ウクライナ情勢は今極めて不安定な状況に入っている。
最大の理由は、前線でウクライナ軍が押されていることである。
米国を中心とするNATOの軍事支援をうけ、ウクライナはミサイル、ドローン等ハイテク武器で優位に立ち、昨年の春から夏にかけ反転攻勢をかけた。しかし、ロシアは戦時経済体制を確立し、ハイテク分野で米国提供の武器に追い付き、昨年秋には砲弾数、無人機等のハイテクでウクライナ軍を凌駕した。こうした状況を踏まえ、ザルジニー軍総司令官は戦況を膠着とし、反転攻勢を無理とした。しかしあくまで露軍の解放を求めるゼレンスキーと対立、結局ゼレンスキーはザルジニーを解任させた。
そして、ロシア、ウクライナ双方が重視した激戦地アブデーフカからウクライナ軍が撤退を決定した。
こうした中でのウクライナ世論調査
ウクライナ世論調査、ゼレンスキー氏「信頼」64%に低下…解任のザルジニー前総司令官は94%
ウクライナの調
孫崎享のつぶやき
ウクライナ情勢は今極めて不安定な状況に。「キーウ国際社会学研究所」世論調査 ゼレンスキー大統領を「信頼する」は昨年12月77%→64%、解任されたザルジニー前軍総司令官は94%が信頼、ウクライナが現在進む方向に、46%が「間違っている」「正しい」は44%
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コメント
コメントを書くウクライナの研究機関が発表してるのです。ゼレンスキ―はプーチンと話し合うのじゃないでしょうか。
ウクライナ軍のアウディーイウカからの撤退により、ウクライナの敗北の流れは一層強まった。
一方、タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領へのインタビューは全世界の注目を浴び、西側主流権威筋メディアは黙殺しているが、インターネットを通じて、アメリカ帝国内でも多くの人が視聴しただろう。
対する戦争屋、軍産複合体、DSの狼狽が推察される。
そんな状況下で、タイミング良く?ナワリヌイ氏が亡くなった。
ナワリヌイ氏の死は一般論として追悼するべきものではある。しかし、彼の人生は意図してかどうかはわからないが、国際政治の思惑或いは各国の諜報機関を吸い寄せる要素を多分に含んでいたのではないか?ロシア反体制派といえば、アメリカ帝国らにとって好都合な存在である。
そのような観点から、ナワリヌイ氏の死を政治利用するにあたり、ロシアとアメリカ帝国のどちらにメリットがあるか?単純に考えてみたい。
①プーチン大統領は、圧倒的に国民の支持を得ている。
②特別軍事作戦はロシア有利に推移している。
③アメリカ帝国のウクライナ支援は、下院共和党の反対により暗礁に乗り上げている。
④タッカー・カールソンのプーチンインタビューにより、アメリカ帝国らの悪辣さが、改めて世界的に暴露された。
このような事実現実を踏まえると、①②から、このタイミングでナワリヌイ氏に手を下すメリットはロシアにはないと考えるのが妥当だろう。
一方、アメリカ帝国とかイギリスあたりは、③④から形勢逆転をはからないといけない状況だ。ナワリヌイ氏の死は彼らには「好都合」だろう。プーチン氏非難の良い材料として政治利用できる。
実際、ナワリヌイ氏の死を奇貨として、バイデンはウクライナ支援をアメリカ帝国議会に呼びかけた。
https://www.telegraph.co.uk/us/news/2024/02/16/mike-pence-republicans-ukraine-aid-alexei-navalny/
「米国大統領は、ロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏の死を受けてホワイトハウスの演壇から演説し、ウラジーミル・プーチン氏に対する「力強い代弁者」と称賛した。
同氏は、ウクライナ向け610億ドル(480億ポンド)を含む大規模な軍事支援策が議会で滞ったままの状態で下院が2週間の休会に入ったことを怒りを込めて批判した。」
また、ナワリヌイ氏は2020年にも毒殺未遂にあっているが、Moon of Alabama2月17日付によると、不自然な点もあるようだ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Poisoning_of_Alexei_Navalny
同氏は2020年8月20日にトムスクというところから乗った機内で苦しみだし、オムスクというところで緊急着陸して、病院に搬送された。そして、その2日後、ドイツ・ベルリンの病院に転院したという。ところが、奇妙なことに化学兵器禁止機関(OPCW)に対して、ナワリヌイ氏の体調が悪化したその日、即ち8月20日の段階で、既にドイツ政府なら技術協力の要請を行ったという。8月20日時点では、ナワリヌイ氏はロシア国内オムスクの病院にいたはずなのに。
「1.41ドイツの要請により、2020 年 8 月 20 日、事務局はロシア国民毒殺容疑に関連して技術支援訪問 (TAV) を実施するチームを派遣した。 TAV は生物医学サンプルの収集に限定されていました。サンプルは OPCW 指定の 2 つの研究所に発送されました。」
また、今回不幸にして亡くなったナワリヌイ氏ではあるが、妻ユリア・ナヴァルナヤさんは、「ミュンヘン安全保障会議で壇上に上がることができたのは、夫が自分の代わりに何をしてくれるかを考えたからだと語った。」
ミュンヘン安全保障会議?絶妙なタイミングではないか?
https://www.telegraph.co.uk/world-news/2024/02/16/alexei-navalny-wife-emotional-speech-munich-vladimir-putin/
「ナワリヌイ氏の妻がミュンヘンで泣き崩れた?
いや、彼女は笑顔でスピーチを行い、拍手のシャワーを浴びた。
彼女が新しい野党党首なのだろうか? 話は自ずと見えてくる。」
https://twitter.com/MyLordBebo/status/1758534092398698718
真相は私はわからない。しかし、ナワリヌイ氏の死を政治利用することに関して、直接的な動機があるのはアメリカ帝国とかイギリスら西側だ。これは事実現実から容易に推定できる。
ノルドストリームを爆破できるくらいだから、収監されたヒトに手を下すことは、そんなに難しくはないのだろうな。コワイ、コワイ。
>>3
全く同感です。
元フォックスのキャスターのタッカーにプーチンは殺人事件が起こった場合誰が得するか深く考えて欲しいと諭してました。
ナワリヌイの死は認知症のバイデンを狂喜させました。得したのは西欧のナチズムとネオコンとバイデンです。それに日本のB層です。
久しぶりに、文科系です。
去年春にマリウポリ、次いでバフムート、今アウディーイウカ。すべて、コンクリートで固めた、要塞都市ですよね。これらを奪ったうえで、境界に塹壕を敷けば、東部ロシア人地区はもう守れる。と言う「現状」がずっと続くのでしょう。ロシアはもう、攻める必要が無い。だからゼレンスキーは「これらの要塞都市を死守せよ」と言明してきたのでしょうね。
というような側面をば、日本マスコミが何も報道しないのが、大本営発表!
RT 17 Feb, 2024
バイデン、アヴディフカ陥落の原因を共和党になすりつける
https://www.rt.com/news/592604-biden-avdeevka-ukraine-aid/
米大統領、キエフへの更なる援助を承認しなかった議員たちの所為で、ウクライナの拠点がロシアに奪われたと主張-
ジョー・バイデン米大統領は、今週ウクライナの拠点がロシア軍に奪われたのは、キエフへの600億ドルの追加援助要求を承認しなかった共和党議員の所為だと主張した。
「今朝、ウクライナ軍はアヴディフカからの撤退を余儀なくされた。議会の不作為の結果、ウクライナ兵は物資の減少により弾薬の供給量を制限せざるを得ず、その結果、ロシアは数ヶ月ぶりに顕著な戦果を挙げた」とバイデン氏は土曜日の声明で述べた。
声明は、バイデン氏がウクライナのゼレンスキー大統領に対し、「ロシアの残忍な侵略から2年を迎えるのを前に、ウクライナ支援を継続するという米国のコミットメントを強調する」と発した電話会談の内容を詳述した。
しかし、バイデン氏は金曜日、記者団に対し、最新の支援要請に対する議会の承認なしには、政権がウクライナに追加弾薬を提供することは不可能だと認めた。同氏はまた、ウクライナ、イスラエル、台湾への合計950億ドルの資金提供を含む超党派の上院法案を可決せずに休暇に入った米下院議員を非難した。
「パニックとは言わないが、米国が信頼できる同盟国であるかどうかに大きな懸念がある」と米大統領は述べた。「彼らが前向きになる時期が来たと思わないかね?2週間の休暇中?彼らは何を考えているのだ?何というか、奇妙なことだ」
ゼレンスキー大統領はミュンヘン安全保障会議の演説で、ロシア軍の執拗な攻撃を受けていたアヴディフカからウクライナ軍が撤退したことを認めたが、これは多くの犠牲者が出るのを避けたことによる。これを受けて、ホワイトハウスはバイデン氏の最新の声明を発表した。 同氏は明らかに米国議員を攻撃し、「独裁者は休暇に行かないことを皆さん覚えておくように」と述べた。
選挙で選ばれたウクライナ政府を西側が倒した後、ドンバス地方で地元民兵組織とキエフ軍の間で紛争が勃発した2014年以来、アヴディフカは火種となっている。キエフ軍は長年に亘り、約20キロ南にあるドネツクの住宅地を砲撃するためにこの街を利用してきた。
議会共和党は、ウクライナ支援法案には米国の不法移民危機への対応策が含まれていると主張している。「下院共和党は、いわゆる国家安全保障補足法案は、国家安全保障は国境から始まることを認識しなければならないと、議論の当初から明確にしていた」とマイク・ジョンソン下院議長は述べた。
バイデン政権は1月、これまでに承認された支援策向けの1130億ドルを使い果たし、ウクライナへの資金が底をついたことを認めた。共和党議員の中には、バイデン氏は紛争終結に向けた戦略を示さず、ウクライナでの流血を長引かせているだけで、米国の税金を無駄にしていると主張する者もいる。
>>3
次は妻ですか 鋭い 今後もよろしく。勿論、日本のマスコミは赤旗でもよめません。
コノサイトは孫さん以外にコメントが楽しい。孤軍奮闘も西側マスコミのコピーライタも笑える。
>>5
初めてコメントみました。今後ともよろしくお願いいたします。
私は田中宇さんファンです。直近の記事https://tanakanews.com/240218money.phpです。
軍事、政治も経済ももう末期です。しかし簡単に美味い世界を彼らは最後まで自ら手放さないでしょうね。
でもプーチンの言うように、5年の持久戦で西側ドルの麻薬も使いすぎで、効かなくなるようですね。
>>6
ということは、トランプはロシアの味方ですね。
田中宇さんはトランプは隠れ多極主義者と鋭い指摘をされています。私は田中宇さんのセールスマンです。
よろしくお願いいたします。
>>3
まあなんとタイミングよく東京で復興会議。アウディーイウカの復興にも金は出すのかな?
それともキエフだけですか?
まじで何方か教えてください。