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漂流原発 現場から告発
2013-08-27 23:12220pt皆さん!こんばんは!
厳しい暑さ、そして突然の豪雨など続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか? 堀は今、米カリフォルニア各地で取材中です。
渡米した都合で更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
現地時間の24日は、シリコンバレーで開かれた「JAPAN EXPO」を訪ねました。日本のコンテンツ産業がどのように海外戦略を打ち出しているのか見たかったのですが、印象としては「ようやくか」といった感じ。日本からの発信力よりも、愛好家の検索力に頼っているのが実情でした。商売を成り立たせるだけの相互コミュニケーションについてはは、まだまだこれから育てていかなくてはいけないなと実感しました。言語や権利処理の問題なども現実的な課題として、日本の発信力に足かせになっています。 -
今、改めて振り返っておきたい大本営発表までの道のり
2013-08-19 01:36220ptみなさん! こんにちは。8月15日、終戦の日はどのように過ごされたでしょうか。
黙祷された方もいらっしゃいますかね。
私は、靖国神社に参拝に行ってまいりました。実は小さな頃から、初詣は靖国神社へ、というのが我が家の習わしでした。うちの母親の名前は靖子というのですが、まさに靖国神社の「靖」から来ています。というのも、うちの祖父は近衛兵でした。中央大学法学部から陸軍士官学校に入り、そして帝国陸軍を支えた一人であります、そういった家ですから、僕は小さな頃から必ず、東京に住んでいる時には靖国神社に行って家族で手を合わせて、そして帰りには遊就館という展示館に入って、人間魚雷・回天の実物を見たり、血に染まった千人針を見たりと、そうした展示を一年の初めに見て改めて「戦争を起こしてはいけないな」と思い、それぞれの年をスタートさせていました。
私たち日本人がこの靖国の問題とどう向き合うべきなのか。今まさに、政治的ないろいろな問題を含めて議論が始まっていますよね。私はとてもいいことだと思っています。 -
ナチスドイツのプロパガンダ 独裁国家誕生の軌跡
2013-08-12 03:50220pt皆さん! こんにちは。
連日の猛暑、高知県では2日連続で40℃を超えました。東京都心でも38℃まで上がったりと、もはや熱帯の国と化したここ日本ですが、体調など崩していませんか? 熱中症で亡くなったり、病院に運ばれたりする方も相次いでいます。風通しの悪い室内で具合を悪くする人もいます。湿度や温度の管理に気をつけて、しっかりと身を守ってくださいね。
それにしても、昨年や一昨年あたりまでは懸命に「節電の夏」がうたわれていましたが、最近すっかり聞かなくなりました。
東京電力では、火力発電所 広野火力発電所6号機や常陸那珂火力発電所2号機など新規電源の開発を進めた結果、7月で5,933万kW、8月で5,813万kWの供給力を確保。これにより、2010年度並みの猛暑となったとしても、8月は予備力363万kW、予備率は6.7%と安定供給を確保しています。 東京電力のでんき予報を見ていると、気温が37℃前後と高い気温が続いたここ数日でも電力使用量は85%~91%と、「やや厳しい」というラインで留まっています。
そんな中、電力の安定供給のために原発を!という声もあまり聞かれなくなりましたね。
「電気は足りている。コストの問題でしょ?」という考え方が国民の間にだいぶ浸透したと同時に、原発の是非についてはなるべく公の場で触れず、議論が巻き起こらないうちに再稼働手続きを進めていこうという風潮がみられます。
参院選の与党候補者の闘い方も同様でした。新潟県の泉田知事は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に真っ向から異論を唱えていますが、他の自治体では静かな容認の姿勢を示しています。
大学時代、僕はナチスドイツのプロパガンダの研究をしていました。
静かな空気を創り出すことも、そうした手法の一つです。
変化はふと目をそらしているすきに、着々と進んでゆきます。奇しくも日本の副総理が表現したように、国民の知らぬ間に。皆さんもぜひ、五感をとぎすませて、社会の微々たる変動に注目してみてください。
さて、今週からは新たな連載をお届けします。
犯罪心理学が専門で、筑波大学大学院博士課程に在籍中の小林麻衣子さんによる「マイコの下克上✧研究者の道 『被害者学編』」が始まります。ケンブリッジ大学での留学を経て、日本の犯罪被害者の皆さんが抱える悩みや課題から今の日本が直面する現状を読み解いていきます。前回始まった、ラジオ福島の大和田新さんによる「福島日常論 大和田メール」に加え、ぜひご覧ください! -
窓際族とブラック企業 解雇権緩和の是非を問う
2013-08-05 01:43220pt今回から 「福島日常論 ラジオ福島・大和田新メール」 を始めます。
東日本大震災による原発事故後、毎日のように丹念に現場を訪ね歩き、ラジオを通じて福島の人たちをつないできたベテランアナウンサー、大和田新(おおわだ あらた)さん。その大和田さんと一緒に福島県の浜通り各地を取材して回ったことは以前、ブロマガでも紹介しましたが、それ以来、すっかり仲良くさせていただいています。
大和田さんは1977年にラジオ福島に入局以来、福島県で暮らす人々のため、また福島県のさらなる発展のため、局アナ人生をかけてコツコツと丁寧な取材を続けてきました。
http://www.rfc.jp/annroom_/owada1.html
※リンクはラジオ福島
原発事故は大和田さんの放送人としての人生にも大きな大きな影響を与えました。
大和田さんは毎週月曜夜9時からラジオで2時間のワイド番組を放送しているのですが、実はこの番組、スポンサーがついていません。あえてスポンサーなしで放送しているそうです。
僕も以前ゲストで出演させていただいたのですが、大和田さんにスポンサーがついていない理由を尋ねると、
「報道に制約がかかってはいけないから。この番組は福島の皆さんのために何でも本音が言える、本当のことをしっかりと伝える内容にしたいのです。なんとか踏ん張ってやっていますよ」
とのことでした。
大和田さんの番組はユーストリームでも配信しているそうです。
みなさんぜひお聴きになってみてください。
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