閉じる
閉じる
×
なぜ1994年のことを書こうと思ったかといえば、それが1995年の前の年だからだ。1995年はなにしろ阪神淡路大震災とオウム真理教事件があったので、人々の記憶に今も鮮やかに残っている。ここが日本社会の一つの転換点だった。ここから失われた30年が本格化した。最も景気が悪かったのが1997年頃だ。
出版界の売上げのピークも1995年だ。CD売上げのピークもまた1995年である。テレビ業界は2000年くらいがピークだった。いずれにしろ古いメディアが隆盛を極めたのがこの頃である。
ここから古いメディアは下り坂になる。なぜかというとインターネットが普及したからだが、その前段としてパソコンが普及した。そしてパソコンが普及した背景には、Windows95の爆発的なヒットがあった。これも1995年である。
そんなふうに1995年は、さまざまな意味で変わり目なのだ。境目なのである。そのため、1994年は「古
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。