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まず明確にしておきたいのは、政治的主張で私と田母神氏と対極にある。
その上で考えてみたい。
田母神氏の罪はなんであったのか。都知事選後、選挙運動の報酬でお金を配ったことにある。「選挙管理委員会に届け出た運動員や事務員以外に、選挙運動の報酬を支払うことを禁ずる」これに違反した。逆に言えば、届け出がしっかりされていたら、罪にならない事件である。
他方、甘利氏のケースはどうか。甘利氏側の政治的圧力で本来支払われるべきでない巨額の金が業者に支払われた。そして見かえりとしてお金を受け取った。賄賂である。
どちらの罪が重いか。小学生に聞いてみるがいい。後者だろう。明明白白だ。
ではどうなったか。田母神氏は逮捕である。甘利氏はまだ事情聴収もされていない。どこかおかしいと思わないか。
A:事実関係
2014年2月の東京都知事選で落選した後に運動員らに現金を配ったとして、東京地検特捜部
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善悪は別にして、日本は情実の社会であり、お上を敬う社会である。
甘利氏は、お上の中でも突出した存在であり、大企業の期待を担って、米国などを追い込んできた強面押しの強い交渉者であって、日本にとって大きな存在となっていた。このような人間を、実名で、犯罪を暴露し、計画的な証拠写真をそろえ、週刊誌で社会にバラス行動をとった人の行動原理の根底に、この戦いに負けないという強い信念を感じるのです。代表選挙で、野田氏などの対立候補を立てられないほど、強い権力集中が作用している中で、自民党内のバックアップがあると思えない。もしバックアップ組織があれば、すでに突き止められ何らかの党内懲罰がとられているとみるべきでしょう。甘利氏の犯罪は明確であり、はっきりしており、日本内の問題というより、日米の駆け引きが行われており、米国の圧力をかわすため、国会での承認を急いでいるとみるべきでしょう。急いだがために、特捜が動き始めており、日米の政治的駆け引きの帰趨は見ものではある。
甘利氏は、お上の中でも突出した存在であり、大企業の期待を担って、米国などを追い込んできた強面押しの強い交渉者であって、日本にとって大きな存在となっていた。このような人間を、実名で、犯罪を暴露し、計画的な証拠写真をそろえ、週刊誌で社会にバラス行動をとった人の行動原理の根底に、この戦いに負けないという強い信念を感じるのです。代表選挙で、野田氏などの対立候補を立てられないほど、強い権力集中が作用している中で、自民党内のバックアップがあると思えない。もしバックアップ組織があれば、すでに突き止められ何らかの党内懲罰がとられているとみるべきでしょう。甘利氏の犯罪は明確であり、はっきりしており、日本内の問題というより、日米の駆け引きが行われており、米国の圧力をかわすため、国会での承認を急いでいるとみるべきでしょう。急いだがために、特捜が動き始めており、日米の政治的駆け引きの帰趨は見ものではある。
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田母神氏を、考え方に統合性が見いだせない、いわば、妄言の武闘派で、石原慎太郎氏と気脈を通じる男として、私は危険視してきました。そんなわけで、彼の逮捕の政治的背景が分かりませんでした。甘利事件の「めくらまし」程度にしか考えていませんでした。
孫崎先生の今回の分析に接し田母神氏の考えに旧陸軍い通じるものがあり、その考えは米国にとって危険極まりない。早めに刈り取っておこうということなんだと思うようになりました。
これまで、安倍氏の政策遂行過程で自衛隊員の個々の意識は二つに分裂していると想像するに難くありません。どちらも米国隷従が前提ですが、専守防衛型と集団的自衛型です。しかし、もう一つのファクターを忘れて居ました。血気盛んな武人たちです。米国に隷従することを潔しとしない、ずばり、嫌う心理です。その心理が個々の自衛隊員に働くことも至極自然です。
以上のように思考すると、田母神氏の逮捕は経卒です。こお逮捕によて触発され、自衛隊員が「愛国」とは何か?を考え始める。そして、「三島の自決」を考え始めるのを私は危惧します。
孫崎先生の今回の分析に接し田母神氏の考えに旧陸軍い通じるものがあり、その考えは米国にとって危険極まりない。早めに刈り取っておこうということなんだと思うようになりました。
これまで、安倍氏の政策遂行過程で自衛隊員の個々の意識は二つに分裂していると想像するに難くありません。どちらも米国隷従が前提ですが、専守防衛型と集団的自衛型です。しかし、もう一つのファクターを忘れて居ました。血気盛んな武人たちです。米国に隷従することを潔しとしない、ずばり、嫌う心理です。その心理が個々の自衛隊員に働くことも至極自然です。
以上のように思考すると、田母神氏の逮捕は経卒です。こお逮捕によて触発され、自衛隊員が「愛国」とは何か?を考え始める。そして、「三島の自決」を考え始めるのを私は危惧します。
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>>2
「米国に隷属することを潔しとしない、嫌う心理です。「愛国」とは何かを考え始めるのを、危惧する。」
私にはまったく理解できない言葉が出てくる。日本人の多くの人は、日本人の心を大切にしています。敗戦によって、屈辱的な隷属を強いられている日本人は、隷属を本質的に受け入れているわけでなく、その典型的な例が沖縄の辺野古移転反対闘争につながっているのです。屈辱的な基地問題を含む日米安保条約に反対するから、安保法に反対しているのです。隷属から抜け出すためには、憲法改正しなければ、道が切り開かれないと思っているのです。多くに日本人は、突破口さえ切り開かれれば、一気に「愛国」の行動原理に動くでしょう。日本人の魂はおのずからそうなっていると信じたい。あなたのような考え方をする日本人を私の周りには見たことがありません
「米国に隷属することを潔しとしない、嫌う心理です。「愛国」とは何かを考え始めるのを、危惧する。」
私にはまったく理解できない言葉が出てくる。日本人の多くの人は、日本人の心を大切にしています。敗戦によって、屈辱的な隷属を強いられている日本人は、隷属を本質的に受け入れているわけでなく、その典型的な例が沖縄の辺野古移転反対闘争につながっているのです。屈辱的な基地問題を含む日米安保条約に反対するから、安保法に反対しているのです。隷属から抜け出すためには、憲法改正しなければ、道が切り開かれないと思っているのです。多くに日本人は、突破口さえ切り開かれれば、一気に「愛国」の行動原理に動くでしょう。日本人の魂はおのずからそうなっていると信じたい。あなたのような考え方をする日本人を私の周りには見たことがありません
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孫崎さんは「第二次大戦以後、軍事強化ゃ対米自立を説く者を排除してきた」といいますが、むしろ「反共」を重視して、「軍事強化」については、余り力を入れていなかったと思います。
当時から愛国党の活動はほとんど野放し状態であり、党首の赤尾敏は都内で堂々と演説会を行っており、幼かった私も聞いたことがあります。青嵐会も、対米従属の自民党内で排除されることもなく、一定の勢力を維持できていました。彼らは、公言こそしていませんが、米国への敵討ちを目的にしている可能性が高いのです。
そう考えれば、対米従属を最大の目的と考える安倍政権にとって、甘利明とは比較にならない重罪なのであり、決しておかしいとは思えません。
当時から愛国党の活動はほとんど野放し状態であり、党首の赤尾敏は都内で堂々と演説会を行っており、幼かった私も聞いたことがあります。青嵐会も、対米従属の自民党内で排除されることもなく、一定の勢力を維持できていました。彼らは、公言こそしていませんが、米国への敵討ちを目的にしている可能性が高いのです。
そう考えれば、対米従属を最大の目的と考える安倍政権にとって、甘利明とは比較にならない重罪なのであり、決しておかしいとは思えません。