ハックルベリーに会いに行く
あしたの編集者:その18「なぜ嘘は面白いのか」(1,936字)
前回は、嘘こそが面白さの最小単位――実は「元素」なのだということを述べた。
では、「嘘」とは一体何なのか?
また、嘘の面白さはどこにあるのか?
今回は、そのことについて見ていきたい。
まず、「嘘」とは何か?
実は、この概念はとらえどころが簡単なようで難しい。というのも、嘘には有名なパラドックスがあるからだ。
「クレタ人の嘘」という概念がある。クレタ人は嘘つきである。そのクレタ人が、「クレタ人は嘘つきだ」と言った。このクレタ人が言っていることは、果たして嘘か本当か?
もし本当だったら、クレタ人は本当に嘘つきということになる。しかしそうなると、「クレタ人は嘘つきだ」というのは真偽の偽になり、つまりは嘘ということになる。そうなると、どちらか分からなくなってしまう。
同様に、もし嘘だったら、クレタ人は嘘つきではないということになる。しかし嘘つきではない人が「クレタ人は嘘つきだ」と言っているのなら、
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コメント
コメントを書くだから、お化け屋敷なんかも廃れる事のないエンターテイメントなんですね!
>>1
オバケ屋敷は非常に本質的です。