ハックルベリーに会いに行く
前回は、嘘こそが面白さの最小単位――実は「元素」なのだということを述べた。
では、「嘘」とは一体何なのか?
また、嘘の面白さはどこにあるのか?
今回は、そのことについて見ていきたい。
まず、「嘘」とは何か?
実は、この概念はとらえどころが簡単なようで難しい。というのも、嘘には有名なパラドックスがあるからだ。
「クレタ人の嘘」という概念がある。クレタ人は嘘つきである。そのクレタ人が、「クレタ人は嘘つきだ」と言った。このクレタ人が言っていることは、果たして嘘か本当か?
もし本当だったら、クレタ人は本当に嘘つきということになる。しかしそうなると、「クレタ人は嘘つきだ」というのは真偽の偽になり、つまりは嘘ということになる。そうなると、どちらか分からなくなってしまう。
同様に、もし嘘だったら、クレタ人は嘘つきではないということになる。しかし嘘つきではない人が「クレタ人は嘘つきだ」と言っているのなら、
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- どう「住む」か?:その30(1,751字) 18時間前
- [Q&A]「破壊」にはどのような価値があるでしょうか?(2,110字) 2日前
- 建築の学び方:その9(1,817字) 3日前
- 2026年の欲望(1,310字) 4日前
- 2025年を総括する(1,821字) 2週間前
コメント
コメントを書く