日米地位協定では米軍基地費用は米国が支払うことになっているにも関わらず、日本は年間7612億円負担。それなのに中谷・元防衛長官は「米軍存在に感謝の念は非常に希薄」と発言している。米国に対する隷属精神の極みであるが、幕末・維新時代を見たアーネスト・サトーは日本人社会における隷属的体質を自著で指摘。
アーネスト・サトーは幕末期、後藤象二郎・西郷隆盛]・伊藤博文らと会談し、勝海舟を含め幕府側要人とも会っている。
アーネスト・サトーの「一外交官の見た明治維新(上下)(坂田精一訳、岩波文庫、1960年)」より抜粋
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日本の下層階級は支配されることを大いに好み,権能をもって臨む者には相手が誰であろうと容易に服従する。ことに背後に武力がありそうに思われる場合には、それが著しいのである(省略)
この国の人民には服従の習性があ
コメント
コメントを書く従属にもさまざまな形がある。
①ただ従属。従属一筋。
②憲法を死守して、従属する。
③憲法を改正して、従属する。
このほかに、日本は戦争する、戦争しないで意見が大きく分かれるでしょう。わかれた場合にどうするか。国民に問うしかないでしょう。少数意見を無視して多数決をするのは、少数意見の抹殺だとわめく。いつまでたっても、日本人同士で結論を出せない。国を守ることだけでなく、すべてに結論を出せない。すべてに満足させるため、財政無視のバラマキ、米国従属で、だれも責任を取らない体制を支持している。
やんごとなきお方を有難がって従属する。
さすがア―ネスト・サトーですね。日本人の本質をよく見て居る。彼が日本で活躍していたとき薩長が鳥羽伏見の戦いで掲げた錦旗を偽物だと見抜けなかった幕府の滑稽は服従の典型です。
確か、彼の奥さんは日本人で息子が二人、長男が生活力旺盛でないことを終生心配した姿は彼が真の親日家だったことを表わしていると私は思います。日本人の奥さんを持った大英帝国外交官では通らないので彼は家族を日本に残し独身で外交官キャリアを全うしたが、そのキャリアを支えたのが彼に全身全霊で仕えた日本人の執事だったと聞いています。この執事の場合、律儀と考えるべきでしょうか。
続く
>>3
続き
ある時は、服従は律儀ともなり、日本の服従は移ろうものだと私は思っています。幸いかな、現体制の服従の向け先である米国が根本から変わりそうです。選挙運動中、大見えを張ったトランプです。いくらこわもての米国支配層があの手この手で仕掛けようと露中との関係見直しとTPP脱退は曲げるわけには行かないと私は観測しています。安倍首相らがネオコン・シオニズム、ウオール街、軍産複合体、ジャパンハンドラーの勧めに従ってばかりしていては政治が行き詰まるのは必定。安倍首相らが政権を投げ出すのは時間の問題だと思います。「待てば海路の日和」とは良く言ったものです。次に何に服従するか国民は急いで考えておかなくちゃなりません。
> 日本の下層階級は支配されることを大いに好み,
この時代の話となればサンプル数は かなり限られていたと想像しますが、それでもこのように結論付けたくなるほど日本の社会は一様と映ったのでしょうか。
> ことに背後に武力がありそうに思われる場合には、それが著しいのである
逆に「武力をもってしても、この国の人民は容易には服従しない」としたら、それはどういう風土、文化の国なのか。イラク戦争後の中東、ベトナム戦争が頭を過ぎりますが...
元々自分の理想を追求したいという欲求が希薄なために、孫崎さん曰くの「戦略的思考に乏しい日本人」が出来上がり、他人(米国)の戦略に従うだけというツマラナイ国に成り下がっている気もします。