私はTPPをかなりの期間フォローしてきた。
 TPPに入って得られるメリットはない。
 TPPに入った場合日本社会がうける被害は計り知れないものが予測される。
 そして、TPPへいく過程で、自民党は詭弁と嘘を貫いた。
 自民党の議員、約120人は紛れもなくTPP反対と言って選ばれた。
 しかし、今、安倍政権の支持率は高く、TPP反対もさして高くない。
 どうしてだろう。
 情報がないわけではない。
 幾つかの不可解なことは新聞を読んでいても十分に気づく。
 何故なのだろう。
 究極は、国民は騙されることをしっていて選択するのである。
 私はこのブログで、1946(昭和21)年8月「映画春秋 創刊号」における伊丹丹万作氏の言を引用した。
「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。それは、「だまし」の専門家と「だまされ」の専門家とに劃然と分れていたわけではなく、いま、