米国大統領直接対決第一回討論評価
1:現在バイデンとトランプの支持率はバイデンが6%リードである。バイデンがリードしているが、十分逆転可能性がある。従ってこの討論会は今後の動向を見る上で極めて重要である。
2:事前の焦点は、トランプのバイデン攻撃をバイデンがかわせるかであった。
3:討論会の全体の流れは、トランプは演説が上手である、バイデンを攻撃する、これは予想通りであった。 バイデンは一部で不安視された議論に十分対応できないという面はなかった。しかし、これまでの民主党予備選の発言と異なり、バイデンはトランプ攻撃をかなり執拗に行ったこ
とである。これによってこの討論会の品格を大きく下げた。具体的には、「貴方は米国の最悪の大統領だ“You’re the worst president America has everhad.” Yowza!」「 彼はレーシストだ“He’s the racist.”」
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日本人の米国信者、殆どが自民党系だろうが、は、このような醜態でも「米国、好き」というのだろうか?相手がならず者故に好きという女性の心理があるので、一概に笑えないが。
現代アメリカを南北戦争前後の野蛮国アメリカと同等視する政治評論家がいるが、建国以来、USAには暴力が絶えない国なのです。今回のテレビ討論はその真実の姿を暴露したと言えましょう。
それでも、悪者ゆえの人気なのか、西側のマスコミは米国に贔屓する記事を書き続ける。徹底した堕落。それで終わればいいが、金太郎飴みたいに中国の悪口を書き続ける。アングロサクソンについて「鬼畜米英」と書き続けた日本の戦前メデイアと同じじゃないですか。おぞましいこと甚だしい。
自民党の諸君は親米一路をもうぼつぼつ考え直す時期ですぞ。この「ならずものたち」とつき合っているとえらいことになりますよ。今、目の前に控えているのは朝鮮やベトナムで起こった古式の戦争とは根本から違う。異次元の戦争ですぞ。日本列島がバトルランドになる戦争ですぞ。
バイデンは「一部で不安視された議論に十分対応できないという面」を「トランプ攻撃をかなり執拗に行った」ことで誤魔化した━と見ることもできるのでないか。
お互いに相手を批判する、批判合戦になれば、話を聞こうとする国民はしらけてしまう。建設的な議論とは程遠い。
言論の自由もこのような状況になれば、自由にも規制が必要ではないかと考えてしまう。さりとて、言動の自由が制限された中国新疆ウイグル地区の映像などで伝えられる場面を見れば直視できない。また、香港の国家安全維持法によって言論の自由が奪われてしまうような状況が起きているのも無視できない。
犠牲になるのは、どこでも、いつでも、その日の生活を何とか過ごしている非力な貧困者である。。今回カギを握っている人は、①若い人たち、②郊外に住んでいるインテリ層といわれている。本来は、米国を二分し、いかに国民を味方につけるかを争わなければならないと考えたなら、低レベルの批判合戦であり、二人の候補者は国民の期待に背いた行動をしている。
相手につきまとい、ののしり、さげすむヒトも、だれかがそうしている客観的な姿を見れば、ああこれはおかしいとわかるようだ。その判断で自らもかえりみることを切に願う。
動画をちらっとみたが、孫崎さんも指摘しているように、バイデンがトランプとプーチンとの関係に言及していることがわたしには印象に残った。(どちらが勝とうが日本はその現実に対応していくしかないが)仮にトランプが勝てば、トランプ二期目の米露関係はどうなるだろうか。それが米中関係や、日中、日露関係になにか影響を及ぼすだろうか。そういうことを考えながら見た。