
カオスのフライ級GP、優勝候補の扇久保博正インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)
――扇久保さんがゲストだったRIZINのYoutube公式番組『榊原社長に呼び出されました』はすごいことになりましたよね。征矢貴選手への説教から始まって、急遽10人制トーナメント、そしてアンケートで準決勝進出者を決めることになったり。
――ハハハハハハ!征矢選手がドットソンを封じ込めて勝ったことに対して評価が低かったわけですけど、要はベアナックルの続きがやりたいという征矢選手の直訴を受けて再戦を組んだのに……ということだと思います! 扇久保さんは征矢選手やホセ・トーレスがGPに加わることは聞いてなかったんですか?
扇久保 まったく聞いてなくて、びっくりしました。征矢が榊原さんに直訴に来ることは知ってたんです。同じ控え室だったし。でも、こんなかたちに変わることは知らなかったですねぇ。

――以前ベイノア選手が井上雄策戦で大滑りしたときも榊原さんから説教されましたけど、アメとムチでジョニー・ケース戦を用意されましたよね。征矢選手本人もこうなったらGPのリザーバーとして起用されると思ってたんじゃないかなと。
――1回戦勝者5人のうち1名がアンケートでリザーバーに回されることはどう思われました?
――ハハハハハハ!でも、受け入れるしかないと?
扇久保 社長が言うんのであれば「やります!」という感じですよね。
――他のGPメンバーも皆さん受け入れてますけど、やっぱりプロファイターはジャッジされて当然という意識があるんですかね。
扇久保 正直「投票されるのはイヤだあ……」なんてことはあんまりないというか。普通に試合して自分のパフォーマンスが出せれば、落ちることはないだろうなって思ってますけど。
――いつもどおりの自分を出せれば大丈夫だろうと。
扇久保 そうですね。いつもどおりの扇久保博正……皆さんが「いつもの扇久保博正」をどう思っているかはわからないですけど(笑)。ボクの中の「いつもどおりの扇久保」は井上直樹戦とか。あのときの自分を出せれば普通に面白い試合はできますね。
扇久保 とにかく自分のパフォーマンスをしっかり出したうえに勝たなきゃ何も始まらないし、勝たないと投票の舞台にも立てないんで。 目の前の相手にしっかり勝つことだけですよ。
――「アンケートで決めていいのかよ」みたいな気持ちはないんですか?
――ハハハハハハハハハハハ!
扇久保 いや、本当に思ってないんですよ。正直、RIZINって普通のイベントではないですよね。
――「いい意味で」を付け加えておきます。
扇久保 はい(笑)。榊原社長は普通じゃないことはわかってるんで、逆にこの話を聞いたときはやっぱりすごいことをやるなって思いました。
――扇久保さんもだいぶRIZIN歴が長いから、このやり口はもうわかっていると?
扇久保 やり口という言い方はしないですけど(笑)、まあ普通じゃないですよね。普通のMMA団体としてやってたら、結局規模的にはUFCに敵わないじゃないですか。RIZINは独自路線をやっているから面白いと思いますね。
扇久保 戸惑うでしょうね。「なんだそれ?」って。
――扇久保さんはいままで「RIZINの洗礼」を浴びたことはないですか?
――運良く!(笑)。アーチュレッタ戦はどうなんですかね。あのときの扇久保さんはフライ級に転向したけど、朝倉海がケガで欠場して急遽バンタム級でアーチュレッタに……。
扇久保 あー、でも、あれは洗礼って感じではないですよね。わりかし普通にやらせてもらってますね。
――こないだ『RIZIN男祭り』東京ドームで鈴木千裕選手がケガをしたままショートノーティスで出たじゃないですか。あの決断はどう思います?
扇久保 まあ、出ると自分で決めたことなんで、なんとも思わないですね。本当に無理なら断ればいい話なんで。それで負けたから、出たことにどうこういうのは違うのかなと思います。 本当に無理なケガなら試合に出ないですからね。なんとか戦えるって思ったから出たんじゃないですか、鈴木選手も。どそこはプロなんで「これぐらいだったら出れる」って自分でもわかるじゃないですか。
――そこはプロとしてどう判断するかってことなんですね。話はフライ級GPに戻るんですが、ディスティニーシステムによるGP抽選会。バンタム級ジャパンGPのときも同じ手法で扇久保さんと元谷友貴選手の2人は経験者でしたが、前回と何か違いました?
扇久保 なんか前回より、ものすごいドキドキしましたね。なんでだろ。
――今回は会見場もショーアップされたり、いろいろと凝ってましたよね。
扇久保 ああ、たしかに凝ってましたよね。スーツケースから手紙が出てきたりとか。前回よりも緊張するし、ドキドキしましたね。
――扇久保さんは4番目の数字を引いたじゃないですか。ちょっと悩みながら、先に決まっていたホセ・トーレスの隣に座りました。ああやって考えたのは演技なんですか?
扇久保 あれは演技ですね(笑)。自分の中ではもう決まってました。一番戦いたいのはホセ・トーレスだったんで、選べる立場であったらホセ・トーレスに行こうって。
――ホセ・トーレスって今回のGPの中では一番厄介ですよ!

扇久保 だからこそ、じゃないですか。やっぱりホセ・トレースは元UFCファイターで名前もあるし、神龍(誠)にも勝ってるじゃないですか。あの大晦日の試合を見て、なんでもできるし、こういう強い選手に勝ちたいなってずっと思ってたんで。ボクはとにかく自分の価値を上げたいんですよね。今回のGPの中で誰に勝ったらファイターとしての価値が上がるかといえば、一番はホセ・トーレスですね。
――だた、ホセ・トーレスって日本ではそこまで名前が浸透してないですよね。
扇久保 それは、おいしくないってことですか?そこは結局……自己満なんですよね、「強いやつとやりたい」という(しみじみと)。
――唸るように言いますね(笑)。「この選手とやったほうが盛り上がるんじゃないか」という考えはなかったんですか?
扇久保 ボクはホセ・トーレスでやったほうが盛り上がると思いました(キッパリ)。
――おお!
扇久保 ホセ・トーレスか、ガジャマドフとやるほうが盛り上がるんだろうなって。やっぱりボクみたいな堅いファイターは(笑)、ああいう強い選手とやったほうがみんなも感情移入できると思うし。
――自分のキャラクターを客観視した場合、激強外国人のほうが光るだろうと。
――な、なるほど!アンケートがどんな形式になるかはまだ不明ですが、人気選手を消す戦略。
――「扇久保は楽しやがって!」と(笑)。
扇久保 ホント難しいですよ。
――榊原さんの言い方だと、扇久保さんがドットソンを漬けて勝つのは「扇久保博正だから意味がある」ということだったと思うんですけど。格下の日本人選手にそうやって勝っても評価しにくいってことでしょうね。
扇久保 まあそうでしょうね(笑)。そういう意味ではホセ・トーレスやガジャマドフとか強い選手と戦うのがボクの使命なのかなと思います。
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