1如何なる建造物も想定される地震に耐えることを考え設計し、建築される。
2:原発においては基準地震動が設定されている。基準地震動とは原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動。地質構造的見地から、施設周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さのこと。単位はガル。
3:今回の地震を見てみたい、14日夜の熊本地震の本震の揺れは、震度7を観測した熊本県益城ましき町で最大加速度1580ガル、最大速度92カインをそれぞれ記録、加速度は1995年の阪神大震災の891ガルを大きく上回ったことが防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の地震波の解析でわかった(読売)
ここで最大加速度1580ガルを記録したことを留意していただきたい、
3:平成26年4月30日、九州電力作成の「川内原子力発電所1,2号機の新基準への適合性確認のための許可申請に係る補正書の提出について」をみ
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孫崎先生ご指摘の通り川内の基準地振動620ガルは余りにも低すぎます。大学の関連学部、学会がだんまりを決め込んでいるのも異常。将来に地獄をコミットし今ある幾ばくかの所得にしがみつく浅ましさは一体どう規定すればよいのでしょうか。官民一体の「欲ボケ」は余りにも罪深い。
>>1
本震、余震のほかに前震などと、あまり聞きなれない言葉で説明しているが、地震に関する説明はいつも後付けの感が強い。したり顔で学者が、「実は」この地域は以前から複数の活断層があり、懸念されていた等々。「実は」が曲者で、ならば「もっと早く言ってよ」ということになる。安倍総理が現地視察をすると言っていたが、空港の都合で取りやめになった。行くことが無駄とは思わないが、今は本部で適切かつ緊急な措置を支持するべきだろう。この人のこれまでの行状から、票目当ての人気取りと思われても仕方がない。実際そうだろう。
安倍さんよ、頭を冷やして原発ゼロを本気で目指せ。地震火山台風のメッカである日本列島の周囲を原発で取り囲むのは、どう考えても正気ではない。
忘れてならないのは、再稼働していない原発は、単に「冷温停止中」に過ぎず、日本は全国で爆弾を抱えているようなものだ。それも単なる爆弾でなく、核爆弾。今日もTVのテロップで、「川内原発は異常なし」、「冷温停止中の玄海原発は異常なし」と当たり前のように流れているが、このような情報を流さなければならないことそのものが、大変なことなのです。
>>1-4: 「私たちには自然と争う力はない。・・・」全く同感です。原発にしがみつく主張は、何回聞いても、現在の利権と短期の企業収益しか眼中にない、非論理的なものとしか思えない。
こんな地震でも止めないということは、事故になるまでは止めないということじゃないか。
こんなロシアンルーレットをいつまで続ける気なのか。「原発を直撃しなかったのが不幸中の幸い」と言えない日が遠からず再びやって来るだろう。そしてもはや誰も同情などしないだろう。
原発再稼働がいかに非人道的な行為であるか、原発村の利権亡者も政治家も原発設置市町村の住民も全く意に介さない。選挙で勝てない我々も再稼働を阻止することができない。どうすればいいのか案じていたが、案の定大地震が起きた。不謹慎ではあるが、きっと何かが起こるだろうと思っていた。天が下した答えだろう。もはや、原発設置市町村の住民など同情などされはしない。自分たちが選んだ結果なのだから。
東日本大震災が発生するや、民主党(当時)の菅政権は浜岡原発を超法規的措置により停止させた。
同じことを何故安倍政権にはできないのか? あの時多くの国民があざ笑い、見限った民主党政権。でも、実は自民党政権の方が却って間違った道を歩み、国民を悲惨な方向へと導きつつあるのではないか?
先日の内閣法制局長官の質疑応答や原発村利権者の横暴で日本は壊滅・自滅するのか?ととても心配です。「自確者」、「悟られし者」は、噴起し、「欲ボケ・権力ぼけ」、「アメリカ(軍産企業体)信奉者」たちを打倒し、平和で住みやすい日本に改良するために、選挙を勝ち抜きましょう。
日本人の心理は「かわいそう」がキーワード。みな熊本・大分に深く同情して、心を痛めている。その地震を何か政治的目的のために利用するのはきわめて危険な行為であり、国民は見ていないようで見ている。
日本国民でなくても、災害に真摯に取り組むリーダーはつねに支持をあつめている。ハリケーンと戦うことでオバマが再選をもぎとったことも印象的。
政治家、官僚、この事態に全力で応えないと、レジティマシーに亀裂が入る可能性がある。社会保険庁のスキャンダルの時のように、大きなターニング・ポイントになりかねない。
NHKのテレビ報道が、被災者の生活困難をくりかえし、掘り起こして伝えている。東日本大震災の時とは大違いだが、これが、日本人の「かわいそう」をかきたてている。救援・支援がおいつかない状況があらわに報道されている。日本人は抑圧にはよく耐えるが、災害地にはつねに同情的で、それに対する冷たい対応には義憤を禁じえない。