14日モスクワでの日ロ外相会談後のラブロフ外相の記者会見。冒頭発言(要旨)】

▼日ロ両国首脳による日ソ共同宣言に基づく交渉加速化の合意に応じた議論を行った。

▼日本側の要請で共同記者会見は行わなくなった。河野外相は、のちほど自分で公表するだろうが、その前に、こちらから会談内容についていくつか話しておく。

▼両首脳による完全なる両国関係正常化を目指すという政治意志に基づき交渉を活発化させた。

▼日ソ共同宣言に基づき交渉を進めるにあたっては、会談では、第二次世界大戦の結果、主権とともに南クリル諸島がロシアの領土になったと完全に認めるよう求めた。これがロシアの基本的立場であり、この点で最初の一歩を踏み出さない限りは、ほかの問題を前進させるのは難しい。

▼日本側は島の主権について問題にしているが、それは話し合わなかった。ロシアの領土だからだ。

▼日本政府は、これらの島々