アメリカのインディプロレスの“現在”を伝えるコラムを連載中の中山貴博氏がDropkickニコ生配信に登場。新日本のMSG進出などでも話題騒然の「裏レッスルマニア」を解説していただきました!




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今日のニコ生配信のゲストは「アメプロインディ通信フリーバーズ」を好評連載中の中山さんです。

中山 よろしくお願いします。簡単に自己紹介すると、Yahooショッピングでですね、アメプロ専門の通販ショップをやってます。

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そのお仕事を通じてアメリカのインディ界隈にメチャクチャ詳しいわけですね。今日は4月の裏レッスルマニアについていろいととお伺いしたいですけど、今回の裏レッスルマニアは過去最大の盛り上がりになるんじゃないかという前評判ですね。

中山
 そうですね。そもそも「裏レッスルマニアとはなんなのか?」というところから話をしたいんですけど。WWEのレッスルマニアは皆さんもちろんご存知ですけど、 そのレッスルマニア開催地付近で数日前からインディ団体が開催する興行のことを指していて。裏レッスルマニアと呼んでいるのは日本だけなんですけどね。

――向こうではなんて呼ばれてるんですか?

中山
 「リバース・レッスルマニア」なんていう言い方はしてないです(笑)。 レッスルマニア・ウィークとかレッスルマニア・ウィークエンドという言い方ですね。 WWEファンからすれば裏レッスルマニアがあることすら知らないかもしれないです。 WWEしか見てなければ興味はないですから。

――
裏レッスルマニアはいつぐらいから始まったんですか?

中山
 2005年のレッスルマニア21はロサンゼルスで行われたんですけど、地元のインディ団体PWGがレッスルマニア開催前日と前々日に2日続けて大会をやったことが始まりと言われてます。 じつはその前年の2004年にレッスルマニアがニューヨークのMSGで行われたんですけど、 そのときにROHが隣の州のニュージャージーで大会を開催してるんです。それは特別な大会ではなかったので、裏レッスルマニアとは言われてなかったんですが。

――
何か意図した開催ではなかったんですね。

中山
 そのROHの大会に出ていたスーパードラゴンとエクスガリバーはPWGのレスラーだったんですけど。その2人が翌年のロサンゼルスで初めて裏レッスルマニアをやったという伏線があるんですね。で、2006年のレッスルマニアはシカゴで行なわれたんですが、ROHがデトロイトとシカゴで2日間やりまして。そこに参戦したドラゴンゲートの選手が大好評で。とくに2日目のドラゲー6人タッグ(CIMA&SHINGO&横須賀享 vs望月成晃&ドラゴン・キッド&斎藤了)がレスリングオブザーバーのファイブスター(星5つ)を獲得して、年間最高試合賞にも選ばれたんです。

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ドラゲーの6人タッグが裏レッスルマニアにインパクトを与えたと。

中山
 もしかしたら、この試合がなかったら裏レッスルマニアは継続しなかったかもしれないですね。それくらい大きな衝撃で。

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