孫崎享のつぶやき
米英独仏伊首脳は9日電話会談し、「ハマスによる恐ろしいテロ行為への明白な非難」イスラエルへの「揺るぎない結束表明、他方トルコ大統領はイスラエルのガザ封鎖と爆撃は「虐殺」と発言。アラブ連盟は、イスラエルに対し、ガザへの攻撃を即座に停止要請の声明。
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コメント
コメントを書く>>11
全く同感です。
日本の放送界(言論界全体?)に圧力をかけるべく、「ナイラ証言」を思い出させる駐日イスラエル大使の記者会見が、今日ありました。
https://www.youtube.com/watch?v=sFdsiDZboRA
我々はまたまたダマサれるのか?
非西側(また西側の一部)はどう見ているか、「グローバルサウスと親パレスチナ」について、Shahid Bolsenという方の解説です。
https://twitter.com/ShortShort_News/status/1712362507808260512?s=20
文科系です。グーブログで「9条バトル」というのを17年やって来ましたが、本日掲載した拙稿を転載させていただきます。上の「pf」さんコメントがヒントになった拙考、原稿でしたから。
『 「ハマス」暴動は「ウ戦争目的」への煙幕 文科系 2023年10月14日 04時01分54秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
孫崎享の「つぶやき」へのあるコメントで知ったのだが、標記のような説があるようだ。イスラエルの元軍人高官のこんな文章を紹介しつつ、この説を提起した人がおられた。
「ガザからかつてないあれだけ大きな侵攻をやって、イスラエルが『寝耳に水で、軍も戦車も出さず』などということは、私の知る限りありえない」
ナルホドと思うと同時に、そのありえないことが起こった訳を「ウクライナ戦争はほぼ目的を達したから、ウ戦争に集まった世界の目に煙幕を張る必要が生じてきた」というのである。最初に述べておけば、この説が正しいか否かは、今後のウクライナ戦況とその報道との時の経過がすぐに教えてくれるはずだ。
としたら、ウクライナ「戦争」の米英狙いはこうなる。コロナでも進んだ米保護主義のさらなる促進、ノルトストリーム破壊によるロシア石油締め出しと世界エネルギーの高騰、旧式米英兵器の売却、これらを通じた米英経済・国家財政などの「延命」などなどである。
ウクライナへの米兵器輸出は、去年末以来どんどん少なくなっているという事実があるが、その事を世界は全く知らないだろう。そしてこの度、少なくなった兵器売却予算すら議会が認めなかった。つまり、目的を達したウクライナ戦争をウヤムヤにして、その真の目的を隠す煙幕が必要な時期が来たのである。』
>>16
お早うございます。コメントありがとうございます。
孫崎さん、訪中の団長のようですね。事務局は村山元首相の関係者であり、孫崎さんいよいよ前面に出てこられましたね。今までは鳩山氏と一体であるが裏方に徹していると、見ていましたので意外です。処理水問題は日中の大きなとげであり、与野党とも訪中できないというより、訪中したくとも断られているので、孫崎さんの中国の覚えが極めて大きく突出しているのでしょう。
処理水問題での成果を期待しているのですが、ロシアが鈴木宗男氏を最大限利用しているが、中国も同じように「切り取り」して、利用しようとしているのでしょう。帰国してからどのような発言をされるか不安感の中で期待もしています。
イスラエルの問題は、「領土」問題であり、経済を優先するEUも中国もアラブ諸国も米国と同じ「国を守り国民を守る」」軍事に行きつくのですが、中国を全面的に信用し、軍事力を無視し、抑止力を排除しようとしている中国に全面的に協力姿勢を示す人たちは、ウクライナとか今回の中東問題、インドと中国の深刻な国境問題を見る目も同じでしょう。インドは中立的であり、武力衝突を求めない民族であるが中国と国境問題で対立している現実を話題に上げることなく、仲間と見ている。あからさまなご都合主義である。
世界にあらゆる矛盾する問題が出ているが、りゃんさんがくどく言っているが、米国を悪とする考えから脱皮できない人々は、りゃんさんの話が全く分からない「偏狭性」にこりかたまっており、話がどこまで行っても平行線なのはいつも苦々しく見ています。
いかにも日本的又はB層らしい、薄っぺらい発想だな、と散見した見解に関して、二点指摘する。
まず、一点目、ハマスの支持率が38%云々。これは極めて、事態の上っ面しか見ていない、或いはズレた見解である。
何故なら、今回のハマスの軍事力行使は「宗教戦争」の側面があることを忘れてはならない。即ち、イスラム圏対シオニズムの戦いである。
というのは、ハマスは今回の軍事力行使に関する声明において、「ハマスの司令官は声明で、エルサレムのイスラム教聖地にある「アルアクサ・モスク」をイスラエルの入植者が「冒瀆(ぼうとく)した」と非難した。」とあるからだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR071QM0X01C23A0000000/
2年前にも同様の紛争があった。
https://www.afpbb.com/articles/-/3346036
「パレスチナ人は、聖なるモスクを守ろうという呼びかけに結集した。ハマスだけでなく、西岸のパレスチナ人、そして(イスラエルのパスポートを持つ1948年のパレスチナ人も初めて)アル・アクサを守るために立ち上がったのだ。はっきりさせておきたいのは、この叫びはハマスのためではなく、パレスチナのナショナリズムのためでもなかったということだ。イスラム教徒(スンニ派であれシーア派であれ)であることの核心に触れる象徴であるアル・アクサのためだった。それはイスラム圏全体に共鳴する叫びだった。」
https://english.almayadeen.net/articles/analysis/al-aqsa-flood:-the-surprise-is-that-some-are-surprised
アルアクサモスクはイスラム教の聖地であり、スンニ派、シーア派にとって同様に冒すべからざる場所である。それがイスラエル宗教右派により冒涜された。そのことに抵抗し、抗議することはアラブ全体の大義になるだろう。
イラン最高指導者ハメネイ師氏は、「シオニスト政権の犯罪に対するイスラム世界の反応の必要性を強調し、イスラム世界全体がパレスチナ国家を支援する義務があると主張しました。」とある。
http://english.khamenei.ir/news/10160/Recent-Palestinian-operation-result-of-Zionists-ferocity
勿論、周辺国はアラブの大義だけで、軽々しくイスラエルに対して軍事力行使に踏み切ることはないだろう。
だが、ハマスの支持率38%などと、トンチンカンな意見を言う前に、押さえておくべき前提である。
ハマスは、イスラム圏全体への支持やアピールを意図して、「金曜礼拝が行われる13日に東エルサレムにあるイスラム教礼拝所「アルアクサ・モスク」にデモ行進し、敷地内で終日、抗議を行うよう求めた。」のだろう。
https://jp.reuters.com/article/israel-palestinians-hamas-protest-idJPKBN31C27S
以下はIndian PunchlineのMK バドラクマール氏の見解である。
「その上、ヨルダン川西岸の他のパレスチナ人グループや組織が、ハマスの戦略的目標を促進するような決定を下せば、イスラエル軍は二正面作戦に直面することになり、万事休すだ。実際、ヨルダン川西岸には第3次インティファーダの条件が揃っている。
そして、そのようなシナリオでは、ハマスが有利になる。ハマスこそが、現在87歳のパレスチナ自治政府のアッバス議長に次ぐ、適切な、そしておそらく唯一の代替案となりうる存在なのだ。」
https://www.indianpunchline.com/us-in-a-quandary-over-israels-war-on-gaza/
「第3次インティファーダ」という表現に注目したい。第1次インティファーダこそ、非暴力の真のインティファーダだ、みたいなこれまた薄っぺらいハナシをつい最近目の当たりにした。
だが、ガザ地区の絶望がより深化した今日、残念ながら人道的非暴力抵抗を求めることは空論に終わるだろう。ハマスの軍事力行使をテロ呼ばわりして、パレスチナ人に非暴力抵抗でなきゃ、駄目じゃないか!みたいな説教を垂れている日本人には分からない現実を、我々は想像しながら、言説を紡ぐ必要がある。
勿論、我々は当事者ではないから、何も出来ない。個人的には、即時停戦を祈るばかりだ。
二点め。日本の薄っぺらいジャーナリストやB層が好んで使う論法。国際人道法違反云々、国際法違反だー!論。
これは、論法として間違いとは言わないが、実質的に無意味なハナシだから、空論であることは間違いない。
現に戦闘状態にある両陣営にそれぞれ、国際法違反だー、と指摘しても、何も解決しないことは小学生でも分かりそうなものだが、分からない輩がいるからフシギだ。
例えば、小学生どうしのケンカを、「ケンカだ、ケンカだ」とか、眺めながら「ケンカはダメよー」(=国際法違反)などと言っても無意味であることを想像したら良い。この場合、大事なことは、教員や他の児童が止めに入ることである。
しかも、安保理常任理事国アメリカ帝国は明らかにイスラエルに肩入れしている。国際法は機能不全だ。こんなことは言わずもがな。常識的前提である。
しかし、またぞろ「国際法違反だー」の無意味なハナシを繰り返している連中を見ると呆れ果てる。日本人B層らしいな、と。
私は上記のように、海外ブログや報道から情報や論評を得て、参考にして、自分なりの考えをまとめているが、私がよく見る海外論者は、国際法違反どーの、こーのと書き綴っている人を見たことがない。元外交官、元軍人、ジャーナリスト等、その道の識見を備えた専門家達だ。
私は、彼らが国際法を無視しているとは考えていないが、重要な論点とは見なしていない、ということはないかな、と見ている。
国際情勢を考える上では、国際法より、もっと大事な論点、ポイントがある、ということだろう。
その意味では、海外の論者は「大人」で、日本人の多くは、上っ面だけしか見えない小学生並みの幼稚なB層ばかりなのだろうな、と見ている。
>>19
インスピレーションを得て頂きまして大変恐縮ですが、私自身は「煙幕」説までは思い至らなかった次第です。一方、ウクライナ状況をざっと見れば-
・ウクライナの反攻失敗
・ゼレンスキー政権の汚職etc.により、西側(特に米国)世論にウクライナ支援への不信が高まり始める → ウクライナ支援の先細り
・ウクライナの戦闘用リソース枯渇の始まり
つまり、ウクライナ紛争を仕掛けた勢力は「この漁区の魚は殆ど獲り尽くした。もう次の漁場へ行く潮時だべ」━そう判断した可能性が頭を過ぎったわけです。「次の漁場」には当然「台湾」「北朝鮮」も含まれますが、いずれにせよ、昔も今も「戦争中毒」の連中ですから、世界中至る所で「常に相手に先制攻撃させ、あるいは相手が先に卑劣な軍事行動をとったと宣伝し、正義の名において宣戦布告」━まだまだ この方式を繰り返すに違いありません。
>>23
あなたの見解に賛同します。
>>22
米国を悪ではなく、米国のファシズムを批判してるのです。米国にもいろんな層があり、例えば、ロバートケネデイージュニアの運動には私たちは強いシンパシーを抱いております。
>>24
同感です。
>>25
>第一に、ハマスの支持率は、わたしの作文ではなくて、ガザ住民にとっての事実の数字ですよ。
日本語が読めないのか?
私は、ハマスの支持率云々を言うことは、論点がズレたトンチンカンなハナシだ、と言っている。
>第二に、国際人道法など無視していいというのなら、それは、あなたがイスラエルやロシアと同じということです。ロシアと同じというのは、褒め言葉なのかな。
では訊く。
「米英独仏伊首脳は9日電話会談し、「ハマスによる恐ろしいテロ行為への明白な非難」イスラエルへの「揺るぎない結束表明」」という孫崎先生の問題提起をどう分析するのか、是非御高説を賜りたい。
国際人道法?そんなハナシは優先順位は低い。だから、空論だ。私はそう言っているだけだ。オマエみたいな、薄っぺらいB層より、私は現実主義だ。
国際人道法(※実際には実効性ない空文句)を信奉して、問題が解決するなら、そもそも戦争にならんわ。正直、こういう下らないことを言い立てる輩、内心軽蔑している。