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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマはCMパンク、おまえはそんなところで何をやってるんだ?です!
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CMパンクのUFC2戦目が、6月9日に米イリノイ州シカゴ「UFC225」になるのではないかと噂されている。シカゴはパンクの地元であり、パンク本人も“それ”を匂わすツイートをしている。出場となれば、2016年9月「UFC203」以来、1年9ヵ月ぶりの試合となる。普段はUFCや格闘技を見ないプロレスファンも、CMパンクのUFC出場というのは、興味をそそられるのではないだろうか。ましてや、インディー時代から見てきたファンたちには、ことさら気になるはずである。
WWEのトップスターの位置にいながら、格闘技の世界に移ったCMパンク。WWEの頃は、その“歯に衣着せぬ”発言や言動で、注目を浴びることも多かったが、それはWWE以前から変らなかった。そんなCMパンクのインディーの過去をしばし振り返りたいと思う。
子供の頃から大のプロレスファンだったCMパンクは、10代の頃に兄と一緒にバックヤードレスリングを始めると、絶大な人気を獲得して、地元ではかなり有名な存在となった。しかし、兄が売上金を持ち逃げしたことからバックヤードレスリングの活動は頓挫。兄とはそれ以来、疎遠になっているそうだ。
その後、エース・スティール(元WWE)のプロレススクールで本格的にプロレスを学び、1999年にプロデビューしたCMパンクは、IWAミッドサウスやROHなどで活躍。サモア・ジョーとの名勝負数え歌やクリス・ヒーロー(現WWE カシアス・オーノ)との長時間試合、レイヴェンとの血の抗争劇やエディ・ゲレロとの対決は、インディーファンには語り草となっている。
なかでもROHでのサモア・ジョーとの試合(2004年10月16日シカゴ)は、レスリング・オブザーバー誌の5スターマッチに選定されるほどの名勝負となった。
当時はここ数年のように5スターマッチが多くなかった時代。ROHとしては初の5スターマッチであり、アメリカの団体では1997年のWWEでのアンダーテイカー対ショーン・マイケルズ戦以来だった。
2005年5月にWWEのトライアウトマッチに合格したパンクは、6月18日のROHでインディーを卒業することになったが、このラストマッチが衝撃的だった。
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