無垢の映画ブログ! 「映画寄行」 第4回『死霊の盆踊り』
ブロマガをご覧になっている皆様、2月に入って寒さが少し和らいで来ましたね。無垢です。期待のアメコミ映画『ドクター・ストレンジ』が公開を開始して、早くも1週間が経ちました。実は恥ずかしながら、本作の公開日が1月27日であることを知らず、当日のTwitterのタイムラインで公開を知りまして。一応、2017年初頭あたりに公開するのは知っていたのですが、見事に詳細のチェックを怠ってしまいました。てへぺろ。何はともあれ、近いうちに見に行こうかと思います。
今回レビューを行う映画は、アメリカで1965年に公開されたホラー・・・映画『死霊の盆踊り』です。本作は“史上最低の映画”として有名で、生みの親であるエド・ウッドと共にカルト的な人気を誇っています。史上最低と称される要因となったのは、あまりにも退屈な展開、ずさんな演出、ひどい演技力といった点で、「『死霊の盆踊り』だけは見ないほうがいい」と警鐘を鳴らす映画ファンも少なくはありません。とはいえ、ここまでボロクソに言われていると、「実際は大してひどくないのでは?」と叛逆したくなるのが人情。そして、数年前に私は軽い気持ちで本作を見たことで、精神的な地獄を体験しました。(主人公?ボブ)
本作は小説家のボブが彼女のシャーリーを連れて、夜の墓場に小説のネタ探しへ向かった結果、夜の帝王(グリズウェル)と闇の女王の儀式に巻き込まれるという話です。まずはこの映画の「登場人物の紹介と踊り子のレビュー」を掲載いたしました。当初は本文にする予定だったものの、あまりにも本音が出過ぎているので、オマケということに。本作を視聴する予定の勇者、もしくは本作を視聴したくない賢者の一助となれば、実に幸いです。
【登場人物のレビューと 踊り子のレビュー】
☆夜の帝王/クリズウェル
本人役で本作の語り手。高齢なのもあって物覚えが悪いのか、
冒頭で思いっきりカンペを読んでる。事実上の主役だってのに…。
「これから話す物語は気を失うほどに恐ろしい」は屈指の妄言。
本当に失神できれば、どんなによかったことか……。
(夜の帝王 クリズウェル)
☆闇の女王
たぶん夜の帝王の伴侶。厚化粧が印象的。お胸は大きいが、おそらく熟女。幸か不幸か真っ裸にはならない。
(闇の女王)
☆ミイラ男夜の帝王の部下B。手荒いけど、イケボ。
☆狼男夜の帝王の部下A。チューバ〇カもどき。
(ミイラ男と狼男)
☆ボブ
主人公の男。売れっ子の小説家で、ネタ探しの一環で彼女のシャーリーと共に墓地へ。調子の良すぎるところがあり、自分が巻き込んだせいで彼女も死にかけているにも関わらず、「僕たち同じ墓に入れるといいな」と言いのけるクソメンタルの持ち主。
☆シャーリーボブの彼女。しぶしぶボブに同行した結果、事故に巻き込まれる憂い目に遭う。中盤で殺されかけた結果、ボブに対する愛想が尽きる。至極当然な反応である。
(ボブとシャーリー)
☆炎を愛した女評価(5段階):1
踊りの内容:漁師が見たら銛で刺し殺すレベル
低クオリティなソーラン節っぽい何か民族衣装らしき服を着た黒髪の芋女。再び画面に現れた時には上半身裸となっていた。
というか、死霊が服を着ているのは最初だけで、その後は基本的にパンイチ。直前までポテトチップスを喰っていたのかと言わんばかりに指先がピーンとしている。
下着の色は赤。
(炎を愛した女)
☆さまよいの女評価:4
踊りの内容:セクシーなボディを強調した夜のお店っぽい踊り
バーの歌姫みたいな服を着た赤毛のお姉さん。踊りも上手い方だし、本業はストリッパーとかじゃないかな。正直、彼女だけ見ていたい。余談だけど、夜の帝王が満更でもない顔をしていて殴りたかった。
下着の色は黒。
(さまよいの女)
☆黄金女評価:2
踊りの内容:四股&太極拳(feat.ソーラン節)金色の古代ローマ風衣装を来た金星人。無駄に踊る時間が長い。Ms.時間調整。彼女の後ろで立っている2人のマッチョメンの微動だにしなさは名演技。中盤で夜の帝王から黄金を与えられるものの、その光景が落ち葉をふりかけられてるようにしか見えない。後半に至っては黄金に沈められてしまい、C-3P〇みたいになって墓所に放り込まれた。彼女が何をしたというのか。
下着の色はラメの入った銀。
(黄金女)
☆猫女評価:1踊りの内容:発情期の猫
乳の部分だけを丸出しにしたヒョウの着ぐるみを着た変態踊りがウザすぎて、怒りのあまり殺意が芽生えた。ムチに打たれながら墓石の角を使う上級者。途中で雑なストリップを行い、ボブが興奮する。おいボブよ。
下着の色は黒。
(猫女)
☆奴隷女評価:3
踊りの内容:エキゾチックな舞某国民的RPGの占い師みたいな衣装を着た女性。まさかのSMプレイ付き。たぶん卵から召喚できる怪物を呼べる。ほん〇ら へ〇だら どが〇が ふ〇だ。
意外と腹筋がガッチリ。
下着の色は白。
(奴隷女)
☆闘牛を愛した女評価:2
踊りの内容:メキシコ風の踊り
ケープを被って、ドレスを着たメキシコレディ。くるくる回るし、頭蓋骨にキスもする。
下着の色はベージュ。
(闘牛を愛した女)
☆ヘビ女評価:1
踊りの内容:フラダンス
南国に移住した山〇花子。ダンスを開始して、間を置かずに服を脱ぐ潔さ。彼女が一体誰なのか、夜の帝王と闇の女王は把握していない。どうやって呼んだ。とりあえず、カメラ目線でのドヤ顔やアプローチを見ると、ウザすぎて頸椎を折りたくなるのは確か。時おり登場する蛇に対し、トラウマを刺激されたミイラ男が熱心に語る場面は印象深い。
下着の色は汚い白。
(ヘビ女)☆花嫁評価:2
踊りの内容:乳揺らし白いドレスを着たサイコ花嫁。初夜で殺した夫の遺骨を連れて、一緒に踊るレベルの高さを披露。踊りだして20秒後、ヴェールだけ被ったまま裸で乳を揺らしだしたのは、サイコの極み。
下着の色は肌色。
(花嫁)☆ゾンビ評価:0
踊りの内容:ラジオ体操
ゾンビになった山田〇子。もはや踊ってすらいない。不毛オブ不毛。
下着の色は網目の黒。
(ゾンビ)☆羽根飾りの女評価:5
踊りの内容:腰振りに重点を置いた正統派ダンス
神社の鈴に付いてる布を纏った女。髪型こそクラゲだが、見事な正統派ダンスを実践。5分以上踊り続けるタフネスは称賛したい。
下着の色は黒寄りの灰。
(羽根飾りの女)
☆闇の女王
評価:不可
踊りの内容:儀式
刻限が迫る中、シャーリーを死霊として迎える時が来た闇の女王。しかし、どうしてもやらなきゃいけないのか、ナイフ片手に軽く踊りだす。踊り終えて、いざ命を奪わんとしたものの、朝が来て骨に戻るのであった。
下着の色は不明。
(闇の女王(骨)
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2017/02/27(月) 19:00
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