを進行させたくないと当初は思っていた原作者も、語り合っているうちに、キャラクターたちの主張を受け入れて、編集者が主張するお客に受けるような読み物としてではなく、キャラクタ
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