知られざる「真珠湾攻撃」の真相解明に挑戦した著書「日米開戦の正体」から2年。元外務省・国際情報局の孫崎享氏は、本作で昭和史に刻まれる「ゾルゲ事件」を解き明かすことで、日米開戦で隠蔽された歴史を暴き出した。これが事実なら、日本の近代史が変わる衝撃の一冊となるだろう。 *
孫崎氏がゾルゲに興味を持ったのは約40年前、ある人物の来日がきっかけだと明かす。
「クラウス・メーナルトという、日本に真珠湾攻撃の入れ知恵をしたとされる人物で、彼は私にこんなことを言ったのです。『東京へ来ると、ゾルゲの家に泊まっていた』と。“真珠湾攻撃の父”と言われ、アメリカと強いパイプを持つメーノルトが、なぜゾルゲの家に泊まっていたのか?」
その違和感につき動かされるようにゾルゲ事件について孫崎氏は調べ始めた。そして、あることを確信したと話す。
「日本の近代史を勉強している人なら、誰もが気付
コメント
コメントを書くゾルゲ事件は、何度もご投稿されるので、少しソ連共産党を調べてみた。
1953年6月の政変によって大きく変わってしまったが、政変以前のスターリン主義が今も息づいているのを認めざるを得ない。
KGBに名称変更しているが、スターリン時の秘密警察は、ハザール系ユダヤ人が占めていた。在米ハザール組織(金融資本家)と結びついており、金貨の裏表に例えられる。日本の共産党もスターリン、マルクス主義から離脱しておらず、スターリンによって建国された毛沢東の中国も同じである。政変後、中国とソ連が対立関係になったのもうなずける。
ハザール系ユダヤ人は、ドイツのヒットラーもイタリアのムッソリーニ、戦前の日本は、ファシズムといって危険視する。北朝鮮もソ連によって建国されており、ハザール系ユダヤ人の影響が強く、在日朝鮮人の多くは帰化して共産党に入党していったのでしょう。当然、ハザール系ユダヤの影響下にあれば,ファシズム反日の思想が色濃くなるのでしょう。
ゾルゲ事件は、国際的な流れ、つながりを考えれば、日本にとって危険分子とみられていった経過を理解できないことはない。ただ、米国金融資本家にとっては、日本共産党が対立するものでないことも明らかである。イスラエルという国の重さが分かってくる。どちらにも与することなく、冷静に、これから少し勉強を深めていきたい。
歴史の授業には退屈だった思い出しかない。
元々勉強に向いていないこともあるが、実際、今もツマラナイのでないか。
教える側は一体何のためなのか。「過去に学ばないものは未来に対して盲目となる」
その通りだろうが、授業も教科書も「過去に学ぶ」ような深みは まるで無いと思う。
件のご著書は未読ながら、まさに学ぶべきメッセージが込められた書ではないでしょうか。
民度の高い真に豊かな社会への道へ日本は何故進めなかったのか、これからどうやって軌道修正すべきか-そうした思いも根底にあると推察致します。
孫崎先生の「日米開戦へのスパイ」を取り上げるアサヒが芸能に脱帽。
今、心配なのは国が戦争モードに入れば、平和を望む人間はスパイとして逮捕される、とか、暗殺されたりします。必ずそうなります。阪本竜馬が良い例です。
ロシアゲイトが米国で唸りを上げて居ますが、トランプが好戦的な男なので唸りも早晩やみましょう。ケネデイーもニクソンも平和を願ったから、前者は暗殺、後者は失脚した。
親中派のインテリゲンチャーが日本官憲に捕まれば、それは日本が完全に戦争モードに入ったということを示す証拠です。
そうなんです。孫崎先生のコメントの肝は「戦争か平和」なんです。近衛は平和を望んだから失脚させられたのです。
>>5
一部の人間が本懐を遂げて国民全体が引きづりこまれたんじゃたまんないね。安倍氏とその取り巻きが本懐を遂げようとしていることに警告を発する意味で「日米開戦へのスパイ」は有意義なんですが、あなたは読みましたか?
>>6
この項は私のコメントの追加です。近衛の平和は対米国の平和。しかし、本懐を持つ人間には本懐を持てない人間は勝てない。戦争や革命が起これば勇ましい奴が軟弱な人間を駆逐する。これを修羅と呼ぶ。
ゾルゲ事件は東条英機が近衛内閣を打倒する謀略だった
櫻井 智志
『日米開戦へのスパイ』を出版した孫崎亨氏に、週刊誌『アサヒ芸能』は、編集部の高山惠氏がインタビューして掲載した。高山氏は、こう述べる。「ゾルゲ事件が炙り出す日米開戦の裏側。その闇は現在につながります」孫崎氏は日米開戦で隠蔽された歴史を暴き出した。これが事実なら、日本の近代史が変わる衝撃の一冊です。
私もこの本を購読した。本の正式タイトルは、『日米開戦へのスパイ[東条英機とゾルゲ事件]』である。孫崎氏は『日米開戦とゾルゲ』を書きたかった。書き始めると日露戦争からの政治の流れを執筆する必要を感じた。そうしてこの本は上梓された。
ゾルゲや尾崎秀実はソ連共産党のスパイとして逮捕され、大日本帝国は死刑に処した。孫崎氏も彼らがスパイであったことは固定していない。しかし、ゾルゲも尾崎も政府が国民を驚愕させるような影響力はなかった。
「ゾルゲはスパイだ」「ゾルゲに近い尾崎もスパイだ」「尾崎は近衛文麿内閣に親しかった」。この論理を巧妙に流布して東条英機は近衛文麿政権を打倒して自らが政権を握った。要諦は、ゾルゲ事件とは東条英機が近衛文麿を倒す策略であった。孫崎氏は述べる。江藤淳は『閉ざされた言語空間-占領軍の検閲と戦後日本』を書いた。「ゾルゲ事件」には「閉ざされた言語空間」がある。ゾルゲ事件を直接担当した井本臺吉、布施健は戦後は検事総長にまでなり、「ゾルゲ事件に疑問あり」の声は当然出てこない。
40年前に外務省分析課にいた孫崎氏は、1972年に外務省が招いた当時世界の共産主義問題の専門的権威だったクラウス・メーネストに入省間もない孫崎氏が地方旅行に同行した。「実は、戦後米国は私のことを『真珠湾攻撃の父』と呼んだことがあるんです」衝撃を受けてそこから孫崎氏の追求が始まる。
ゾルゲのイメージは出版界マスコミ界を通じて広がっていった。孫崎氏の著作は事実に基づいてひとつひとつ検証している。ゾルゲを担当した思想検事が検察中枢を押さえ、戦後の検察は断絶せず連続している。経緯は立ち読みでも書物にあたるのが適切。祥伝社から出版され、本体価格1700円。進歩派であっても、弾圧をおそれず真実を曲げずに言論を持続する。そのような貴重な抵抗の営みの成果である。2017年現在、いまの岩波書店や朝日新聞社は出版するまい。
戦前に戸坂潤や三木清が投獄され、大政翼賛会に出版界も賛同していった時に、進歩的文化人も進歩的知識人も抵抗できないほど、特高-思想検察によって世間の空気は、日本軍国主義に批判や躊躇する者を根こそぎ抜き取っていった。戦争が始まる時、隠蔽や抑圧、謀略と弾圧が一方で燃えさかり、一方で軍国主義の熱狂に賛同する勢力も批判派から転向し自身の中ですり替えて合理化する元進歩派も、濁流の奔流に呑み込まれ,流されていく。
>>3
ご紹介するのはおこがましい気がしますが、参考になれば幸いであり、短い時間に得た情報を回答します。
PC検索「太平洋戦争に至った背景とユダヤ勢力」で検索、ほかに「ソ連共産党とハザール系ユダヤ」と「日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎた」などを見ました。正誤は不明です。私は、米国、ロシア、中国を動かすユダヤに対する見方が貧弱であり、改めて勉強します。