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記事 4件
  • むしマガ Vol.403【アルカイダと知人】

    2017-10-31 22:36  
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     こんばんは。連日のメルマガ二通で申し訳あリません。今回は、遠くの世界の出来事だと思っていたことが、身近に感じた件について。
     
  • むしマガ Vol.402【ノーモア深夜バス、ノーモアドリーム号】

    2017-10-31 22:34  
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     みなさんは深夜バスに乗ったことがありますか?僕は40年近く生きてきて、一度もありませんでした。そう、ついこの前までは。
     先々週、大阪府立大に講演に行くことになったのですが、ちょうどその前日の夜に外食の予定が入ったのですね。場所は新宿。
     大阪府立大には、その翌日の正午までに到着しなくてはなりません。つまり、自宅からだと翌日の朝7時台の上り方面の電車に乗る必要があります。
     人生の中でアクセプトできないもの。それは、朝の満員電車とマヨネーズです。だから、なんとか前日の夜に大阪に移動して、前泊しておきたい。ちなみに早起きも苦手なので、ラッシュアワーを避けた早朝の時間帯に移動する、という選択肢もございません。
     ところが困ったことに、新宿の会食が終わる頃には、大阪行きの新幹線はありませんでした。
     そこで思いついたのが、深夜バスです。乗り物の中でよく眠れない体質なので、未体験の深夜バスの利用に一抹の不安を抱きつつも、JRのウェブに載っていたPR動画をチェック。
    JR高速バス ドリーム号
     このサイトでアイドルさんが出演しているPR動画は、PRという部分を差し引いても、どこか快適そう。イメージしていた深夜バスと違う。仕切り板もあって個室みたいだし、隣の席とも距離があるし、座席もほぼフラットまで倒せるみたいだし、いけそうじゃない?
     そういえば、ちょっと前に読んだPhaさんの新刊『ひきこもらない』でも、長距離バスが妙にプッシュされていて、ざっくり要約すると「長距離バスは風情があっていいぞ」ということが書かれていたのも、思い出しました。
    『ひきこもらない』Pha 著
     そんなこんなで、長距離バスに対してネガティヴなイメージが薄れたこともあり、安心して深夜バス「ドリーム号」のハイクラスシートに乗り込みました。「ドリーム号」の「ハイクラスシート」。もう字面だけで「外さない」って確信できます。
     ちなみにこちらのお値段は14000円で、新幹線とほぼ同じ価格。これで夜を過ごせるので、ホテル代も浮く。ぐっすり寝て目が覚めたら、そこはもう朝の大阪。遅刻の心配をすることもありません。完璧な作戦じゃないかしら。
     ドリーム号が23時過ぎに新宿駅南口のバスタ新宿を出発するやいなや、シートを倒してガン寝する態勢に入ります。
     グランドリーム号はまさに夢心地、ドリーミィーナイトを過ごそう・・・と思いきや、なんだか揺れが予想以上に強い。安全なのはわかっているのだけれど、なんというか、ちょっと不安に駆られるレベルの揺れがなかなかおさまらない。
     出発して1時間ほど経過し、ようやく揺れに慣れてきた。と思った矢先、今度はやたらとバス内の温度が急上昇。暑いのでブランケットを体から少しはずす。すると今度はやたら寒くなる・・・。その後もバスの中の温度はなかなか一定にならず、クマムシも育たないであろうほどに、温度は激しく変動します。
     きわめつけは足の置き場が固いこと。時間が経つにつれ、かかとが痛くなってくる。腰も何だか痛くなり、こまめに体勢を変え続ける羽目に。
     なんてこった。ぜんぜん眠れない。これじゃまるで拷問ではないか。ドリーム号、お願いだから夢見させてくれよ・・・。 
  • むしマガ Vol.401【暗号通貨はバブルか】

    2017-10-30 22:50  
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     こんばんは。400号に引き続き、401号をお送りします。・1ヶ月 それにしても、1ヶ月以上もメルマガをお休みしている間に、それなりにいろんな出来事があったなぁ、と思わされます。今月は台風が立て続けにやってきて大変でしたね。とくに中旬にやってきた台風21号では大阪の大和川が氾濫し、多数の家屋が浸水しました。 僕の地元の多摩川なんかも、今までに見たことのないくらい増水していて、河原まで一面の川になっていました。あの辺りにはホームレスの人たちが住んでいたのですが、大丈夫だったのだろうか・・・。 
  • むしマガ Vol.400【納豆菌の放射線耐性については詳細不明なのか】

    2017-10-30 17:35  
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     こんにちは。お久しぶりでございます。いろいろとご心配いただきメッセージをいただいた方々、どうも有難うございました。長らくお待たせしましたが、本日からメルマガを再開します。
     復帰後はさっそくクマムシの話題から。人気SFドラマシリーズの『スタートレック・ディスカバリー』にクマムシが登場した模様です。
    ’Star Trek: Discovery' Mudd-ies Up Tardigrade Science
     こういう大御所的なドラマに出るなんて、クマムシも本当にメジャーになったものです。劇中ではクマムシが外来DNAを大量に取り込める、という設定が使われていたようです。あのいわくつきの研究結果が元になっているようですが。これについては以前、詳しく解説しました。
    「クマムシに外来遺伝子17%」は真実か
     クマムシが有名になるのは喜ばしいんだけど、なんだか複雑な感じ。コンセンサスが取れていない研究結果がこうして一般に浸透して、新たなクマムシ伝説と化してしまいそう。クマムシは120年生きるよ伝説みたいに。
    ・400号
     そういえば。気づいたら、今号でむしマガも400号だったんですね。400号っていうと、日本プロ野球のホームラン数でいえば長嶋茂雄とか金本知憲とかのレベル。いや、比べる対象がおかしい。
     むしマガ400号到達の直前でだいぶ足踏みしてしまいましたが、これまで解約せずに購読し続けていただいた方、どうも有難うございます。創刊号から読んでいる方とか、もう神ですね。
     これからもゆる〜い感じで書き続けていこうと思いますので、よろしければそのままお付き合いいただけますと幸いです。
    ・プレゼント企画
     400号記念で何かプレゼント企画をしよう。ということで、次号にて発表します。どうぞお楽しみに。
    ★むしコラム「納豆菌の放射線耐性については詳細不明なのか」
     久しぶりに納豆菌の話題です。
     ちょっと前になりますが、ネットメディア「ねとらぼ」が納豆菌の記事を投稿していました。
    「納豆菌が強すぎて、納豆厳禁の職場がある」「宇宙空間でも死なない」 ネットに広がる“納豆菌最強伝説”はどこまで本当?
     ネット上には「納豆菌最強伝説」が出回っており、これを検証した、という記事ですね。誰かが「納豆菌は宇宙から来た!」という説を流し、それが拡散したらしい。一体誰なんでしょうか。
     念のために納豆菌についておさらいしておきます。納豆菌(枯草菌)は栄養不足などが引き金となり、芽胞と呼ばれる仮死状態のモードになります。この芽胞は高温、超低温、真空、放射線など、さまざまな極限ストレスに耐えられる。宇宙空間にさらされても大丈夫。クマムシと似ていますね。
     さて、この「ねとらぼ」の記事では、納豆菌のさまざまな伝説の真偽について、全国納豆協同組合連合会に取材し、回答をもらっています。
    全国納豆協同組合連合会
     全国納豆協同組合連合会は、納豆事業に携わる組合員の経済活動を促進し、その経済的地位の向上を図ることを目的とした組織。納豆事業者だけあり、納豆に詳しいようです。
     ただ、記事の中でちょっと気になる部分も。以下、引用。
    ――
    人間の致死量の3000倍にあたるガンマ線量を照射されても死なない → 真偽不明
    納豆菌がガンマ線で死ぬのは分かっているが、具体的な数値は不明とのこと。
    ―― 
     全国納豆協同組合連合会は、納豆菌の芽胞がどのくらいのガンマ線照射に耐えられるかについて、定量的なデータは不明と回答しています。ちなみに「人間の致死量の3000倍にあたるガンマ線量を照射されても死なない」という言説は「むしブロ」というブログ記事の記述を引用したのだと思われます。
    みんな納豆菌を甘く見ない方がいい
      はたして納豆菌のガンマ線への耐性能力は不明なのでしょうか。「むしブロ」というブログの運営者は嘘つきなのでしょうか。改めて検証してみましょう。