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小飼弾の論弾 #119 「生まれ変わったMicrosoftは、何を目指している?」
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小飼弾の論弾 #119 「生まれ変わったMicrosoftは、何を目指している?」

2019-06-28 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2019年5月7日(火)配信その2をお届けします。

     次回は、2019年7月9日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    2019/05/07配信のハイライト(その2)

    • 「よく訓練されたベルーガ」と「よみがえったブタの脳」
    • 小粒でピリリと辛い「骨博物館」
    • Microsoft Buildその1、VSCode Online
    • Microsoft Buildその2、Windows TerminalとWindowsキー問題
    • GitHubとMicrosoftのヘゲモニー
    • ちょっと遅れたインテルとハードウェア進化の遅れ
    • ホリエモンロケットの今後と宇宙開発の需要

    「よく訓練されたベルーガ」と「よみがえったブタの脳」

    山路:じゃあロシアのイルカスパイの話から行きますか。

    小飼:イルカというのか、英名だとベルーガというやつで、シロイルカとも言うんですけども、北極圏にいる白いやつですね。ちょっと大きいです、普通のイルカより。

    山路:バンドウイルカとはちょっと違う?

    小飼:バンドウイルカよりもでかい。バンドウイルカよりもでかい。

    山路:それがノルウェーの北極海沖で発見されたこのベルーガに、ロシア製のハーネスがついてて。

    小飼:そう、ついてて、うん。

    山路:ロシア海軍に訓練された可能性が高いというふうに専門家が言ってるらしいんですけども。これってイルカを海軍、軍隊が訓練するっていうのは、普通なんですか?

    小飼:米軍もやってたしね。でもあれだよな、そのイルカの選択がちょっと面白いというのか。米軍がやってたのは、そこらへんの水族館でもお馴染みのハンドウイルカですよね。

    山路:うんうん。

    小飼:だから人間が使役するのに、人間が1番使役しているやつですよね。

    山路:まあめちゃめちゃ芸しますもんね。

    小飼:ではなくって、それよりも一回り大きくて、自然には北極圏にしかいないシロイルカ、ベルーガを使っているというのが。

    山路:でも、まさにそこのところで諜報活動をするんだったら、そのタイプの種が1番適してたっていうこと。

    小飼:どうなんでしょう、でもいったん人が捕まえたら、ちゃんと飼えるし繁殖もするみたいなんで、日本でもたとえば鴨川シーワールドとかにいますよね。

    山路:この元、そうやってロシア軍とかに属してた、元大佐なのかな、「我々は戦闘要員としてイルカを訓練して、それを隠し立てはしない」と海軍がイルカを保有していることは認めたと。でも今回ハーネス着けたのは、それはちゃうやろうみたいなことをこの人は言ってたりするんですけどもね。これって北極海を巡って、なんかロシアとかがかなりあれこれ動いているっていう文脈の。

    小飼:それは常に動いてはいるけれども、あれか、そこにベルーガも使われているのかというね。うん。

    山路:まあなんかなんというか、軍隊というのはとにかく何でも利用はするよなっていうところではありますけどね。

    小飼:いや、でもけっこう港湾封鎖とかっていうのは、こいつらに爆弾を背負わせればみたいな、うん。

    山路:これはっきりいって、めちゃめちゃ効果的な対潜水艇攻撃兵器になりえる?

    小飼:そこはどうなんでしょうかね、というのか、今どきの潜水艦がどうやってまわりを観察しているかって、やっぱり音で、けっこうイルカの鳴き声、イルカ・クジラの鳴き声というのは、よく知られてはいるんですよ。

    山路:だけど、よく知られているからこそイルカだと思ったら油断するんじゃないですか。

    小飼:油断するかな? どうなんだろう? それはまあちょっとわかんないんだけれども。

    山路:わかりました。じゃあちょっと動物繋がりで、こっちのニュースもいっときましょうか。「死んだブタの脳を回復」という、これは『ナショナルジオグラフィック』に載ってたやつなんですけども。

    小飼:ああ、これのほうがちょっとびっくり(笑)

    山路:死んだブタの脳の細胞機能を回復することに成功したという話なんですよね。

    小飼:その時の実験に使ったのが、食肉用というところに。その記事にはちゃんとブタの脳の写真というのも出てくるんですけども、犬や猫の脳よりも、シワも多くて。

    山路:人間に近い?

    小飼:実際に大きくて、人に近いものを感じますんで、そうか、こういう生き物を肉にしちゃってるんだなっていう。実際にね、ブタは犬よりも脳化指数は高く、おそらく知能も高いっていうふうに言われてるんですよね。

    山路:この研究では放っておいたら腐敗するところを、ブドウ糖と酸素を取り込めるようにしたら、ちゃんとまあそういうブドウ糖と酸素を取り込む細胞機能は最大6時間復活させることが出来た。これって脳死の定義が変わってくるとか、そういうところに繋がって来るんですかね?

    小飼:ありえますね。

    山路:ありえる?

    小飼:今はどんな場合というわけでもないですけれども、わりと文字通り脳死というのは、白黒はっきり観察できますね。PETスキャンを使えば。PETスキャンというのは、要は放射性のブドウ糖をサイクロトロンで作って、それを注射すると代謝が見えるんですよ。

    山路:この同位体のやつを検出できるという。
     
    小飼:そうそう、ブドウ糖代謝しているところというのは見えて、脳死の脳は本当に真っ黒になるんですよね。

    山路:ほう。

    小飼:但しPETスキャンというのは、サイクロトロンがないと使えないので、けっこう高くついちゃいますね。だからPETスキャンを使えば、白黒ははっきり出るんですけれども、そうでない場合というのは、脳死というのはこういうふうに判定しなさいよという基準があって、それに従うことになるんですけども。

    山路:その判定をされたやつも、この今回の研究みたいなやつで、ある程度けっこう機能させることが。

    小飼:そうそう、真っ黒になったはずなんだけれども、そこで血流を回復させたら、脳の代謝も回復したというふうに言ったら、それはけっこう凄いことだよな。

    山路:ええ! そうかそうか、単純にそのブドウ糖と酸素をちょっと取り込んだっていうだけじゃないわけなんですね。

    小飼:でもさ、本当に何と言えばいいのかな。動物愛護の人たちというのは、ブタをどういうふうに見ているんだろう? っていう、本当にいろんな意味で人間に近いんですよね。人間に近いので、臓器の移植元としても注目されてますし。

    山路:ああ、コメントでもちょっと出てましたよね。実際、そのブタに人間のiPSとかでしたっけ?

    小飼:はいはい。

    山路:なんか増殖と言うか作らせて、それを移植するみたいな研究も進んでますもんね。

    小飼:臓器の大きさも人間に似てますからね。人よりちょっと大きいくらいか。

    山路:これコメントで、「脳死している人って、もう脳が浮腫で崩壊始まってね?」って書いてあるんだけど、その前にっていうことなのかな? こういうブタの脳の細胞機能を回復させるっていうのは。「インスリンはブタから」(コメント)ああ。

    小飼:いやでも今はヒトインスリンは、大腸菌に作らせてます。

    「ビーガン増えそう」(コメント)

    山路:しかもいいタイミングでというか、インポッシブル・バーガーとか出てきてるじゃないですか。アハハ。あれどうです?

    小飼:いや、でも逆に、『異星の客』の読者とかであれば、ちゃんと人も埋めたり、燃やしたりとか勿体ない、ちゃんと食えみたいな(笑)。

    小粒でピリリと辛い「骨博物館」

    小飼:そう言えば、今回、オクラホマ行った時に、せっかくオクラホマ行ったので、骨博物館というのが。そんな大きな博物館ではないんですけども、凄い展示が充実してて。じつはそこは私立の博物館で。

    山路:ええ? 趣味で?

    小飼:博物館をやっているところっていうのは、骨を文字通り売り物にしてるんですよね。だから、いろんな動物の遺体をきれいに骨にして、その骨をいろんなところに納品するという。

    山路:なんか実験とか科学展示みたいな文脈の。

    小飼:はい、じゃあこれもあれです。リンクをはい。

    山路:有名なんですね、そんなわざわざいうからには。

    小飼:けっこう知る人ぞ知るところはありますね。

    「骨博物館ね、それはちょっと行ってみたいかも」(コメント)
    「人肉ってブタみたいな味なのかな」(コメント)
    「ウミガメの肉を食った」(コメント)

    小飼:じつはそこで骨のメイキングのところもやってるんですけども、そこがなかなかグロい。だからまず、そう、白骨、死んだらきれいに、何もしないでもきれいな白骨になるわけはないんですよね。

    山路:虫に食わせる?

    小飼:そうそう、最終的には虫に食わせて、実際に虫に食わせてるところというのも。

    山路:この虫って、ちなみにウジ虫……

    小飼:シデムシですね。カブトムシの仲間ですね。

    山路:本当にきれいになるんですか、それで? その虫。

    小飼:1番綺麗になりますね、はい。

    山路:へえ。

    小飼:基本的にはグツグツ煮込んで、肉をなるべく出来るだけこそぎ落とした後、その虫に食わせるというのが。

    山路:それはあのビデオで? それともある程度実演もちょっとやって?

    小飼:でかいやつはビデオでやってますね。実演、今日の白骨化みたいなコーナーが入り口のところにあって、そこはわりと小さな動物を、これくらいのケースなので。

    山路:なんかシュールだけども見てみたいな。

    「日本の博物館は、水に漬けてブクブク空気吹き込んで分解してた」(コメント)

    山路:ああ日本はそうやってやってんだ。シデムシはあんまり使わないのかな?

    小飼:でもシデムシが1番きれいになるみたい。

    山路:自然界で普通にシデムシって、その山とかにいるものなんですかね?

    小飼:ではなくって、もうちゃんと培養というのか、繁殖というのか、はい。だからそれ用の株を持ってるみたいですね。ここの博物館は。

    山路:なるほどね、処理用のやつをね。

    小飼:ここ小さなところでしたけども、ちょっとオススメです。

    山路:なんか子供達が楽しそうに、この骨の絵を描いているみたいな、このウェブページに出てますけど(笑)

    小飼:そうそう、実際に修学旅行っぽい小学生の団体がどんどん入ってきてみたいな。

    山路:でも、それはなんかいいことですね、なんかこう動物の構造がどうなっているのか学ぶ機会があって。

    小飼:とても良かった。これは。うん。ちっちゃくても、小粒でピリリと辛い博物館でしたね。

    Microsoft Buildその1、VSCode Online

    山路:はい。じゃあこれさっき言ってたMicrosoft Buildの話行きますか。

    小飼:はいはい。

    山路:あのうMicrosoft Buildっていうのは開発者向けのイベントなんですよね。OSだったりとか、開発環境だったりとかそういうのを発表するところなんですけど、これ相当いろいろと。

    小飼:最近またあれですね、1兆ドルカンパニーになりましたもんね。

    山路:Appleと抜きつ抜かれつみたいな。

    小飼:そう抜きつ抜かれつみたいな。

    山路:なんかいい感じの勝負をしているわけですよね。どれから紹介すればいいですかね? いくつか発表あったじゃないですか。弾さん的に1番興味が。

    小飼:まあ1番でかいのはあれかな。

    山路:Linuxカーネル ?

    小飼:Linuxカーネルよりも、Visual Studio Onlineかな。

    山路:これか、「Publickey」さんのとこで載ってるやつを、じゃあちょっとリンク貼りますね。

    小飼:日本語になっているのは、そこが1番読みやすいかな。

    山路:うんうん。これってMicrosoftで開発環境としてVisual Studio Code、最近オープンソースで発表して、なんかめちゃめちゃユーザー増えてるんですよね。

    小飼:僕もIT系記事を書く時には、VSCodeで、書いてますね。Markdownのエディタが優秀なんで。それをもうWebブラウザで使えるようにしようと。

    山路:これウェブから使えるメリットっていうのは?

    小飼:いや今Microsoftは、GitHubすら持っているのよ。けっこうGitHubを使い慣れると、ちょっとした資料、Readmeとか、README.mdとかっていうのは。そう、もうWebブラウザで直せちゃたりもするんだよね。

    山路:じゃあもう本当すべての作業をブラウザだけで。

    小飼:ブラウザで完結しうる。

    山路:快適に。当然そのVisual Studio Codeを名乗るっていうことは、Code補完だったりとか、なんかそういう拡張機能、Extensionとかそういうものもやっぱり対応はしてくるっていうことでしょうね。

    小飼:そう、だからWebブラウザさえあればなんとでもなる。だからそうなるとコンピューターの違いとかっていうのは、緩いbandだよね。もうMacとかWindowsとかどうでもいいじゃん話になってくるよね。

     
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