ジェフリー・レコード著『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか』という本があります。米国陸軍戦略研究所(U.S.Army War Collage, Strategic Studies Institute)内のレポートの訳です。この本の評価は別として冒頭、米国陸軍戦略研究所所長グラス・ラブレースの言葉が記載されています。
・日本が1941年に下した米国攻撃の決断は全く合理性に欠け、ほとんど自殺行為であったと考えられる。アメリカは日本の10倍の工業生産力を持っていた。もちろん日本がアメリカ本土を攻撃することは出来るものではない。そんな国と戦って日本は勝算があると考えたのだろうか。太平洋方面で我が国と戦えば負けることは解り切ったことだった。日本が我が国と戦うと決めた歴史的事実を一体どう説明したらよいであろうか。
・ディーン・アチソンは1941年には国務次官補であり経済担当をしていた。
コメント
コメントを書く当時の国家中枢周辺も恐らく組織の有り様は-
・硬直したピラミッド型
・下は上が喜ぶ報告しかしない(「忖度」)
・上に行けば行くほどバカが出てくる(上は現場主義から程遠い無責任体質)
これだけ揃えば、係る「重鎮」たちが「まさに『嘘だ』と解ることをあたかも事実のようにして推し進める」のも自明の理。
「正に、今の日本」-元々の持病が彼方此方で一気に ぶり返している感じでしょうか。
生まれる前であり、見聞した姿はなく、忠実に歴史をたどるしかない。
1.日露戦争の講和を仲介したアメリカとのすれ違いが修正されることがなかった。
南満州鉄道の共同経営を1億円の財政援助で持ち掛けられ、桂小太郎は歓迎するも、小村寿太郎は反対する。
アメリカとの対立の起点となる。
2.大正11年、軍縮会議で中華民国への進出の抑制など日本の弱体化を狙った合意がされる。
満州事件、盧溝橋事件など中国との武力衝突が顕在化する。
3.昭和14年 日米通商航海条約破棄を米国が通告
ガソリン、鉄など戦争継続に必要な物資の輸出を禁じた。
4.昭和16年、南部仏印に進出し、アメリカと対立が強まる。
5.山本五十六の真意は不明であるが、ハワイを潰せば、本土は遠く、優位に展開するとみたのでしょう。
映画の「ニイタカヤマノボレ208」の電文は心に響いている。
アメリカの戦術であるが,先制攻撃をすることなく、関係諸国との同意と経済封鎖などの制裁を軸に、「じわりじわりと追い込む戦術」は、中国にも共通する大陸大国の常とう手段であり、現在も北朝鮮に向けられているのは、注目すべきでしょう。日本の姿が北朝鮮はわかっているのであろうが、何らかの対話に応じていかなければ、追い込まれていくだけでしょう。江戸時代のような漁船の姿を見ると、すでに国家をまとめていく能力を失っているとみなすべきでしょう。
>>3 修正
1.桂小太郎は桂太郎
2.ニイタカヤマノボレ208はニイタカヤマノボレ1208
日本は戦後、先の戦争について仔細な検討をしていない。
国力の数字を比較して日本は絶対に勝てない戦争をして
しまったと言うばかり。
碁を打つわたしにとっては局後の検討は絶対に重要だと
知っているのですが、とくに敗局の場合は。
古今東西の戦争では絶望的な不利を克服して勝った例が
山ほどあります。
もちろんその数十倍は国力通りの結果ですが。
日露戦争における日本と帝政ロシアの国力比較はどうか。
インドシナ戦争におけるベトナムとフランスの国力比較。
朝鮮戦争における「中国」と米国の国力比較。
きわめつけはベトナム戦争におけるベトナムと米国ではどうか。
その結果を見せつけられても、日本は絶対勝てない戦争を...と
言うばかり。
わたしは日本が勝てた...と言わないまでも負けなかったかもしれない
シナリオをかつて書いたことがあります。
そう、独ソ戦に呼応して、松岡洋右の「関東軍は極東ソ連軍を攻めるべし」
との上奏を実行していれば、どうなったか。
ただ一度の大チャンスでした。
昭和天皇が臆病風に吹かれなければヒロシマもナガサキもなかった、と
断言はできなくとも、かもしれなかったとは言えます。
ナチスドイツが滅びた時に日本がその先たどる運命は決まりました。
愚人国家日本というのは間違いない命題です。
日本は米国のポチを心から演じて美味しいもの食べさせてもらって加えて愛玩されて不満が無さそう。堕落した米国のサブカルチャーには一定の魅力があることは否定出来ない。「まーこれで終われば、まーいいか」ということなんですけど、いつまでもポチをやらせてもらえない。日沈む米国は日本に狂犬になることを強要するのです。今がその日本。はっきり言っとくけど、その狂犬は間違いなく駆逐されますよ。
パールハーバーだが、米国の支配層が、建国以来、略奪、強奪、虐殺を中断することなくやってきたことを日本が知っていたら、愚者でなければ、止めただろう。チャーチルは、孫崎先生が仰っていた通り、米国の南北戦争の凄まじさを詳しく点検した結果、略奪、強奪、虐殺の本能存在を認識していたから、パールハーバーが起こって心底欣喜雀躍した。更に言えば、幕末から明治維新はちょうどその時米国は南北戦争中だったから、日本は幸い米国の植民地にならないで済んだのです。
今も米国の本能はネオコンというカルト集団が引継ぎ、来る日も来る日も敵を見出し駆逐することに余念がないのです。そういう悪い集団とお友達と呼ばれて良い気になっているとエライ目に遭うことは100%私は保証できる。米国のネオコンは油断なりません。
とは言え、日本は米国の本能の最後の餌食ということになるでしょう。もうそれ以上は無いでしょう。何故なら、米国の悪い集団が敵と位置付けている諸国が中國、ロシア、北朝鮮なのです。しかし、いくらあがいても、米国の仕掛けは完全に失敗に終りましょう。日本が米国の本能の餌食になって木っ端みじんに潰された翌日から、ロシア、中国、北朝鮮は米国が欲の爪を伸ばすことを予見し、そして日本も米国に倣って欲の爪を伸ばすことを必然なるものと見て、ひたすら努力し核ミサイル国家となったのです。
偉大なる米国大統領は「フロンテイアは無くなった」と宣言して、ネオコンの始祖から「嫌味の男だ」ということで虐殺されました。米国はそのように病んだ国だから米国人の要人が「NO MORE WAR」を叫んだら、間違いなく暗殺されよう。でありますから、日本が出番なのです。日本が「NO MORE WAR」と叫ぶ首相を選べば、日本は間違いなく愚人国家から一挙に賢人国家になることは間違いない。私が保証します。タイミングはばっちりなのです。
何度も言うけど、北朝鮮は「抑止力保持を祈願するだけの国です」。北は帝国日本みたいには先制攻撃するようにはならない。そういう原理を持って居ない。そういう認識を持てというのがこのスクールの教科ですが、米日が手を出せば必ず火傷しますよ。それもヒドイやつ。保守の人は朝鮮人が核ミサイル持つこと自体を許せないのでしょうかね。
>>7
その視点は考えたことがなかったけれど正しいかも。
>保守の人は朝鮮人が核ミサイル持つこと自体を許せない
のでしょうかね。
日本だって持っていないのに、朝鮮人のごとき下等民族が。
保守右翼の軽い脳みその考えそうなこと。
いやきっとそうですよ。
「北朝鮮」の水爆の開発速度は最初の核実験から10年後。
決して早くない。一番遅い。
成功を疑う合理的理由があれば疑って良いが全くない。
にもかかわらずマスコミなどは疑念丸出しでした。
悔しいのかも。
ついでに書き添えますと初の核実験から水爆実験の成功は
後続ほど早くなっており、「中国」はわずか一年でした。
もっとも時間のかかったのがフランスで、それでも8年だったかな。
10年はちょっとゆっくりすぎ。
朝鮮人なんかに、と言う気分がああいう根拠がなくとも疑念丸出し
の記事を書かせるのでしょう。