A-1 事実関係「ファイザー製ワクチン、デルタ株の予防効果低いが重症化防ぐ-調査」
(7月7日ブルムバーグ)
 米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、感染力が強いデルタ変異株に対する感染予防率は39%にとどまるが、感染しても入院や重症化をかなり防ぐことができる。イスラエルが最近実施した調査で示された。
 同国の保健省が22日発表したリポートによれば、ファイザー・ビオンテック製ワクチンは入院する確率を88%、重症化を91%の確率で防ぐ。調査は6月20ー7月17日にかけて行われたが、調査対象人数は明らかにされていない。
 同リポートは接種済みの集団と未接種の集団を比べる試験に複数の異なる方法が使用され、データに偏向がある可能性を示している。それでも、ブースター(追加免疫)接種を巡る議論を活発化させる公算が大きい。
A-2「イスラエル首相「ファイザー製ワクチンの予防