日本が真珠湾攻撃を行ったことで、日本政府が行うべきは何故こういう愚策を行い310万人もの犠牲者を出したかを反省し、それを国民に述べることだ。自分の政治的ショーに李朝することではない。以下は私の『日米開戦の正体』からの引用
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真珠湾攻撃は日本歴史の最大の愚挙です。世界の戦争を学んだ者なら、全ての人間が真珠湾攻撃は愚挙だという事に同意すると思います
ジェフリー・レコード著『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか』という本があります。米国陸軍戦略研究所(U.S.Army W
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身の程知らずが、当時の日本に当てはまる言葉ではないでしょうか。
米国と中国が、南シナ海で争っているときに、しかも、トランプ氏が南シナ海に言及しています。また、トランプ氏が、台湾政府とも電話会談をしており、中国との関係が微妙な段階にあるとき、米国に敗戦を認め恭順の意思表示をすることにつながる慰霊の旅は、トランプ氏の基地問題などの発言を受けて、米国の臣安倍をアピールする狙いがあるのでしょう。一国の首相が情けないことであり、逆に犠牲者は、ついに国が見捨てたと、うめき声をあげていることでしょう。
真珠湾攻撃は戦術的には愚策だったと批判することはできない。むしろ、戦争の一局面としては大成功だった。批判されるべきは、外務大臣自らが大見得を切って日本国の国際連盟からの脱退を切ったことこそ、大愚策だった。あそこでもう少し粘り、名を捨てて実を取る外交に努力れば、台湾、満州、さらには朝鮮の支配を続けることができ、日本はアジア有数のリーダーとして存在することができたことはリットン報告を読んでも明らかだ。すべては、孫崎のような口先だけの外交官たちが、総理大臣や軍部を有効にガイドできなかったからだ。外交官は外国に駐在して相手国のリーダーにすり寄るだけで、それ以上の役割を果たしていない。暗愚の首相を批判するだけでなく、それをうまく使うのが外交官だ。安倍首相に相手国のリーダーをファーストネームで呼ばせるような幼稚な行動で、親密になったから日ロ領土交渉は大丈夫なんて思わせたりするだけでは、彼らを高級で雇っている価値はない。むしろ、Mr. Presidentと呼ばせて相手を持ち上げべきなのに、どこまで馬鹿か。一時間以上もかけて領土問題についてロシアの外務大臣と話し合ってあとで、相手からそんな話は一切してないよ、なんて馬鹿にされて何も言えないというのはどういうわけか。日本国の外交官が以下に国際的に馬鹿にされているのを、外交官らは知らないのか。自国の政府を批判するだけが、元外交官が胸を張ってできることじゃないだろう。
孫崎先生のご分析とご総括に100%賛同いたします。
そして、僭越ながら、もう一つ次を付け加えさせて下さい。
この島国の民には、ノーベル賞は沢山いただいているが、政治面で合理的に物事を考え、国益に関して合理的に結論を出す社会生理学的な資質が根本的に欠如しているに違いないということです。北朝鮮、中国、ロシアが米国好戦派によってひどい挑発、締め付けにあっても、パールハーバーみたいな破れかぶれの反撃を絶対しないのを見るにつけさすがだな実感するわけです。東アジアの日本以外の国々には「アメリカの世紀」は早晩衰滅するという確たる見通しと信念があるのでしょうか。とにかく、我々としては、合理的思考を強化し、合理的思考に基づいて行動する資質の欠如を治療する薬がないとなれば、せめて、先日、孫崎先生から学んだ「米国の好戦派が目論むジャパンカードの罠」にかからないようにどうすればいいか対策を立てる必要があると私は考えます。
続く
>>3
続き
余談ですが、歴史をさかのぼれば、米国の好戦派は、ナチスがソ連を崩壊させることを強く望み、第二次大戦中、ウオール街はナチスを積極的に支援しています。米国の好戦派はウオール街の犬です。彼らは合同して「ナチスカード」をフルに使ったのです。そして、この好戦派は戦争に直接介入するのを嫌っていたルーズベルトをその気にさせるには「ジャパンカード」が不可欠だと考え実行した。その結果がパールハーバーです。忘れてならないのはヒトラーはその辺の事情をよく知っていて米国を怒らせないように細かく配慮しています。さすがだと私は思います。
合理性の無さにおいては代表チャンピオンみたいな安倍首相ですから、今回のパールハーバー訪問は対中国、北朝鮮に対して激しくぶつかっていく決意を改めて確認するための儀式であるとしか受け止めることが出来ません。彼にとっては第二の靖国神社になるのではないでしょうか。
国策的にはまったく意味がない事でも、未開の低知能な土民黄色人種が欧米近代文明兵器を全く新しい戦術で白人を攻撃したという点は人類史的には評価されるべきでしょう。