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渋谷区の成人式で僕がみんなに伝えたこと
みなさん、2018年も気がつけばもう2週間が過ぎました。あっという間ですね。
今年の年明けは元日深夜1時から朝5時までAbemaTV「千原ジュニアのキング・オブ・ディベート」で2018年にいらないもの何?というテーマでディベートし、戦力の放棄を明記した憲法9条第2項はいるのか、いらないのかなど、政治から経済、トレンドまで様々なテーマで徹底的に議論をしました。
正午からはTokyoMXのモーニングCROSS元日特番でゲストの皆さんと共にアベノミクスを検証し、2018年の経済政策をどう進めるべきか首相になったつもりでそれぞれの「ワタシノミクス」を。日本は大きな政府を選択するのか、それとも小さな政府で行くべきなのか。現状はどちらとも言えないのでは?という視点から。
翌2日は熊本県を訪ね正月恒例の長時間ニコ生を放送。マリオネット作家のオレンジパフェさん、恵比寿新聞高橋編集長と共に8時間にわたって生放送を続けながら、熊本市内各地から南阿蘇村、益城町まで僕らがお世話になってきた熊本の皆さんを一人一人訪ね歩きました。熊本地震からまもなく2年。それぞれの復興のスピードを確かめるように現状を聞き取る放送になりました。
(撮影:オレンジパフェさん)
今年も発信することから1年をスタートさせることができ安堵しています。
最近特に思うのですが、発信をすることはとても勇気がいることですよね。僕は生業ですからどのような反応が返ってきたとしても腕まくりをしてさぁ考えるかという気になれますが、2017年を振り返ると発信と批判にさらされるリスクを天秤にかけて考えてしまう事象が様々あったように思います。 #metoo の運動などもそうです。
誰もが発信できる時代ですが発信に対するリスクも必要以上に背負いこむ時代かもしれません。しかしそれでも僕は主張します。民主主義の対義語は沈黙。たとえ独裁者や君主による統治でなかったとしても、沈黙を強いる空気は民主的ではありません。
昨年5月、僕は仲間と共に8bitNewsに続いて新たなメディアを立ち上げました。NPOやNGOなど社会を前進させるために活動を続けるみなさんの発信を専門にサポートするメディア「GARDEN Journalism」です。
2018年はあらためて発信者へのエールを送る様々な支援活動に力を入れていきたいと思っています。
このブロマガやニコ生での発信も会員の皆さんと繋がりを持てるよう更新を頑張ります。
みなさん本当にありがとうございます。
今月8日、恵比寿新聞の高橋編集長とのご縁から、渋谷区の成人式でスピーチする機会をいただきました。1997年から98年生まれの若者達へのメッセージです。会場は明治神宮内にある明治記念館。毎年、アカデミー賞につながる映画祭「ショート・ショート・フィルムフェスティバル」の授賞式が行われる会場で、去年はここで司会をしたばかり。席は晴れ着や袴、スーツ姿の新成人達で満席です。
彼らに何を伝えればいいのかとても悩みましたが、当日、客席にいる若者達と言葉のキャッチボールを交えながらのスピーチをしてみてとても清々しい気持ちになりました。
どんなスピーチだったのか「気になる」という問い合わせもいただきましたので以下に事前に準備をしたスピーチ原稿を公開致します。
実際には、原稿を壇上のテーブルに置いた瞬間、字が小さ過ぎてほとんど見えなかったので、記憶を頼りにアドリブでスピーチをしましたが、内容はあまり変わりません。もし良かったら読んでみてください。
みなさん、本年もよろしくお願いいたします。++++++++++++++++++++++++++++++
(撮影:恵比寿新聞高橋編集長)
新成人の皆さん、本日はおめでとうございます。
そして、初めまして。
ジャーナリストの堀潤です。
2001年に、ここ渋谷に本拠地を構えるNHKに入局して以来、約17年間、報道の現場に携わってきました。4年前にNHKを退職してからは、ドキュメンタリー映画を製作したり、テレビやラジオのニュース番組のキャスターを勤めたりしながら、フリーのジャーナリストとしてビデオカメラを片手に国内外の災害や紛争、事故や事件など様々な社会問題の現場で取材を続けています。
みなさんが生まれてからのこの20年は、日本も世界も激動の時代でした。東日本大震災や原発事故を始めとした多くの災害を経験し、世界中ではテロや紛争によって幼い子どもまでもが数え切れないほど犠牲になって、今も難民として避難生活を続けています。
この20年は僕の取材人生とほぼ重なる日々ですが、混沌とした時代を乗り越え、みんながここまで無事に大きくなってくれて本当に良かったと思っています。若い力が、この国の頼りです。だからこそ、一人一人が思う存分活躍できる社会であって欲しい、そう願って日々現場を訪ねています。今日はあらたな仲間を得たような気分でとても嬉しいです。
今日は、僕の取材経験の中から得た、みんなに伝えたい言葉があります。
迷ったり、悩んだり、自分を見失ったりしそうになった時に、少し思い出してもらえたらと思って今日、ここでスピーチすることを引き受けました。少し長いかもしれませんが僕の話を聞いてください。よろしくお願いします。
まずは、質問です。
この会場にいるみなさん全員が必ず生まれた時から与えられている「ある権利」があります。
それは何でしょうか。
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感謝、させてください。
仕事納まらずの大晦日になってしまい、これからテレビ朝日に。
今夜のAbemaTV版「朝まで生テレビ」にいってきます。地上波「朝生」とのコラボもあるので田原さんとの掛け合いも楽しみです。平均年齢30代のメンバーで議論します。憲法改正から安全保障まで、混迷が予想される2017年をほのかに灯すあかりとなるよう、建設的なアイデアを沢山出せれば。
明日の朝はモーニングCROSSの特番です。こちらもクロスらしい、好奇心に満ちたニュースど真ん中の議論を元旦から展開したいと思います。
2016年、みなさんからのご支援でここまでやってこられました。ニュースを振り返ると国内外ともに大変な1年だったと思います。
北海道から九州・沖縄、果てはブラジル・リオデジャネイロまで各地を取材して回る中、現場で奮闘されている草の根的な活動に身を捧げる多くの人たちに出会い胸が熱くなりました。
個人の小さな発信を育てる8bitNewsの活動に価値を見出してくださり、多くの方々が力を貸してくださいました。
振り返れば涙が出るほど、様々な人たちが僕に力をくださったなと、改めて感謝感謝感謝です。
多様性に満ちた社会になればと思っています。
100人いれば、100通りの幸福の追求の形がある社会であってほしい、そう願っています。2017年はどうなるでしょうか。社会・国際情勢を見つめると、不安が先行します。これまで積み上げてきたものがガラガラと崩れ落ちるのではないかと。
でも信じています。
これまでに出会った、多くの仲間たちが必ずそれぞれの現場でそれぞれの志を遂げようと奮闘する1年に違いありません。なので、僕もさらに自分を磨き、信念に沿って、好奇心を忘れず、視野を広く、理想の1年を切り開くことができるよう頑張ってまいります。
来年もよろしくお願いいたします!
みなさん、良いお年を!2016年大晦日
堀 潤
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「圧力だ」という前に為すべきNHK改革について、私はこう考える。
◆理事退任の挨拶
去年5月、NHKのかつての同僚達の間でSNS上でシェアされ話題になった挨拶文がある。それは4月14日に開催された第1235回NHK経営委員会の議事録に記録されていた、下川雅也理事の退任の挨拶だ。
「1期2年、短い間でありましたけれども、本当にお世話になりました。ことし日本は戦後70年の節目の年を迎えています。今、大きな時代の曲がり角に差しかかっていると思います。戦後からの脱却といった言葉も聞かれますが、私は、公共放送NHKは、戦後の理想の時代が生んだすばらしい存在であり、残すべき価値のある公共財だと確信しています。そのNHKに対する信頼が残念なことに今、揺らいでしまっています。視聴者の信頼だけが基盤である公共放送にとって、その信頼が揺らぐことは最大のリスクです」
NHK内部のしかも経営中枢にいる役員が「安倍総理のお友達」と揶揄され、批判の対象にもなってきた現会長や経営委員会の委員達を前に、真っ向から批判的な声をあげたことに、現場の職員達から拍手があがった。
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