中谷元前防衛相は21日、言論NPOの会合で、トランプ次期米大統領が大統領選中に在日米軍駐留経費の負担増を主張した背景について「日本国民は米国の存在にどれだけ関心を持っているのか。感謝の念は非常に希薄だ。」の発言。これだけ凄い隷属発言もそうない。防衛大臣を行っていた人の気持ちが、米国にいかに貢ぐか。国を守るかでなく、国を売る心情だろう。
A:事実関係「自民・中谷氏:米国の存在に「日本国民、感謝の念は希薄」 - 毎日新聞(毎日新聞)( 11月21日ネット) 20:48
自民党の中谷前防衛相は21日、言論NPOの会合で、トランプ次期米大統領が大統領選中に在日米軍駐留経費の負担増を主張した背景について「日本国民は米国の存在にどれだけ関心を持っているのか。感謝の念は非常に希薄だ。そういうことがトランプ氏に伝わり、米国が日本を守るならもっと感謝しろ、カネを出せという発言につながる
コメント
コメントを書く孫崎さんご指摘のように、基地負担額の多少は、米軍の基地占領を許容する度合いを示すものなのでしょう。
問題は、日本の軍備をどうするかという根本問題に立ち返ることになる。中谷氏は、日本の軍備は米国に全面的に依存するということなのでしょう。このような人が日本の防衛大臣を務められたことに、日本、並びに日本国民の米国依存のレベルが明確化されている。基本的には、日本、並びに日本国民は、日本政府が守る義務があるのであり、米国に依存しながら、米国の要求を拒否する姿勢を保持していなければ、どこの政府かわからなくなってしまう。普通は、従属化を乗り越えようとすれば、9条の改正であるが、安倍政権は、従属化して、9条を改正しようとしている。矛盾した考えであるが、安倍論理では、9条改正にいっきに向かうのは反発が強すぎるので、従属するふりをして、憲法改正しようとしているのでしょう。従属するなら、憲法改正など必要ないでしょう。あまりにもミエミエの戦略ともいえない手前勝手な論理、マスコミなど何故追求しないのか。孫崎さんご指摘のように、日本は隷属競争、安倍頭脳一色に染まってしまったみたいだ。
中谷の発言はひどかった。最近、この手の発言に免疫になったのか憤りを感じなくなってます。とてもいけないことです。孫崎先生の結論「日本は如何に優れた奴隷であるかを競争する社会に入った」に100%同意いたします。
フィリッピンにはドウアルテ、米国にはトランプという愛国者が現れ、国の民衆の目線で政治を担おうとしている。とても羨ましい。そういう世界の傾きにあって尚、日本の安倍首相らは個人的におこぼれにあずかろうとしてウオール街の利益に忠誠を誓っているとしか考えられない政治に逆に躊躇なく邁進する狂気はどこから来るのか 。そして、それを良しとする日本の主流メデイア、政治家、財界人、そして無頓着極まりない国民はいずれ難破の悲劇に襲われることを探ろうともしない。
小規模な難破で済むよう米国で成功したリベラルのミニコミによる事実と真実の国民への伝達活動を見習って、来るべき日本の難破を極力小さくするようにまだ少しは残っている日本のリベラルは努めねばならないと私は思います。
> 日本は如何に優れた奴隷であるかを競争する社会に入ってきた。
先日の生放送に出演された児島宏子氏は孫崎さんを異色だと盛んに言われていましたが、こんな「奴隷度」競争社会と全く相容れない人生態度に映るからではないでしょうか。それほどに「日本では上にはヘーコラして生きるのが常識」ということです。
それは「奴隷DNA」でも無い限り、教育の為せる技に他ならないと思います。実際、奴隷と矛盾する言葉を幾つか思い浮かべれば、それらを育む教育など悉く無視されているでしょう。「奴隷で何が悪い」と思っている中高年に付ける薬はない。問題は若年層です。孫崎ワクチンが効く可能性はあると思います。しかし、私の周りの彼らは他人と対面しての摩擦を非常に嫌がるような生活習慣が染み付いているかの如くで、上からの理不尽に対して抵抗どころか疑問を発することも まずありません。最後は鬱になるかキレるかのいずれかです。
ここまでに至った端緒は やはり-
>「われわれと日本国の関係は契約的基礎の上に立っているのではなく、無条件降伏を基礎とするものである」としています。ですから「貴官〔マッカーサー〕〕の権限は最高であり、日本からいかなる異論もうけない」としています。
にあるのでしょうか。