アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマはコロナショックで裏レッスルマニアも中止! アメリカインディは力尽きるのか……です!


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「たとえWWEがレッスルマニアを中止にしても、我々は “裏レッスルマニア”大会を開催し、インディー魂を見せてやる!」

GCW (ゲーム・チェンジャー・レスリング)のオーナー、ブレット・ローダーデールは、コロナウイルスの脅威が増大してきた3月11日、このように宣言することにより自分自身の意志も貫ぬこうと考えていた。しかし、コロナウイルスは想像以上に手強かった……


新型コロナウイルス感染が拡大し、WHO(世界保健機関)が「パンデミック宣言(感染症の世界的な大流行)」を出した3月11日、アメリカ国内でも、感染者数が1,000人を超えたため、ドナルド・トランプ米大統領は感染者の多い欧州からの米国入国を停止すると発表した。そして、NBA(アメリカプロバスケットボール)がシーズン中断を決定すると、WWE「レッスルマニア36」の開催も危ぶむ声が大きくなっていった。

今年の「レッスルマニア36」は、4月5日にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムでの開催を予定しており、WWEと開催地であるタンパ市の両者は、11日の段階では予定通り開催すると表明していた。

WWE以外のインディー団体も、レッスルマニアが行われる数日前からその界隈で様々な大会やイベントを行うのが恒例となっており、“裏レッスルマニア”や“レッスルマニア・ウィーク”と名づけられたその期間中、今年は昨年以上、これまでで最大規模となる約60近くもの興行が開催を予定されていた。

その中でも、GCWが4月2日から4日まで主催する「The Collective ザ・コレクティブ」大会は、3日間で23もの興行、イベント等が組まれており、“裏レッスルマニア”の象徴的大会でもあった。

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