現在、トランプは、あたかもすべてを決定できるように振舞っている。

 しかし、北朝鮮問題では、トランプの意向と違う力が働いている。

 先ず、首脳会談の前に基本方針が設定された。

 ・完全、不可逆、査察可能の非核化

 ・長期交渉はしない

 そしてリビア方式で揺さぶった。

 リビア方式は一般的には「リビアが核兵器開発しないという合意をした。その数年後攻撃され、カダフィは殺されたというもので、核兵器保有をしないと米国が何をするか判らない」という形で使われる。その「リビア方式」が米側の基本姿勢であるというのは、交渉しないというに等しい。

 先ずボルトン安全保障補佐官が言った。

 しかし、トランプはすぐこれを否定した。

 しかし、ペンス副大統領が再度リビア方式に言及し、北朝鮮は、もし金正恩がディールしないなら、リビアの様に終わるだろう(Pence: North