この記事はTHE MATCHフジテレビ放送取りやめを語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)



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今日の会見でビックリしたのは、榊原さんがフジテレビの反社チェックを受けてシロだったと。「ビックリした」と驚いてる時点で、オマエはどんな目で見てきたんだって話なんですけど。

この会見のポイントは「フジテレビさん、ボクらは反社チェックをやりましたよね?」ということに尽きますね。反社チェックをクリアしたといっても榊原さんの一方的な説明だと言われれば、それまでだし、理由は明らかにされてないとはいえ「フジテレビが蹴った」というイメージは超悪い。だからといって「フジテレビが放送しない事実は重いぞ!」などと、それを「ただしさ」の剣として斬り込みずらいのは、たとえば「そんなものをABEMAは配信するサイバーエージェントさんはいかがなものでしょうか。K-1やRISEは協力していいんですか。あら、東京ドームも会場を貸しちゃんですか」とドミノ的な面倒くささが発生するからです。フジテレビの判断を世界の「ただしさ」の中心に据えるなら、すべてをやめるしかない。

フジテレビは理由を明らかにしていないとはいえ、反社報道絡みの影響であることは間違いない。週刊ポストに端を発する今回の騒動が、ひとつの情報の受け取り方にしてもみんなバラバラです。嬉しくてウキウキしている選手、関係者、マスコミもいれば、今後の行く末を心配している人たちもたくさんいる。結局、榊原さんやRIZINが嫌いな人は敵意を持って見るし、逆に好きな人は盲目とまでは言わないけど、好意的に受け止める。今日の会見を受けてさっそく陰謀論がはびこっています。いったいどこまで信じていいのか。感情が入り混じった情報の取り扱いの難しさをあらためて感じます。

これからボクがしゃべることに関しても、正解でも事実でも中立でもなくも、あちこちで聞いた話の感想です。

まず『週刊ポスト』の件がなくても今年の大晦日のRIZINはフジテレビ中継はなかったんじゃないかな……というムードは以前から感じていたんですね。
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