『日本を疑うニュースの論点』が8月26日出版された。
「おわりに」を若い人用に書いた。若い人に政治に関心持ってもらいたいと思って書いた。
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今年7月、70歳を迎えた私は、ほぼ毎日、皇居一周5キロをジョギングしている。マラソンの完走が目標なのだ。
体力には自信がある。とはいえ、自分の姿を鏡で見るたび愕然とする。気づかない間に年齢を重ねてしまったものである。
幸いにして私は、若い世代と話す機会が多い。大学のゼミで講義をすることもあるし、講演には若者もたくさんやって来る。また、私のツイッターは、大学生なども多くフォローしてくれている。本書のもとになった「ニコニコ生放送」のチャンネルを立ち上げたときにも、会員登録してくれたのは20代が最も多かった。
将来の日本を背負うのは、こうした若い世代である。彼らには是
コメント
コメントを書くブッシュ政権によるイラク攻撃の機運が高まった時期に、
娘が通学していた神戸商科大学(現、兵庫県立大学)、一回生のときの英語の授業で
教師から「米国によるイラクへの攻撃に反対の人は挙手してください。」
という質問に50名余りの生徒の中で一人を除き全員が挙手したことを伝え聞きました。
正しい情報が遮断されていても若者には何となく実態が分かることがあるものだとその時に思いました。
逆に尖閣、竹島については、老若男女を問わず、中国、韓国に盗られたと思いこまされ”日本の固有の領土”だと
寸分も疑わない人が多いと感じています。
私の友人も、ほとんどが政府(共産党も)の主張を疑うことなく盗られたと思い込んでいます。
尖閣、竹島は極東アジアが戦火で壊滅する原因になりうると思われ危惧しています。
それは相手国にとっては国家の苦難の歴史揺るがすとてつもない屈辱行為であり、一歩たりとも譲歩することはありえないからです。
サンフランシスコ平和条約の内容にとどまらず、
明治期になされた日本の「領土宣言」そのものが無効で武力を背景に他国の島を強奪したことを
国民に明確に知らせるべきだとおもいます。
日本人はバランス感覚(基本的に無宗教)に優れているので直ぐに事実を把握、理解し賢明な選択が可能だとおもいます。
国民は、安倍政権が信頼できない人達だと分かっていても、米国が他国の人権を侵害していると分かっていても
日本の領土問題に対し、米国の後ろ盾を期待し望み、はからずも国民が安倍政権の親米政策を支持しているのが現在の実態だと思います。
Where have those flowers gone? Long time gone...
基本的に昔は良かったと思うのは間違いでしょうね。なぜって、今は昔の延長にしかすぎないのですから。そこには当然ながら、discontinuityはない。明治の日本人は今の日本人より偉かった、しっかりしていたといのは、間違い。明治の次に、大正、昭和があり、その次に平成があるのだから。もし明治の日本人が立派だったら、日清、日露戦争もないし、その後の軍拡、馬鹿げた大東亜戦争もないし、原爆も落ちないような、基礎をつくっただろう。すべては明治に始まっているんだよね。サムライ転じて軍人や官吏になった威勢のいい者たちが、戦争によって日本に成長と発展をもたらそうとしたためである。戦後の対米一辺倒という、孫崎サンが嘆く日本の外交も、皆、孫崎サンの誇る「怒れる若者たち(Angry Young Men)」の孫崎サンと同期のク外交官が実行してきたんじゃないんですか。
「魯墨(ロシアとアメリカ)との講和一定すれば、我より是を破り信を夷狄に失うべからず。ただ章程を厳にし信義を厚うし、其間を以て国力を養い、取り易き朝鮮満州支那を切り随え、交易にて魯墨に失う所は、また土地にて鮮満に償うべし」
(ロシアやアメリカのような強国に対しては、信義を篤くして友好関係を結ぶことで国力を養ったしかる後に、たやすく手に入れられる朝鮮と満州、そして中国の領土を占領し、強国との交易で失ったものを、弱者からの搾取で償うべきである) 「獄是帳」より
上記↑吉田松陰…「獄是帳」より
松陰:「疏球を収め、朝鮮を取り、満洲を攻め、支那を圧し、印度に臨み、以て進取の勢を張り、以て退守の基を固くし、神功の未だ遂げざりし所を遂げ、豊国の未だ果たさざりし所を果たすにしかず。」
(琉球を手に入れ、朝鮮をうばった後に、満州に攻め込んで中国を制圧し、さらにはインドをうかがいながら攻勢をかけて、本土の防衛を揺るぎないものとすることで、神功皇后がなし得なかったことを叶え、豊臣秀吉が遂げられなかった意志を受け継ぐ以外に他の道はないだろうから・・)
(一八五六年『幽室文稿』)
明治時代を設計した先覚者、侵略学の権威吉田松陰は、東京九段坂にある靖国神社に神位第一号として祀られている。
※神様の御位正一位(みくらいしょういちい):神位の最上位。
天皇に命をささげた(戦死)かどうかが合祀の条件。
>>3
こういう政治的な事柄を敢えて授業で触れること自体、教官としては勇気がいることだと思いますし、素晴らしいと思います(あるいはそんな結果になるとは思わずに質問したのかもしれませんが)。
でも、時事問題についての知識がなかったり、自分なりの意見を持っていてそれをうまく伝えられないようならいくら外国語が堪能でも外国人と対等に渡り合うことは出来ないと思います。
十年以上も前になりますが、自分が海外旅行をした時に、海外(その時は南米)では反米感情がとても強いことに驚いた経験があります。「私はブッシュが大嫌いです」と言ったら握手を求められたことさえありました。アメリカは今正にシリアへの攻撃を始めようとしています。そんな時にアメリカに尻尾を振ってついて行くアベ政権や外務省、また、IAEAの言いなりで原発を再稼働しようとする政府・電力会社・経産省の姿は彼らの目にどう映るのか?愚かなニポンジンとして馬鹿にされるだけでなく、アジア諸国のみならず世界中から嫌われるようになるのが落ちではないでしょうか?
私たちは決して現在の政権・政策を支持などしていない、アメリカの言いなりになどならないということを自ら発信する力を付けていかなければならないと思います。
>>10
日本政府が正しい歴史認識を持つようにとの国連の事務総長の発言に対し、菅官房長官は不快感をあらわにした、と政府 の広報になり下がっているNHK、民放、全国紙のマスコミ。
消費税増税の集中点検会合なんて、大多数の賛成者を呼んでのヤラセなのに、出席者の多数は増税賛成だったと、そのまま報道している。
自民党農林族が、TPP交渉に参加したのに、情報がないのはけしからんと怒った、なんて、今さら見え透いた猿芝居なのに、そのまま報道。
ニュースを疑い、問題に気付いた人は、真相を伝え、あるべきビジョンを提示し、わかりやすく、説得力をもって、親戚、知人、友人、周囲の人々に会話、対話できるように発信力バージョンアップを心がけることが必要です。こうした地道な努力なくして、よりよい日本に転換させることはできません。その意味で趣旨に賛同いたします。
これに関する個人的見解は今の若者は素直だから、というのが第一要因であると思います。今の日本の若い人は周囲から言われたこと、良しとされたことを非常に真面目に取り組むことに特徴があると思います。反対する連中は「KY」とされ、排斥されます。故筑紫哲也氏の空気など読むなという言葉は世代間の違いを感じます。
戦中、戦後世代は良くも悪くも混乱期、形成期にあったのだと思います。管理しきれない連中が必ずいた。でも今や官僚を筆頭に独裁体制は磐石であり、教育や社会も管理されています。把握できています。不穏分子を排斥できます。そんな中で教育される若者は当然その世相に適応した生き物になるは道理。
既得権益層は若者というか被支配層に無関心を望む。無知を望む。野心を望む。若者はそれに愚直に応えた。その結果が今である。若者と老人を分けないでください。それらは同じです。若者は今の老人の理想ですし、今の老人は若者の未来です。日本人はホンネとタテマエが好きですが、若い連中はよく学習しました。