仕事後のランニングがてらいつもの精肉店に立ち寄ったときのことだ。白い息を吐いている僕を見て、店のご主人が言った。
「この辺で生まれた同級生は20人くらいしかいないんだけど、なぜかみんなマラソンが速いんだよ。」
理由を訊くと、ご主人は豚肉を切る手を止め、少し考えてから「子供の頃から裸足で砂浜を走り回っていたからなんじゃないかな。」と答えた。
確かに砂浜を走ってトレーニングするボクサーや野球選手をスポーツニュースや映画などの描写で見たことがあったけれど、その効果とメカニズムについてちゃんと考えたことはなかった。
コメント
コメントを書くおはようございます(*^^*)どちらかというと完全に山育ちの私。東京なのに自然が多く、自宅裏の山に登ったり走ったり…駆け回れたはずなのに走るのがずっと遅くて今でもコンプレックスです。砂浜の方が良かったかな(^-^;でも、自然に触れながら育っていられたことは私にとって宝物です。
>>1
うらやましいです。子供の頃の宝物を胸を張って自慢できる人。僕の子供の頃の宝物は大人になって改めて気づいたものですが、哀しみと温もりが同居しているような、涙の味がするものでした。チープなたとえですが「一杯のかけそば」みたいな。
私も子供の頃からアスファルトの中で生活していますが、子供の頃は、夏休みになると海水浴に行き、暑い砂浜を裸足で走ったり海で泳いだりしていました。両親からは、裸足で砂浜を歩くことで、足が強くなるから連れていったと言われていました。大人になって海で裸足でということがなくなりましたが、自然の中で生活することで、心も体も強くなれるように思うのですが。
>>4
都会の便利さと自然の大切さをともに理解されているご両親だったんですね。都会しか知らずに育った僕らの世代が都会で親になっている今、どんな子育てをしているのだろうとふと考えてしまいました。