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「MMA史上、最も試合がつまらない男」ベン・アスクレン、UFCとの5年戦争です!
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ベン・アスクレンがMMAからの引退を発表した。UFCのダナ・ホワイトから「MMA史上、最も試合がつまらない男」と、こき下ろされた男は最後は多くのファンを熱狂させオクタゴンを去ることになる。それはUFCとの5年戦争が生み出したサーガでもあった。
♢ベラトール時代
2008年北京オリンピック出場の経歴も持つレスリングエリート、アスクレンのMMA転向活劇はベラトールから始まった。トーナメント優勝をはたし、すぐにウェルター級王座を獲得。4度の王座防衛に成功したアスクレンにはベラトールに敵はいなかった。アスクレンはUFC入りを目指すためにフリーエージェントを宣言。自身の力に誇りを持つアスクレンは大口のラブコールをUFCに送り続ける。だが条件面で折り合いが付かず、レスリング一色のファイトスタイル的にも扱いづらいと思われ交渉は決裂してしまう。
「アスクレンに興味はない。彼が他団体で評価を上げればUFCにいずれ来るだろう」
「眠れないときにはベン・アスクレンが必要だ。彼はMMA史上最も退屈なファイターだからな。彼の試合を見るくらいならハエのファ◯クを見た方がまだマシだ。ベンを見ているとジョン・フィッチですらヴァンダレイ・シウバのように見える」(ダナ・ホワイト)
「ダナは俺に興味があると言っていたはずだ。彼はビジネスマンだから俺には価値があると確信する。いずれどうなるかわかるだろう」(ベン・アスクレン)
UFCは大きな遺恨を残したアスクレンはONE FC(現ONE Championship )に移籍する。ONEでも王座獲得し、「30歳までやりきるつもりだった」とMMA19戦無敗のまま1度目の引退を飾る。2017年11月25日、ONE最後の試合は1階級下の青木真也戦だった。
♢MMA史上初のトレード