Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはMMAファイターの職場恋愛が多い理由です!!


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アメリカのMMA業界では、選手同士が恋愛関係になったり、結婚したりするケースが少なくない。有名なところでは、ロンダ・ラウジーとトラビス・ブラウン、アマンダ・ヌネスとニーナ・アンザロフ、PFLのケイラ・ハリソンとUFCのアントニー・ロッコ・マーチン、ラケル・ペニントンとテシア・トーレス、ティム・エリオットとジーナ・マザニーなどがいる。

選手とコーチの恋愛も珍しくはない。ミーシャ・テイトがブライアン・キャラウェイと付き合い始めた頃、キャラウェイはテイトが入部した大学のMMAクラブの主将だった。アスペン・ラッドは所属先であるMMA Goldのヘッドトレーナー、ジム・ウェスト氏と付き合っている。

もちろん、MMAファイターと結婚する一般人も存在するのだが、気苦労はなかなかに多そうだ。

元UFCファイターのアイザック・ヴァリーフラッグの妻、イベットさんが夫と出会った頃、職業がプロ格闘家だと聞いてまず一番にしたことは、州の裁判記録を調べることだった。

「プロ格闘家には、いつも怒っている人、というイメージがあった。だから彼に暴行事件の履歴がないかを、まず確認した」

イベットさんは、夫のUFCでの試合は、どうにか客席で観戦することはできた。しかし、ヴァリーフラッグが現在参戦しているベアナックル・ボクシングの試合は、さすがに直視できないのだという。

「家で一応テレビをつけてはいるんだけれど、何か他の用事をしながら、わざと注意力を散漫にして見ている」というのだ。そうすることで、多少なりとも不安感が緩和されるのだという。

「夫が痛めつけられるのを見るのはつらい。でも、彼が格闘技を大好きだということは知っている。まだまだやる気もある。だからこそ、私には何もできない」
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