「私たちは捨て石だと思うんですよ。でも、いい捨て石になりましょうよ。この無念を良いエネルギーにして、世の中に貢献できること探しましょうよ」
NHKの女性アナウンサーが同世代の女性スタッフの発言として紹介したこの「捨て石」という言葉が、今もまだ小さなトゲのように胸に突き刺さって消えないでいる。
御覧になった方もいるかもしれない。今週NHKで放送されていた
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
この番組は見ていなくてネットで知ったんですが、私はこの女性アナウンサーと同い年ですし(そして私の場合は独身です。)、よくお顔も知ってる方なので、涙ながらにこの言葉を紹介したと聞いて「いつも明るく見えるこの方にも、私と同じように負い目や悩みがあったのだなぁ」とリアルに共感しました。好きなように生きてるように見えるかもしれませんが、この境地に至るまでにはそれなりに大変だったんですよ!(と、なぜかここで怒る。笑)
確かに捨て石という言葉はちょっとショッキングでしたが、「ならば子供の代わりに次世代に残せるものを探そう」と考えることの出来る気高い方々なので、自分の選んだ道にも悔いはなく、誇りがあるからこそ言えた「捨て石」という言葉だったのでは?と想像します。そして、悩んでいる女性たちに「こんな考え方もあるよ。」とエールを送りたい一心で、あえてプライベートトークを紹介したのかなぁと思っています。勇気ある行動だったと思います。
このことに限らずですけど、何に傷つくかというと、自分の価値観の中でしか考えられない、想像力のない人々の配慮ないひとことなんですよね… なので、小原さんのように真剣に考えてくださる男性がいることにほっとしますし、男女関係なく、「人の人生をとやかく言わない。邪魔しない。」というほどよい距離感を持ちながら、あたたかい気持ちで接することが出来たら、もっと優しい世界になるのに…と思います。我が身を振り返っても、むずかしいことですが^_^;
ここ数日、私もこの事を考えてたので、コメントが長くなっちゃいました。まだ書き足りないぐらいですが(笑)、読んでいただいてありがとうございました♪
世の女性の中でもタイプはいろいろです。
頑張っているひとこそ生真面目は世渡り上手ではありません。小さいながらに自分の中でも自分のやり遂げた事に満足しながら生きていくしかないことも沢山あります。
男女平等とはいえ、女性が働く医療関係でもやはり男性の女性に対する見下しや結婚や出産しない人からのひがみなど、まだまだ女性には厳しい現状があるのは確かです。なかなか深い問題です。
働く女性にとって、結婚し出産しても働き続けるというのは相当難しいことなんだと思います。私は40歳まであと1年となりましたが、未だ独身です。今の自分が働く業種では、女性が管理職になることも、また、子育てしながら働くこともかなり難しいのが現状です。子育てしながら働く女性が同じ部署にいたとこがありますが、上司や周りの同僚が理解しサポートできていたなと思います。今の部署では男性が多く、とても理解してもらえる環境ではないため正直子育てしながら働く女性が働きやすいとはとても言えません。正直、私も結婚して働くことも難しいと考えています。
まだまだ日本では女性が働く環境は厳しいと思います。捨て石となった女性たちを無駄にしない、そして減らすにはどうすればいいのか、男女問わず全ての人が考えていかなければならない大きな課題だと思います。
私はこのアナウンサーと同年、独身、子どもなしですが、私も番組で「捨て石」という言葉を聞いて、ショックというか、困惑してしまいました。自分も「捨て石」なのだろうか? 子どもを産まなかった代わりに、違うかたちで、社会の中で自分の役割をみつけてしっかりと生きていこうと思っている、その覚悟を「捨て石」という言葉で呼ぶのだろうか?…と。
小原さんの文章を読んで、共感し、どこかほっとしました。「捨て石」ではなく自分で磨いた「宝石」でいい。素敵な答えをありがとう。
>>1
ありがとうございます。「人の人生をとやかく言わない。邪魔しない」その一言に尽きると思います。もはや政府や公務員が税収確保や社会保障システム維持の為に「少子化」という現実に「問題」とつけて煽り立てることすらそれに当たる気さえします。
>>2
一方で「神が創った人間のスペック」(種を保存するという生命としての本能的な役割)だけでは収まり切らない役割や生き方、社会を日本人は手に入れた結果、ジレンマに陥っているような気もします。礼賛するつもりはありませんがイスラム世界はこれを宗教によって厳守しているそうです。
>>3
寿命が延びたとはいえ、人生には限られた時間しかありません。にもかかわらずひとりの人間が手にすることのできる可能性や選択肢は増え続けている。だから悩むんですよね。そういう中ですべてを手にいれようとするからにはやはり周囲の助けなしでは無理ですよね。
>>4
「自由な生き方を保障する社会」と「国家が理想とする集団としてのあり方」は両立しないと思います。そもそものスタートに無理があるんだから、僕はひとり一人が必要以上に少子化という現実を気にすることはないし、プレッシャーに感じる必要もないんじゃないかなと思います。一方で、仕事もし、税金も納めた上で、出産し子育てもがんばっている女性(パートナーの男性にも)には今まで以上の優遇と応援が社会全体として必要なんじゃないかなと思います。